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Windows 11/UbuntuインストーラLive USB作成とマルチブート

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Windows 11/UbuntuインストーラLive USB作成とマルチブート

Windows 11/UbuntuインストーラLive USB作成とマルチブート

2025/03/05

 先日買って昨日届いた自身初購入のミニPCでAMD Ryzen AIを積んだRyzen 8845HS搭載AOOSTAR GEM12 Pro MAXが届く前にと一昨日、クリーンインストール用にWindows 11 Pro、USBブート用にUbuntuデスクトップのインストーラを作ってインストールもしてみたけど、Windows 11とマルチブートできるようにUbuntuインストーラ改めて作ってインストールすることになった話。

VentoyでWindows 11 Pro/Ubuntu Desktop用USBインストーラ作成

Linux/Windows/macOS...対応Ventoy

 Windowsマシンがなかったのでamd64やARM64ホストでwineとかやってみたら文字化け含め、何かとダメ、結果、見つけたLinux/Windows/macOS/Chrombook、ARM64にも対応しているらしき、オープンソースなVentoy 1.1.05(公式|github)で。

 気のせいか、公式ページから、githubにリンクがないように見えるのは、お国事情?

マルチプラットフォームなマルチブートLive USB作成ソフトVentoy

 このventoy、中華製っぽいですが、オープンソースで、なんとLinuxならshellスクリプト、Windowsなら.exe...とインストーラを作ったら、2つできるパーティションのデータパーティションにISOやIMGファイル、仮想マシンファイルをコピーするだけでマルチブートLive USBを作ってくれるスグレモノ。

ISOやIMGファイルをコピーするだけでマルチブートLive USBにしてしまうVentoy

 いざ、起動すれば、コピーしたイメージを元にブートできるだけでなく、ISO/WIM/IMG/VHD(x)/EFI fileの中身を見ることもできたり。

 自身は、過去にAIKによるWindows PEWinBuilderによるVistaPE/7PE/8PE作成の他、ISOブート含め、GRUB2/GPTで*BSD/Debian系/Red Hat系/各種Rescue Live CD/ウィルススキャン・ウィルス駆除ソフト等々やWindows PEを含めたマルチブートLive USBを作ったことがあり、系統やディストロによって大きく異なったりすることも珍しくなく、手間がかかることを知っているだけに、すごい数の対応リストを見ればなお、よく作ったものだなと感心するばかり。

 さておき、一昨日作った時点で、x86_64/DebianマシンでのUbuntuインストーラーの起動、SSDへのインストール後のUbuntu Desktop起動確認まではでき、翌日、届いてWindows 11がプリインストールされていたGEM12 Pro MAXでもWindowsインストーラを起動してクリーンインストールできたのでバッチリ...。

Windows 11バージョン情報 on AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 ちなみに[設定]、[システム]、[バージョン情報]で確認したところ、クリーンインストール前後ともにWindowsバージョンは[24H2]、ライセンスは[OEM](AAOEM)となっていました。

 なお、ライセンスのアクティベート確認はありませんでした。

あれ?Ubuntuが起動しない...

 と思ったのも束の間、一昨日作ったLive USBは起動しており、昨日Windows 11のクリーンインストールもできたものの、その後にUSB接続のSSDに入れたUbuntu試すと、なぜか、起動しない...。

 これはインストーラ作成アプリに起因することではなく、自身の落ち度。

 もしかして...、UEFIなWindowsに対し、Ubuntuでカスタムインストールし、BIOSなインストールをしてしまったからか?

 同じ理由か、一昨日作っておいたLive USBもWindows 11のクリーンインストールはできた一方、Ubuntuインストーラが起動せず、エラーで落ちたのでGEM12 Pro MAX上で改めて慎重にUbuntuインストーラを作成してみることに。

Windows Boot Managerに注意

Ubuntuスプラッシュ画面 on ミニパソコンAOOSTAR GEM12 Pro MAX

 改めてUbuntuをインストールするにあたり、[どうやってUbuntuをインストールしますか?]のステップで[カスタム]ではなく、[Windows Boot Managerと並んでUbuntuをインストールする]を選択したことでインストール後、内蔵SSD上のWindows 11とUSB3.2ポート接続SSDのUbuntuを無事マルチブートすることができるようにりました。

Windows 11/RufusでUbuntuインストーラ作成とインストール

 一昨日作ったUSBインスーラだとDebian/FreeDOSなx86_64マシンでは、Ubuntuインストーラも起動した一方、Windowsインストール済みのGEM12 Pro MAXでは、Windowsインストーラは起動しても、やはり、Ubuntuのインストーラが起動しませんでした。

 よって改めてMicrosoft StoreにもあったRufusを使ってUbuntuインストーラを、この際、念の為、オプションにあった[GPT]、[UEFI(CSM無効)]として作成しました(CSM無効の意味は理解しておらず、先にGPTを選択したら、これになっただけ)。

 ちなみに一昨日作ったUSBインスーラで(Debianマシンに接続した)SSDにUbuntuをインストールした際、先のような[Windows Boot Managerと並列]といったオプションがあったかどうか(Windowsのないマシンだったので選択肢になかったのか)記憶にないんですけどね。

 まぁ、結果できたので、めでたし、めでたしということで。

備考

 Ubuntuが起動しない時点で検索したところ、ミニPCについての記事で調整もできるが面倒なので内蔵PCie SSDのコネクタを外してLinuxをインストールすれば...という情報をみかけのですが、ちょっと面倒で避けたいと。

 でも、その情報のおかげでWindowsのある環境なら尚の事、Ubuntuのインストールの過程でWindowsとマルチブートできる設定があるはずと思うに至り、SSDブート用のUbuntuを改めてインストールしてみる気になり、結果成功、WindowsとUbuntuをマルチブートできました。

 しかも、これまでの自身の環境では考えられないほど、GEM12 Pro MAXが驚異のハイスペックだったおかげでUbuntuのインストールも驚くほどに超爆速だったため、全く苦にならず、助かりました。

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