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フィーチャーフォン・ガラケー

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フィーチャーフォン・ガラケー

フィーチャーフォン・ガラケー

2018/06/04

 ガラケー(陸の孤島になぞらえガラパゴス携帯・フィーチャーフォン)とは、日本独自の進化を遂げたドコモで言うところのmovaやFOMA、大枠ではPHSなどを含む、通話をメインとし、通信キャリア独自のメールアドレスによるメール機能を備え、モノによっては、やはりドコモで言うところのiモードという制約のあるインターネット接続環境を持った携帯電話のこと。

私的ガラケーの変遷

 PHS、mova、FOMAなどのケータイ、携帯電話は少なくとも5台は乗り換え、また、ザウルス、カシオペアなどのPDAなども併用していたり、持っていたりしたものの、スマホに移行するどころか、ガラケーすら解約、以後、PCのみで事足りてきました。

 しかし、時代は変わり、スマホやタブレットへの移行なんて進まない(ゴリ押しはするでしょうが、市場が受け入れない)と思っていたら、見事に予想はハズレ、街から公衆電話がことごとく消えていくに連れ、従来の携帯電話はガラケーとして廃れ始め、月額料金も高いのにスマホが当たり前な時代になってしまいました。

古いガラケーFOMAでカケホーダイ

 今となっては、自身はガラケーすらなくても不便を感じませんが、親が不便そうだと思っていた折り、ガラケー・スマホ2台持ちの親戚が2千数百円/月でカケホーダイ(ガラケー)を利用していることを知りました。

 宅内のネット環境については、去年だか一昨年だか、サービスの先行きも長くないということで仕方無しにADSLから光に移行し、家の電話は休止、IP電話料金の光電話サービスを利用、無線LANカードオプションなしのホームゲートウェイに無線LANルータをつなぎ、必要に応じて無線アクセスポイントとして使っていますが、それでも電話代が結構な額になる親にとって2200円(税抜き)でかけ放題というのは、かなりお得。

 あとは、初期投資で、ガラケーを改めて買うのもな...と思ったのですが、よく考えてみたら、自身が過去使っていたガラケーが3台あることを思い出しました。

モトローラM702iS

 残念なことに内2台は、既にサービスが終わったmovaでしたが、残りの1台は、FOMA(モトローラ製M702iS/docomo用)で今尚使えるらしい。

なくしてしまった充電器と予備のバッテリを購入

 捨ててしまったのか、ACアダプタはない、さすがに放置しすぎてバッテリも怪しい為、AmazonとYahoo!ショッピングで早速、購入。

モトローラM702iS用電池パックM03

 Motorola M702iSのバッテリ(M03)はこれ、Yahoo!ショッピング/pclifeで中古が1170円。

 写真上のPLAというラベルの方は、元から使っていたもの、下のQAAとある方が、今回買った中古。

 代替品もあるようですが、M702iSには入らないなんて情報もあり、更に調べてみるとM702iS/M702iGは日本(docomo)モデルらしく、世界では、Motorola RAZRとか、MOTORAZRなどと呼ばれるシリーズであり、内、Motorola RAZR V3系からの派生が、M702iS/M702iGである模様、代替バッテリと言えば、Motorola RAZR V3用のようで電池容量が3.7V/720mAhと、M702iS純正の3.7V/900mAhよりもやや少ない。

 というわけで中古ながら純正品を買うことにしました。

モトローラM702iS用ACアダプタ

 Motorola M702iS(/iGも?)の専用ACアダプタは5V/500mAのこれ、Amazonマーケットプレイス/ユーディーピィで新品?790円。

 後日、予備にもう1個、同じ店で買い、結果、2個。

 尚、事前調査してみるとUSBポートがミニUSBという変わり種のM702iS(/iGも?)には、当時の情報含め、専用のFOMA-ミニUSB変換アダプタ01なるもの+FOMA充電器が必要とありましたが、変換アダプタ01なるものは自身は全く記憶にない...と探してみたらMotorola専用ACアダプタなるものを発見した次第。

 届き次第、使えるかどうか確認の上、使えれば、ドコモショップに出向いてカケホーダイを契約してこようと思います(ちなみにカケホーダイやデータプランのみはWeb申し込みもできない模様)。

 うまく事が運べば、遅まきながらモバイラーデビュー(親が)。

 何の疑問も抱かず、アダプタがあって良かったとしか思っていなかったのですが、そう言えば、これACアダプタだけど、PCなどのUSBから、というか、モバイルバッテリーから充電する場合は...と手持ちの(なんとmicroではなく)mini USBケーブルで試みるも充電できず、どうやるんだ...?と思って探してみるとMotorola M702iS/M702iG/Motorola RAZR...は発売当時から、USB充電したい人たちの欲求が渦巻いていたようです。

 どうやら普通のmini USBケーブルだとMotorola M702iS/M702iG/Motorola RAZR...は[通信モード](データ通信)と解釈し、充電できず、これを使うためには配線変更(改造)を要するとのことで試しに挑戦してみましたが、小さすぎてはんだ付け段階で断念。

 中には、これらに対応したUSBケーブルを謳う製品もあったようですが、Motorolaの(ガラケー)専用ドライバをインストールしてあることが、つまり、できてもPC前提だったようで、そもそも、そうしたケーブルもソフトウェアも、いや、前者はバカ高かったり、状態不明だったりが気にならなければ、今もあるにはありそうですが、後者がないし、今となっては存在しない模様、ドライバが必要じゃ、何れにしろモバイルバッテリーではダメってことに...。

 今は、飛行機、新幹線、店などでも客用にコンセントを使える場所も増えているから、まだましですが、ACアダプタか、予備バッテリを持ち歩くしかなさ気。

2018/06/09

 一昨日バッテリが、昨日ACアダプタが届きました。

 バッテリは、ケータイ付属のものと状況が変わらなかった(電池マークが真っ赤で点灯していた=カラだった)為、翌日届いたACアダプタで充電してみるとどっちのバッテリも最初、電池マークが真っ赤な点滅状態となり、徐々に目盛りが1つ、2つ、3つと増えていき、1〜2時間?で充電完了し、完璧。

 昨日時点で一応、ドコモショップへ電話し、FOMAなら10年以上前の機種でも大丈夫か確認、「たぶん大丈夫」ということでした。

 電源入れっぱなしで今朝まで置いておいても電池残量メータがフルだったことを以て、ピッカピカで新品同様の見た目ばかりでなく、機能的にも、まだまだ現役でいけると判断し、早速、ドコモショップへ。

 M702iS(ガラケー)と免許証(身分証明書)、クレジットカード(/デビットカード/キャッシュカード)のみ、認印要らずで持ち込みガラケーによる新規回線契約完了、SIMを入れてもらい、即、通話可能となりました。

 尚、現時点、「ドコモショップでは」、持ち込みケータイの「新規」回線契約については、ケータイ0円購入による新規契約扱いでのみ処理できるとのことで自身のケースの場合、キッズケータイを0円で購入、そのSIMカードをM702iSに入れたという「てい」(SIMなしキッズケータイも持ち帰ること)になりました。

 ちなみに、その際、ドコモがFOMAガラケー持ち込みサポート中であればという条件下で、もし、今回契約したガラケーが壊れた場合、ガラホでもスマホでもなく、中古の入手などでガラケーを持ち込めば、「機種変更」扱いになるのか、尋ねたところ、「なる」とのことでした。

 というわけで我が親、今更ながらも、とうとうモバイルデビュー(ガラケーですけどね)。

懐かしのMotorola M702iS

2018/06/10

 ところでカケホーダイっていつからあったのか...ほお...2014年からか...おっ、相手が携帯・スマホでもいいのか...思っていた以上に電話代安上がりじゃん...。

 4年も気づかなかったとは...従量課金が当たり前だった当時、10年以上に渡ってケータイ通話・通信料(電話・メールのみ)にどれだけつぎ込んだかわからない自身としては、まさかキャリアがこんなサービス始めるとは思いもよりませんでした...。

 このガラケー、契約はカケホーダイのみとはいえ、すっかり、忘れたM702iSの使い方、親に教えるためにも復習...。

 そこで検索してみると、ありがたいことに未だに存在するM702iSの取扱説明書をダウンロード、428ページもある...が、ざっと眺めてみました。

 おお、発売から12年経っているとは思えないほどの高機能じゃんか...。

 画質はさておきカメラはもちろん、テレビ電話、手放しのスピーカー通話、カケホーダイの対象外ではあるが国際通話もでき、無線もbluetooth、赤外線通信、通信モード/microSDモードを選択可能なUSBモードの3種...。

 とりあえず、自身初となるbluetoothを体験してみることに...。

 OSはDebian(Linux)、デスクトップは主にMATE、Debian Wiki ja/BluetoothUserによるとその名もbluetoothパッケージ、GUIのgnome-bluetooth、bluemanなどがあるらしい。

 更にbluezなるものも...また、M702iSの製造メーカーであるmotorolaでリポジトリ検索するとbluetooth、IrDA、Wifiなどが使えるanyremoteパッケージなどがあり、とりあえず、どれもこれも入れて、念の為、再起動してみたら、タスクバー上とメニューから[システム] => [設定] => [ハードウェア]を辿ったところに[Bluetoothマネージャ]、後者には[Bluetoothアダプタ]もある。

 Debian上で[Bluetoothマネージャ]を起動しつつ、ガラケーM702iSの[接続設定]から[ネットワーク?]アイコン => [Bluetooth]アイコン、[Bluetooth接続待機]を選択すると一瞬[接続待機時間:3分]と表示され、ホーム画面上部にBluetoothアイコンが点滅するので、この間にDebian側からアクセス。

 ちなみにM702iSを待機させずにM702iSからDebianをペアリングしようにもBluetoothバージョンが古いからでしょう、見つけ出せなかったのですが、後述のようにDebianからアクセスしてペアリング完了した後は、M702iSからもアクセスできるようになりました。

  1. M702iSのBluetooth[接続待機時間:3分]以内にDebian上の[Bluetoothマネージャ]から[検索]
  2. M702iS上で変更も可能なBluetooth通信先名の名称がヒット
  3. 対象機器(行)を選択した状態で[ペアリング]ボタンを押下
  4. なぜか、自動で前面には、ポップアップされませんが、タスクバーにはあるので選択、[PIN]コード入力画面を表示させる
  5. [PIN]コードとして[1ケタ以上の任意の数値]を入力
  6. M702iSが着信状態のようになり、[debian]のような名称からのアクセスを許可するか否かの[はい/いいえ]選択状態となる
  7. ここで[はい]を選択すると[パスキー]を問われるのでDebian上で入力した任意のPIN番号を入力
  8. PINコードとパスキーが一致すれば、ペアリング完了
    (同時にM702iS側のBluetoothメニューの[登録機器リスト]にも[debian]と表示されるようになりました)

 取説を参考にM702iSから電話帳を1件送信してみるとDebian上の[ダウンロード]フォルダに.vcfファイルがダウンロードされました。

 これで写メや電話帳をPCにバックアップすることもできます。

 Bluetoothデビュー...っていうか、なんとなく自身が敬遠していたbluetoothってそんな昔に既にあったのか。

2018/06/18

 M702iSに入れっぱなしで放置してあった充電池より、中古で買った充電池の方が、どうも電池の消耗が少ない(長持ちする)ようです。

 待機時間は、じっくり比較していないものの、何れも少なくとも2日程度放置しておいても充電マーク上は満充電のままですが、いざ、使用すると、特に電話をかけると前者はあっという間に消耗しますが、後者はたいして消耗していないように見受けられます。

M702iSのUSBポートが接触不良

2020/09/18

 ここ1ヶ月ほどM702iSの充電ポートの接触不良が顕著になり、いよいよ充電できなくなり、分解して組み直したら画面表示されず、壊してしまった...のでスマホデビュー

 電池パック2つあったし、画面表示される状態なら、復活時に覚えたバックアップもできたはずですが、まぁ仕方ありませんね。

 ガラケーのカケホーダイ、継続については、サービス終了は2026年予定だから、まだ使えたんですけどね、ガラケー復活からわずか2年3ヶ月にしてスマホに。

 まぁ、SIMフリー端末代、MNP手数料やSIMの事務手数料とかはあるにしても、運良く、日本通信/HISモバイルがタイミングよく、スマホに乗り換えても基本データ使用量3GB+かけ放題でドコモ カケホーダイと同額程度で使えるサービス開始してくれたから良いですけどね。

2020/09/19

 うわっ、契約から2年3ヶ月、MNP移転解約なら免れるのかと思いきや、わずかなズレで解約手数料1万円ちょっととられた...かかっただけど、あえてとられたとしておく。

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