今回は、とてもシンプルで比較的ポピュラーな扉や箱を開けた時に明かりが灯る簡易回路をブレッドボードを使って自作してみます。(今時100均にも売っていて、それよりコストかかっていますが...。)
冷蔵庫なんかには当たり前かのように付いている、この機能、ケースや引き出し、キッチン収納、茶棚、リレー使ってAC100Vとれば、部屋やクローゼット、物置のドア、扉、開き戸でも引き戸でも、また、ガレージのシャッター等々、開けてもほの暗いところ、ありとあらゆる場所に応用できるでしょう。
30秒弱ほどの動画を見るとわかりますが、下にあるのが、白色LEDと今回使ったリード(スイッチセンサ)モジュール等々で、上蓋に色付きテープ(実は使い古しのカプトンテープ)でわかりやすく貼り付けてあるのが100均で買った確か4個108円の磁石。
なんとこのリードセンサ、Arduinoボードやマイコンなしで機能してしまうものの1つで、そこが、おもしろいところ(そう思えるのは自分だけ?あれ?考えすぎ?別に不思議なことじゃないっけ?が、逆に機能させるには逆に機能するセンサを使ったり使う他、オペアンプ?やPNPトランジスタのベースとモジュールのデータラインの間に3k程度の抵抗を入れたこのような回路(by 教えて!gooのとあるQ&A No.4 xpopo氏回答)を利用する方法、Arduinoボードなどを使ってソフトウェア的に操作したりする必要方法などがあります)。
ここで作る簡易装置は、磁石が近づくとONになったり、OFFになったりするリードセンサの内、磁力があるとOFF(回路が開)になるリードスイッチセンサを使い、上蓋に磁石、これに相当する対となる位置にリードスイッチを置くことでフタやドアを閉じている時は、これにつながるLEDが消灯、フタやドアを開いて磁石が離れるとON(回路が閉)になってLEDが点灯する仕組みとなっています。
検証当時、Amazon/HiLetgoで買った37センサーキットに入っていたポテンショメータ付きリードスイッチモジュールとミニリードモジュールは、何れも磁石を近づけると信号がOFF(NC/Normaly Close・通常:回路閉)となるものだと思い込んでいたのですが、改めて確認してみるとポテンショメータ付きの方は、磁石を近づけると信号がON(NO/Normaly Open・通常:回路開)となるものでした...。
この回路に使ったのは、5色x20個=100個250円の白色LED 5mmを1個2.5円、2000円の37センサーキットに入っていたノーマルオープンのミニリードモジュール(リードスイッチのモジュール)1個、仮に55円、17種170個265円のNPNトランジスタ1個1.5円、抵抗値各種820本で410円の220Ω金属皮膜抵抗(諸般の事情でカーボン抵抗を使ってる)1本0.5円、5個200円のミニブレッドボード1個40円、5個300円のON/OFFスイッチ付きCR2032x2電池ボックス1個60円、CR2302電池2個、仮に108円、各種長さ140本250円の被覆付き単芯配線を8本で約14円、自作両端ワニグチクリップケーブル2本、仮に48円、磁石、仮に1個25円で計約354円。
この単芯ワイヤ、特別なものではありませんが、前から気になってて先日買って早速使ってみました。
磁石に反応し、機能するセンサとしては、リードスイッチ以外にもホールセンサーがあり、ノーマルクローズ/NC(回路常時:閉)にできれば、これでも同じようなことができますし、今回は、簡単さを追求(手抜き)しましたが、NE555やLMC555とコイルを使うなど昇圧回路を組めば、より少ない電圧、単3や単4電池1本とか2本とか少ない本数の電池で動作させることもできる模様、電源、電池との兼ね合いにもなりますが、LEDの本数を増やしたり、LEDの種類を変更することもできます。
なんか、NC/Normally Close、NO/Normally Openがごっちゃになってきたけど、NCでいいんだよね?(誰に聞いてるんだ...?)
LEDテープによる誘導イルミでも試してみたし、街路灯回路でも同様ですが、開けた時に点灯する回路でもハイパワーLEDより手軽に使えるLEDテープ(ストリップ)ライトを使えば、明るさも十二分に実用的で応用範囲が広がるでしょう。
家具の方は、わずかながらも電流駆動のトランジスタではなく、電圧駆動のMOSFETを使ったおかげでしょうLEDテープライトでなんと電池が1年以上(記録更新中)もっています。