謎現象があるのでHDMI接続のモニタを使う場合に限っては、Busterのインストールやアップグレードについては、様子見した方が良いかもしれません。
[2019/08/03] 遅まきながら、Busterをクリーンインストール(やイメージをdd)した場合は、HDMI接続モニタでも問題ありませんでした。
サーバには、Raspberry Pi 2 Model B、自作スマートスピーカーにRaspberry Pi 3 Model B+、サブのデスクトップPC用もRaspberry Pi 3 Model B+とかれこれ3台になったラズパイ。
OSは、全てRaspbianですが、Debianはまだな模様も最近、いつの間にかさり気なく最新版Busterがリリース(イメージが配布)されていることに気づきました。
そこで、まず、何かあっても痛くないデスクトップパソコン用にしているラズパイからメジャーバージョンのアップグレードをしてみることに。
念のため、前回のRaspbian Jessie 8からStretch 9へのアップグレードを参照しつつ、作業。
実際には、もっと手抜きしてもよいのかもしれませんが、StretchでもBusterでもupdate、dist-upgrade、autoremoveしてみたり。
自身の環境(光だけどハブは10Base/100BaseT、無線が遅く感じたためLANケーブルつなげて有線)では、デスクトップ用については、ダウンロードに約30分、アップグレードに約40分、計1時間10分程度でした。
尚、-yを付けても安心してはいけません、ダウンロードが終わった頃、2件ほど応答する必要がありました。
1件は、DNSサーバをローカルネットワーク内に置いている場合うんぬん...。
もう1件は、[Configurig libc6:armhf](libc6:armhfを構成する)にあたって以後、何回か応答してもらう必要があるんだけど、自動化したいか否か。
ん?実際には、apt dist-upgradeできてはいますが...、本来、dist-upgradeは、apt-getのオプションで、aptのオプションは、full-upgradeらしい...DebianとRaspbianで違いはないよね、たぶん。
再起動後、ssh接続により、起動確認はできました。
が、デスクトップPC用途である場合、以下の状況に遭遇すると思うので対処する必要があります。
ちなみにVNCによるデスクトップ表示は未確認。
従前のデスクトップPCは、消費電力食いだったことから、これの周辺機器を使ってRaspberry Piに差し替えたわけですが、そのモニタ・ディスプレイHP-w1907の電源を入れても「信号が入力されていません」(no signal/signal not found)といった旨のメッセージが出てスリープしてしまう...。
たまたま、このタイミングでモニタが壊れたか?と思い、AQUOSテレビのHDMIポートにつないで確認するもなんのメッセージもなく、真っ黒で何も表示されない...。
いろいろ遠回りしましたが、After upgrade To buster Composite output stop workingの回答に解決策がありました。
つまり、raspi-updateすればよいとのことですが、実行してみると何やら忠告が。
最新のRaspberry Pi 4 Model B(2019/07/07現在、米国では発売済み、国内はまだ技適が通っておらず未発売)の場合、FATフォーマットした第1パーティションの領域サイズは、256MB推奨である旨。
今回のは(というか、自身のはどれもですが)、44MB程度しか確保していなかったために表示されたようです。
一度、Nで抜けましたが、今回は、4Bではなく、3B+だし、まいっかと再実行すると無事終了したので、再起動。
普段使わないものの、確認中だったAQUOSテレビだと「対応できない映像信号が入力されています。出力機器側の設定を確認してください。」となり、[videocore]とかなっていてダメか?と思ったものの、HP-w1907につないだところ、無事、起動画面、ログイン画面、デスクトップともに表示されました。
解像度の影響なのか、フォントなのか、アップデート以前よりも大きいというか圧がある気が...。
[ディスプレイ]を確認するとHP-w1907には適度な1440x900にはなっている一方、「不明 default」「モニター:不明」となっているものの、以前の状況を覚えていないため、なんとも言えず...。
/boot/config.txtについては、前回のアップグレードから変更していませんが、テレビについては、これの編集のしようによっては、表示されるのかもしれません。
残るサーバ用については、メールクライアントを共有している関係で他からVNCアクセスすることもあるので、これに影響があるならraspi-update、スマートスピーカー用については、ssh接続できればよいのでしてもしなくてもよいかなと。
一度は問題なく起動し、モニタ・ディスプレイに表示もされたBusterでしたが、改めて起動してみるとssh接続はできるものの、モニタに表示されなくなりました。
現在、調査中...モニタ壊れかけなのかな...。
と思ったら、後掲の参照していたリンク先に同じ状況になった方のコメントが既にありました(最初のrpi-updateではファームウェアが最新になり改善されるが、その後、再発)。
これは、そのrpi-update時、内部でapt update/upgradeが実行され、せっかく新しくしたファームウェアを古いもので置き換えられてしまうからである模様。
VNCも同様っぽい...。
[2019/07/11]
VNC経由でGUI操作はできました。
PC用ラズパイではデフォルトがrealvnc-vnc-serverとなっていたのでrealvnc viewerをダウンロードしたパソコンから実行。
ん?StretchとBusterを比べてみると前者はrealvnc-vnc-server/realvnc-vnc-viewer共にリポジトリにありますが、Busterでは、何れもなくなっていますね。
Busterなのにrealvnc-vnc-serverがデフォルトで入っているのは...、Stretchの名残か...。
自身は、どちらかと言えばTightVNCやTigerVNCの方が馴染みがあるので別に構いませんが。
[2019/07/25]
Busterでもraspi-configでVNCを有効にするとrealvnc-serverがインストールされることが判明。
ラズパイでHDMI接続のモニタやVNCを使う場合は、対処されるまでBusterへのアップグレードやBusterのインストールは待ったほうがよいのかも。
な、なんと...何気なく、電源を入れてみると、何の問題もなく、起動画面もログイン画面もデスクトップも表示されました...。
先日、VNCで接続して以来、何もしていませんが...。
まさか、あれでラズパイがHDMI出力する方法を思い出したのか...、なわけない!?
単にケーブルの接触不良で、そもそも問題なかったのか!?いや、でも公式フォーラムでも似たような議題上がってたし...謎は深まるばかりなり...。
update/upgradeしても大丈夫かな...?
あ、apt updateしたら、「読み取り専用のファイルシステムです」とか出てアップデートできない...ラズパイを再起動したら、さっきも出てた[InRelease' changed its 'Suite' value from 'testing' to 'stable']に対して[y|N]の問い合わせが加わったものの、N、というかEnterして調べてみることに。
すると下記サイトのように[apt-get update --allow-releaseinfo-change]すればよいとのことで[apt-get]ではなく[apt]づいている自身は[apt update --allow-releaseinfo-change]としてみたところ、その通り、updateできました。
apt upgrade後、reboot...、うわ...再発...、また、HDMI接続のモニタに信号がいっていない模様で映らなくなりました...。
それ以前にも原因不明ながら、Cheeseやguvcviewでの挙動が変だったりということもありました。
VNC接続については、RealVNC Serverが入っていたStretchからアップグレードしたからかRealVNC Viewerなら今回もいけました。
よってHDMI接続のモニタを使う場合、やはり、BusterのインストールやBusterへのアップグレードは、様子見した方が良いかもしれません。
Busterを(上書き)ddしたUSBメモリや後述のUSB HDDでは、正常にモニタ表示できました。
冒頭のサブPCとしているラズパイから始め、Debian LiveUSB、パソコンのDebianと連日、StretchからBusterへのアップグレードやBusterのインストール中。
今日は、スマートスピーカー用ラズパイのRaspbian StretchをBusterにアップグレードしてみることにしました。
手順は、PC用と同様、通常無線LANで運用していますが、LANケーブルをつなぎ、より早いであろう有線LANで実行しました。
-yフラグを付けても、やはり、途中、askがあり、応答が必要でした。
PC用ラズパイのときは、2回でしたが、スマートスピーカー用ラズパイでは、[Samba サーバおよびユーティリティ]、[libc6]について確認含め2つ、進捗8%あたりで、これに関連して[Configuring libpam-modules]の確認、内容失念も進捗46%あたりで1つ、93%あたりでdefault.paについて1件、97%あたりでlightdm.confについて1件と結構、質疑応答がありました。
バタバタと並行していろいろやっていたこともあり、時間計測はしませんでしたが、前回のPC用ラズパイもスマートスピーカー用ラズパイも3B+で前者はHDD、後者はUSBメモリでのUSBブート(システムもその中)ですが、USBポートは、USB2.0ですし、結構時間はかかったように思います。
Busterアップグレード後もスマートスピーカー用ラズパイ・Raspbianは、変わらず、快適・良好です。
VNCに影響がないことがわかったので3つめのサーバとしているラズパイ2BもBusterにアップグレードすることにしました。
手順は同じ、これについては、askは1つもありませんでしたが、途中、エラーで止まり、表示されている通り、[sudo apt --fix-broken install]を実行、改めて[sudo apt full-upgrade -y]したところ、即終了、[sudo apt autoremove]して完了、Busterアップグレード後も問題なく運用できています。
Raspberry Pi 2Bや3B+においてStretchまでは、相性の良かったSiliconPowerのUSBメモリ(16GBや32GB)。
にも関わらず、個体差なのか、たまたま壊れたのか、どうもBusterだとDebian LiveUSB(同社製USB 3.0 32GB)も検証用としたRaspbianのブート兼システム用USBメモリ(同社製USB2.0 32GB)も起動やアプリのインストールが、Debianでは運用上は微妙ながらUSB2.0時と変わらないか、より遅い、また、Raspbianでは異様に遅いという状況に見舞われました。
ちなみにDebian Live用はStretchからBusterへアップグレードしたもの、検証用のUSBメモリについては、Busterイメージをddしたものです。
が、デスクトップPC用モニタなどを使いサブPCにしているラズパイ3B+で元々使っていてStretchが入った古いTOSHIBA 80GB SATA HDD+USB 3.0 HDDケースを上書きする恰好でフレッシュ(クリーン)インストールというか、ddしたBusterは、起動速度もインストール時間も相応、モニタ表示も問題ありませんでした。
ただ、端末からsudoでなら起動するGParted、ユーザーで起動してパスワードを「入れて」みてもダメ、[su -]するとパスワード不一致で[su: 認証失敗]となり、[sudo -i]、[passwd]でパスワード変更、[exit]してから再度[su -]することで事なきを得るという状況に。
というか、[su -]時のパスワードは...あれなんだっけ?とあれこれやったのですが、今にして思えば、これって自身の単なる大ボケで、Raspbianのrootパスワードの初期値は、「なし」だったような...。
つまり、パスワードなしでEnterすればよかった可能性大...。
Debian Live用については、起動の遅さは/etc/fstabの設定、動作の遅さはUSBメモリに起因するものの模様でした。
サブPC用ラズパイで検証に使ったUSB 2.0をメインPCでGPartedの[チェック]を使い修復を図り、起動させてみたところ、USBメモリ自体の書き込み性能(速度)に起因すると思われる多少のもたつきはあるものの、操作自体は、そこそこ軽快に動作するようになりました。
尚、起動には、やや時間がかかっている気もするので改めて調べてみるつもりです。
また、日本語表示はできるものの、日本語入力ができないことに気づき、fcitx-anthy、fcitx、fcitx-mozcをインストール。
メニューにfcitxの設定は、あったのですが、入力メソッドに何も表示されておらず、fcitx-anthyを入れてみるも変わらず、fcitxをインストールしても変わらず、ならば、試しにfcitx-mozcをインストールしたものの、入力メソッドは出てこない...もしや、ログアウト/ログイン?と思い、やってみると表示されるようになりました。
その過程でメニューから[入力メソッド]の設定でfcitxをデフォルトにしたりもしましたが、そもそも再ログインすれば、その必要もなかったのかもしれません。
また、fcitx-anthyか、fcitx-mozcは、何れかがあればよく、fcitxは、fcitx-mozcをインストールすれば、依存関係でインストールされたのかもしれません。
あとWiFiは、/etc/wpa_supplicant/以下にwpa_supplicant.confをおくか、イメージをddした直後、最初は、FAT32ブートパーティション直下においておくと勝手に/etc/wpa_supplicant/以下にコピー(移動)してくれるなんて話もあるようです。
ただ、Stretchのときもそうでしたが、やはり、[wpa_supplicant -B -i wlan0 -c /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf]を実行する必要はありました。
この時、気にも留めなかったものの、Busterで有線や無線のネットワークインタフェース名が変更になったらしきことと関係があるのか?エラーっぽい表示がでた気もしますが、以後、無線に自動接続され、機能自体はしています。