Raspberry Pi ImagerのOS選択を見てアップグレードを知り、Raspberry Pi OS bookwormリリースが10月11日にアナウンスされていた模様ということで手持ちのラズパイをアップグレードした話。
奇数年リリースのDebianに合わせてるんだそうな、それとトイ・ストーリーのキャラから名付けてたのか...どっちも知らなかった...。
最近同じ原因で購入から5年の2台の3B+をショートさせてしまい、今ではラズパイと言えば、サーバの2Bとメインパソコンの400、それ以外では、既にBookwormにアップグレード済みのサブマシンdynabook/Debian。
あ、最近血迷って?彷徨って?買ったOrange Pi Zero 3にもDebian BookwormベースのOrange Pi OSを入れましたが。
というわけでラズパイ2台とも、アップグレード自体は、あっさり完了しました。
Raspberry Pi 2BをBookwormにアップグレード。
カーネルは同じ、あれ、もうマイナーアップデートがあったみたいでバージョンは12.1。
が、XorgからWaylandへの移行に伴うものか、既存のXorgベースのデスクトップでウィンドウハンドル?ドラッグ時に持つところがなくなって複数のアプリを起動すると左上の同じ座標上に、しかも下に重なっていくのか見えない状態に。
試しにHDMIケーブルでモニタと直接つないでみるとログインマネージャまでは表示されるものの、Xorgベースのデスクトップは表示されず、Waylandベースのデスクトップは表示され、ウィンドウハンドルも存在し、普通に操作できました。
が、ディスプレイマネージャがXorgベースだったということか、Waylandベースのデスクトップからログアウトを試みるとシャットダウン、リブート、コマンドラインに抜けるの選択肢しかなく、コマンドラインを選んでも画面真っ黒で操作不能。
XorgベースのものはpurgeしてコンポジットWayfireベースなどのデスクトップWayland系のものだけにすれば良さ気。
ただし、同時に行った64bit OSのRaspberry Pi 400では、同現象は起きていないことから、32bit OS固有の現象かも?
Raspberry Pi 400をBookwormにアップグレード。
こちらもカーネル(Waydroid用オリジナル)は同じ、やはり、マイナーアップデートがあったみたいで64bitと32bitの違いか0.1より新しくバージョンは12.2。
こっちもtimeで計測するはずが、Raspberry Pi 400上で同時にアップグレードを始めてしまって途中で止めたら(Ctrl+z)、他の作業が必要となってしまい、正確に計測できず。
ダウンロードから「以後、自動再起動するか否か」とグラフィカル表示されたところで中断、再開後完了までは55分、1時間ちょっとくらいですかね。
400の方は、2Bで起きたような事象はないものの、Xorgベースはややログイン時、Xorg、Waylandに関わらず、Firefoxしか試していませんがブラウザタブを開く際、移動する際に時間がかかっている気がします。
また、Bluetoothを有効にできなくなり、hci0もupできない状況、hci0については、いろいろなOSでBluetoothスピーカーを使うで対処できたこともあったものの、これも無理、数年前にもupgrade前後に同様、もしくは類似のケースが出ていた模様ですが、現在原因調査中です。
あとmozcの仕様変更なのか、半角を維持したいのに、すぐに全角モードになってしまうことが。
更に起動直後、NumLockがONの状態になるようになり、OFFにするのを忘れて入力すると当然、期待しないところで数値が入力されたり...。
今日時点、まだ書きかけとのことですが、NewInBookwormに新機能や変更点の一覧が、冒頭の記事に一部その内容について触れられています。
冒頭記事では、X windowシステムからWaylandへの、PulseAudioからPipeWireへの移行、Wayland移行に伴うRealVNCの扱い、dhcpcdベースのNetworkManagerからLinuxで流行りのBookworm用デフォルトネットワークコントローラーの装備、Firefoxがラズパイのh.264デコーダを利用すべくV4L2コーデックをサポート、ビデオ通話においてWayland上のデスクトップ共有時にlibcameraを使ったCSIカメラがすぐに利用できるようになったことなどについて言及されています。
また、インストール中のメッセージだったか、ラズパイ本家のページだったかでBookwormへのアップグレードと時期を同じくして?Pythonプロジェクトの方針でpipを利用する際は、venv環境(Debian系ではsudo apt install python3.11-venv)を強く推奨するようになったとのこと。
これの影響か、確かに筆者もvenv環境を作る必要に迫られたことが2度ほど。