先日買って昨日届いた自身初購入のミニPCでAMD Ryzen AIを積んだRyzen 7 8845HS搭載AOOSTAR GEM12 Pro MAXが届く前にと一昨日、M.2 SSDのWindows 11 Proのクリーンインストール用、USB SSDブート用にUbuntuデスクトップのインストーラを作ってUbuntuについてはインストールもしておき、マルチブートできるようにしておいた話。
もう10年以上、WindowsレスなPC-UNIX/*BSD/Linuxライフを満喫していましたが、ことAIに関しては、AMDにおいてもWindows対応がやや先行している模様で、これの確認も込めて。
インストーラのLive USB、AMD64 Debianで作成開始も珍しく手作業で作るのが億劫に感じ、amd64やARM64ホストでwineとかやってみたら文字化け含め、何かとダメ、結果、見つけたLinux/Windows/macOS/Chrombook、AMD64のみならず、ARM64にも対応しているらしき、オープンソースなVentoy 1.1.05(公式|github)で。
気のせいか、公式ページから、githubにリンクがないように見えるのは、お国事情?
このventoy、中華製っぽいですが、オープンソースで、なんとLinuxならshellスクリプト、Windowsなら.exe...とインストーラを作ったら、2つできるパーティションのデータパーティションにISOやIMGファイル、仮想マシンファイルをコピーするだけでマルチブートLive USBを作ってくれるスグレモノ。
いざ、起動すれば、コピーしたイメージを元にブートできるだけでなく、ISO/WIM/IMG/VHD(x)/EFI fileの中身を見ることもできたり。
自身は、過去にAIKによるWindows PEやWinBuilderによるVistaPE/7PE/8PE作成の他、ISOブート含め、GRUB2/GPTで*BSD/Debian系/Red Hat系/各種Rescue Live CD/ウィルススキャン・ウィルス駆除ソフト等々やWindows PEを含めたマルチブートLive USBを作ったことがあり、系統やディストロによって大きく異なったりすることも珍しくなく、手間がかかることを知っているだけに、すごい数の対応リストを見ればなお、よく作ったものだなと感心するばかり。
Windows 11については、Windows 11 のダウンロード(現在のリリース: Windows 11 2024 更新 l バージョン 24H2)からisoをダウンロード。
Linuxについては、今回、前提にあるNPU(AMD Ryzen AI)、ちょっと前からLinuxカーネルへの実装の話があり、タイムリーにも、いよいよ今月末リリース予定の6.14にAMDXDNA(AMD Ryzen AI NPU)ドライバ実装されるとのこと、自身は、ここ数年、Debianユーザーながら、より先進的な姿勢のUbuntuなら25.04にLinuxカーネル6.14が載るということでUbuntuに決定するも、25.04 Plucky Puffinのリリースは数週間先なので、とりあえず24.04 Nobleを入れておくことに。
というわけでUbuntuについては、Ubuntuを入手する(現時点でUbuntu 24.04 LTS or 24.10ほか)でisoをダウンロード。
あとは、これらWindowsとUbuntuのisoをインストーラLiveUSBとして仕込んだVentoyの同じデータパーティションにコピーするだけ。
ちなみに、これでインストーラ自体はマルチブートできるようになるわけですが、何れもインストーラのISOイメージであり、独立しているのでWindowsとLinuxのマルチブートだから...とか、UEFIだからとか...意識する必要はなし。
さておき、一昨日時点、まだ目的のミニPCが届いていないので、x86_64/DebianマシンでのUbuntuインストーラーの起動、SSDへのインストール後のUbuntu Desktop起動確認まで完了。
尚、Ubuntuのインストールにおいても今回は、同じデバイス・メディアではなく、内蔵M.2 SSDのWindows 11 Proと外付けUSB SDDのUbuntuなので、やはり、Windowsとのマルチブートを意識する必要はなし。
ましてWindowsが既にインストール済みで、Ubuntuを後からインストールした場合、Windowsではなく、UbuntuのブートローダGRUBから起動するように指定すれば、Windowsの存在を意識することなく、Ubuntuをインストールしても、M.2 SSD上のWindows 11 Proを自動で検出した上、GRUBを構成してくれるのでUbuntuインストール後にWindowsを起動することもできるようになります。
もし、GRUBにWindowsのブートメニューが表示されなかったとしても、後述のように[echo 'GRUB_DISABLE_OS_PROBER="false"' | sudo tee -a /etc/default/grub]などとして[GRUB_DISABLE_OS_PROBER="false"]してから[sudo update-grub]すれば表示されるようになるでしょう。
ここでは、対象PCが明日届き、今できるとしても外付けUSB SSDへのUbuntuのインストールだけという状況ですが、そうした場合でもUbuntuをインストールしておいて、内蔵SSDなどにWindowsがインストールされたPCが届いてからUbuntuのGRUBにおいてWindowsを自動検出させ、起動メニューに自動追加させる方法もあります。
そうする場合、update-grubの仕組みを使ってUbuntuのGRUBをさらにカスタマイズするにあるようにUbuntu上で[sudo update-grub]する、それでGRUBブートメニューにWindowsが検出されていなければ、[echo 'GRUB_DISABLE_OS_PROBER="false"' | sudo tee -a /etc/default/grub]などとして[GRUB_DISABLE_OS_PROBER="false"]してから[sudo update-grub]すれば、ブートメニューにWindowsが追加されるはずです。
これらの場合、デフォルトでブートするのは、Ubuntuとなりますが、何れにせよ、後でGRUBを設定後、[sudo update-grub]すれば、起動順(デフォルトで起動する方)を変更することもできます。
そして昨日、予定通り届いた内蔵M2.SSDにWindows 11 ProがプリインストールされていたGEM12 Pro MAXでもWindowsインストーラを起動してクリーンインストールできたのでバッチリ。
ちなみに[設定]、[システム]、[バージョン情報]で確認したところ、クリーンインストール前後ともにWindowsバージョンは[24H2]、ライセンスは[OEM](AAOEM)となっていました。
なお、ライセンスのアクティベート確認はありませんでした。
Ubuntu 24.04 LTSをインストール後に気づいてみれば、LTSからLTSへのアップグレードは、最新のマイナーバージョンxx.yy.1(01?25.04.1)がリリースされるまで待つ必要があり、LTSからでなければいけるらしいとのことでUbuntu 24.04 LTS Nobleから24.10 Oracular Orioleにアップグレード。
が、それにしても間があくのでUbuntu 25.04 Plucky Puffinのベータ版(リリース後|版は、Ubuntu 25.04 (Plucky Puffin)からisoをダウンロード、Ventoyインストーラにコピー、再インストールすることに。
尚、当ページ、読み直してみたら、勘違いがあって追記・編集したり、言葉足らずだったりで自分でも何言ってるの状態だった上、バックアップはありますが、記事として残しておく意味もなかったので、書き直しました。