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ギアボックスでウインチ

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Arduinoって?

ギアボックスでウインチ

ギアボックスでウインチ

2018/04/15
ギアモータ駆動のウインチ

 ギアモータで『ウインチ』を自作してみるページ。

 ここ数日、モータ、特に先日初めて買ったギアモータで、できれば、他に買い足すことなく、比較的簡単に実現でき、かつ、実用性のある何かを作ろうと考えている中、ウインチは、自作検討中のオートロールカーテンに耐え得るかを検証するのによいかなということで。

必要なもの

 今回、使ったのは、同時に4つ買ったギアボックスの内、試しに組み立ててみたタミヤ ユニバーサルギヤーボックス(3速)、ロッカスイッチ、9V/006P電池ケース、9V電池、プラスアルファ。

 引っ張るもの(オモリ)は別として、Amazon、Amazonマーケットプレイス価格帯で700円程度かと。

 今回、錘には、手首・足首両用1個0.5kgのウェイトバンド?を2個・1kg使いました(1個1kgx2もあったのですが、表面が合成皮革で滑りがよくなく、転がる感じになってしまい、微妙だったので不採用)。

 ユニバーサルギヤボックスは低速ギア比(719:1)で組んだもの。

 ただし、このギヤボックス付属のモータは、FA-130タイプであり、たぶん操作電圧は1.5V-3Vくらいと思われ、9V電池では過剰なので要注意(モータへの負荷はともかく、同じギヤボックスなら電圧を上げ下げしても速いか遅いかの違いで推奨操作電圧内なら牽引力に差はないと思われます)。

 今回のプラスアルファは、先に2腕歩行ロボットを作ったまま、続けてこれをやってみたため、アーム部分が丸く切り抜いたダンボールに代わっただけで、ユニバーサルギヤーボックスに同梱されているものを除くと、本体のベースとなるダンボール紙片1枚、裁縫糸を適量、糸巻き部の外壁円盤(ダンボール)2枚、配線1本、ベースにギヤボックスを仮固定する針金2本と工具としてグルーガンとハンダゴテ。

 外壁とした円盤は別になくても良いし、歩行ロボットのところに書いた通り、他に省くことができる部分も多々あり、もっとシンプルな構成にしても十分、機能させることは可能でしょう。

動作・挙動

 錘と紐の固定力、紐の張力、ギヤモータの固定力などの環境にも大きく左右されると思われます。

 今回は、紐ではなく裁縫糸を使い、ウェイトバンドを1周させ、マジックテープに挟みつつ、金属リング部で堅結び(2度結び)、ギヤモータ側ではシャフトねじ切り部に糸を置き、これを押さえてテンションを張りつつ、モータで結構巻き上げ、稼働時には、モータ部をかなり強く押さえました。

 そんな条件下で1kgは、引っ張ることができましたが、それ以上の重さは試していません。

 他のギヤボックスセットと違い、このユニバーサルギヤボックスには、グリスが同梱されていなかったため、要らないのかと思い、動画撮影時は塗布しなかったのですが、後で潤滑剤クレCRC 5-56を(吹き)付けてみたら、割と静かになりました。

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