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AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載モニタ用Screen Control Software

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AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載モニタ用Screen Control Software

AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載モニタ用Screen Control Software

2025/03/05

 先日買って昨日届いた自身初購入のミニPCでAMD Ryzen AIを積んだRyzen 7 8845HS搭載AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載液晶モニタ用「Screen Control Software」の話。

AOOSTAR GEM12 Pro MAXには搭載モニタがある

ミニパソコンAOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 AOOSTAR GEM12 Pro MAXの特徴と言えば、本体搭載のサブパネル。

 冒頭リンク先に掲載の画像のように電源が入っていない・スリープ中の場合は、「AOOSTAR」の文字というかロゴ自体表示されていません。

 ACアダプタを接続、電源ボタンを押すとAOOSTARの文字(ロゴ)が、フェードインしてきて落ち着くと、こんな感じ。

 このモニタには、リアルタイム監視モニタ、日付時刻、フォトフレームなどを表示でき、商品説明では、「本体電源を切ることなく、BIOS設定を変更できる」旨、記述がありました。

 自身は、その「電源断なくBIOS設定できる」点に惹かれ、[GEM12 MAX]ではなく、他にロック解除用を謳う指紋認証パッドも搭載する[GEM12 Pro MAX]を買うことにしました(価格差2900円)。

 添付シートにあるようにAOOSTARサイトからアプリをダウンロードすることでリアルタイム監視モニタ等が表示されるとのこと。

 まずは、念の為、プリインストール済みWindows 11をクリーンインストールしておくことに。

搭載モニタ表示用Screen Control Software

 この機能を使う、搭載モニタにこれらを表示するためには、AOOSTARダウンロードページから該当する[Screen Control Software]をダウンロードしてインストールする必要があります。

 AOOSTARサイト上やAmazon商品説明、届いたときにパッケージに同梱されていたシート等々に「最初から買ってくれたみんなに最新ソフトを使ってほしいからプリインストールじゃなくてダウンロードしてもらうようにしてるよ」、「サードパーティ製ウイルスチェックにひっかかるかもしれないけど、Microsoft製(注*1)だし、ネットにもつないでないから安心してね」といった旨の説明がありました。

 「ネットにつないでない」って、つなぐとしたらユーザーだから、そりゃそうなんだろうけど、「情報を送信してない」とは書いてないからね...とかいう可能性もゼロではありませんし、企業というより、企業からも国民からも情報を強制徴収できちゃうお国柄なだけに100%安心はできないよねって点もあってプリインストールされてるWindowsすらクリーンインストールしてるわけで。

 他方、このモニタとソフトは、AOOSTARのミニPCの中では、GEM10とGEM12、少なくとも後者は、Pro MAXのみ、そんな限定的に狙い撃ちしないよね。

 ということで自身は、インストールしました。

 先に言っておくと後述のようにイメージとちょっと違った点や、え?と思った点もあるものの、機能自体もPro MAXを選んだことも一定の満足はしています。

Screen Control Softwareのインストール

 というわけで自身のお目当ては、これをインストールして画面表示させないと始まらないわけで早速インストールしました。

 概要としては、Windows(今回は、Windows 11 Pro)上で前掲のAOOSTARダウンロードページから[GEM12 Pro MAX Screen Control Software]をダウンロード、インストーラ[fan_set(GEM12 Pro MAX)]をダブルクリック、インストール、「管理者権限で」[AOOSTAR FAN]ソフトを起動、PCモニタへの画面表示と併せてGEM12モニタ上にデフォルトとしてリアルタイム監視画面が表示されます。

 より具体的に言うと

 まず、ダウンロードしたインストーラを起動すると次の流れになります。

AOOSTAR GEM12 Pro MAX Screen Control Softwareインストール中の言語選択ポップアップ

 [言語選択]ポップアップ、言語を選んでOKをクリック

AOOSTAR GEM12 Pro MAX Screen Control Softwareインストール中のインストールフォルダ選択ポップアップ

 [インストールフォルダ選択]ポップアップ、既定もしくは、任意のインストールフォルダを選んでOKをクリック

AOOSTAR GEM12 Pro MAX Screen Control Softwareインストール中の追加タスク指定ポップアップ

 [追加タスク指定]ポップアップ、必要ならオプションにチェックを入れてOKをクリック

AOOSTAR GEM12 Pro MAX Screen Control Softwareインストール中のインストール設定確認ポップアップ

 [設定確認]ポップアップ、内容に不備がなければ、OKをクリック

AOOSTAR GEM12 Pro MAX Screen Control Softwareのインストールウィザード完了ポップアップ

 [インストールウィザード完了]ポップアップ、必要ならAOOSTAR_FAN起動のチェックボックスをチェックして完了ボタンをクリック

 ソフト起動にチェックを入れてあれば、インストーラのウィザード完了画面を閉じてから、もしくは、デスクトップ上のAOOSTAR-FANショートカットやインストールフォルダ内の実行ファイルをダブルクリックすると

 [インストールウィザード完了]ポップアップで起動チェックを入れても、アイコンをダブルクリックしてもダメで、アイコンを右クリックして「管理者として実行」すると

AOOSTAR GEM12 Pro MAX Screen Control Software

 結果、PCモニタに表示される[Screen Control Software]であり、[AOOSTAR FAN]がこれ、設定可能な状態で起動します

ソフトインストールで搭載パネルに表示されたリアルタイム監視モニタ on AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 AOOSTAR FAN(ソフト・アプリ)がWindows上で初回起動した時点で本体モニタにもリアルタイム監視モニタが表示されました。

 本体搭載モニタ上のリアルタイム監視モニタに表示されているのは、左からCPU使用率、左上からCPU温度、SSD温度、TDP消費電力、左下に行ってRAM温度、RAM使用率、NETは単位がMBとなっており、上下矢印がありますが、なんでしょ?RAMの正味使用量?

 なお、AOOSTAR FAN(ソフト・アプリ)起動というか、起動はできるにしても設定変更には、管理者権限が必要です。

 システム監視モニタは、ソフトウェアインストール後のデフォルで後述のように日付時刻表示やフォトフレームに変更することもできます。

 なお、スリープするとミニ画面もOFFになります。

Screen Control Software|AOOSTAR FANの操作

 画像にあるようにWindows上で起動したScreen Control Software|AOOSTAR FAN画面の方を見ると左側には、メニューボタンがあり、右側がメニューに合わせた表示画面です。

 右上のコンボボックス|セレクトボックスから英語|中国語|日本語を選択できますが、英語もさることながら、日本語はもっと微妙、中国語はわからないので英語のまま使用中。

Screen Control Software|AOOSTAR FANパネル[Hardware Detection]メニュー on AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 [Hardware Detection]は、CPU/GPU/RAM/DISKの使用状況の円グラフと棒グラフが表示されます。

Screen Control Software|AOOSTAR FANパネル[Hardware Information]メニュー on AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 [Hardware Information]は、CPU/Mother Board/RAM/SSD/GPU/Sound Card/NIC/System Versionの型式一覧が表示されます。

Screen Control Software|AOOSTAR FANパネル[Control Center]メニュー on AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 [Control Center]は、TDPにファン使用電力、CPU FAN/SYSTEM FANにそれぞれの回転数表示と共に設定ができるようになっています。

 TDPならPERFORMANCE(パフォーマンス重視)|BALANCE(平均的なバランス)|ENERGY(電力重視・省電力)、CPU FAN/SYSTEM FANについては、MAX|AUTO|CUSTOMを選択できるようになっており、円形のアイコンが隣接しているものは、クリックすることで状態を変更、[OK]ボタンで適用されるようになっています。

 なお、選択中の円形アイコンは、中丸が「小さな白丸」のものです(逆にすればよいのに...一瞬、わかりませんでした)。

 CUSTOMについては、クリックするとスライダーで0-100(%)の範囲で設定できます。

Screen Control Software|AOOSTAR FANパネル[TFT Color Screen]メニュー on AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 [TFT Color Screen]は、リアルタイム監視モニタの設定ができるようになっており、本体モニタをOFFにしたり、背景画像を変更したり、表示向きを横にしたり縦にしたりできるようになっています。

 背景には、所定のもの以外にも好みの画像を追加することも可とあります。

Screen Control Software|AOOSTAR FANパネル[Electronic Photo Album]メニュー on AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 [Electronic Photo Album]は、本体モニタにフォトフレームを表示する設定です。

 [Selected Background]で背景を選択して、[Launching an e-album]で本体モニタ上でプレビューさせるか否か選択、[Save Settings]で決定・適用させます。

Screen Control Software|AOOSTAR FANパネル[Electronic Clock]メニュー on AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 [Electronic Clock]は、本体モニタに電子時計(日付時刻)を表示する設定です。

 [Selected Background]で背景を選択、[Start electronic clock]でプレビューするかを選択、[Save Settings]決定・適用させます。

 なお、[Start electronic clock]でWindows上での当該画面上では、背景のみ表示されましたが、本体モニタ上には、背景と日付時刻が表示されました。

Screen Control Software|AOOSTAR FANパネル[Settings]メニュー on AOOSTAR GEM12 Pro MAX搭載パネル

 [Settings]は、Screen Control Software|AOOSTAR FANソフト自体のアップデート確認・実行とWindows起動時に当該ソフトを起動するか否かの設定ができるようになっています。

 これの影響だと思いますが、現時点では、Windowsにログインするとエラーメッセージが表示された状態のコマンドプロンプトがあり、これを閉じるところからWindowsを使用開始するというルーティンになっています。

Screen Control Software|AOOSTAR FANへの感想

 中華製でとか、誤訳とか、英語設定にしてるのに一部のポップアップ画面は中国語だったり、ちょっとしたバグと思われる事象はさておき。

 まず、(Amazonなり、AOOSTARなりの商品説明とかで)先に言ってよって話ですが、同梱されている説明書き以外にScreen Control Software|AOOSTAR FANソフトが「Microsoft製(注*1)」であることに触れているところがない気がする点。

 PC-UNIX/BSD*/Linux erになって久しい自身としては、Microsoft製(注*1)ってことは、Windows以外のOSだと表示されないのか、って確かにUbuntu起動しても表示されなかったわけですが、なんだかな...、なんか表示させる方法ないかな?Linuxでも、Wineか?KVMやLXC、DockerでWindows?

2025/03/08

 Wineでは、AOOSTAR FANのインストール、実行まではいったものの、起動しないまま、Wineデバッガで致命的なエラーだよんと言われてしまい(root実行を良しとしないWine公式にもある通り、無理やりrootで実行してもダメで)断念。

 LXDについてもvTPMに対応したLXDで、Windows 11とWSLの新機能であるWSLgとsystemdを試してみるにある通り、Pro MAX上のUbuntuのLXDにWindows 11をインストール(システム要件に一致しないと言われ、Ryzen 7 8845HSが対応一覧になかったのでそれかと思ったら違って記事通りにしたら、それでもインストール成功)。

 結果、AOOSTAR FANをインストール・起動まではできたものの、CPUとOSはホスト・ゲスト共通な以外は、SSDはQEMU環境となってしまい、CPUとしてGPUも認識されているのかと思いきや、GPU欄とRAM欄はカラ、NICはvirtioということで本体ディスプレイ表示には至らず...バインドとかでなんとか...lxc configでできそうか?

 KVM(/QEMU)でも同じでしょうね...、Windows PEなら...と思ってみても3年前にはまだ健在だったGUIでいけるWinBuilderも今はもうなさ気、ただ、ローカルに過去に作ったものがいくつかあるにはある...、が、それにしたってLinuxと同時にと思ったら、仮想化...となれば同じこと...。

 何れにせよ、仮にできたとしてもセキュリティ的には愚の骨頂なんでしょうね...。

 ちなみにScreen Control SoftwareをEdgeでダウンロードしてみたら、「こんなファイルほとんどダウンロードされてないけど、大丈夫なんか?ちゃんと安全かどうか確認せーよ」といった旨、表示され、数ステップ踏まないとダウンロード完了しなかったことからしてホントにこのソフトMicrosoft製(注*1)なのか?と改めて疑わしく感じてきました...(ダウンロードする人が少ないのは事実でしょうが)。

 当のアプリ内にも、そんな情報皆無ですし。

 それにしても知らなかったとは言え、Windowsレスライフを満喫して約11年、Windowsがないと使えない機能を目当てに機種選択して買ってしまうなんて悔やんでも悔やみきれず、一生の不覚もいいところ...。

 金額差は僅かなので痒くもないにしてもせっかくの本体ディスプレイも無駄ですからね...Windows使わない限り...なかったものとするしかないか...。

 それと「電源を切らずにBIOS設定変更できる」という説明があったのでフルとは言わないまでも、いろいろ変更できるのかと思いきや、AOOSTAR FANというアプリ名からしてそうなんだろうけどTDPの3モードと2つのファンの回転数のみ、とは言え、最低限、これができれば良いけどねと思って買ったのですが。

 Windows 11 Pro、クリーンインストールする以前にLinuxで上書きインストールする気満々だったのですが、Pro MAXの購入動機である電源を切らずに設定変更がWindows以外のOSだと表示もされなきゃ、設定変更もできないとすると購入動機だった目的が叶わなくなる...ので急遽、マルチブートすることに。

 他方、AMD Ryzen AIも購入動機の1つであり、これのサンプルや各種アプリの対応状況から後から対応されたLinuxより、Windows 11の方が、という点も含めてのマルチブートですが。

 あと、このアプリ名ってScreen Control Softwareなの?AOOSTAR FANなの?

 それと設定変更は、搭載ディスプレイ上でできるのかと思ってたのですが、Windows画面上でなんですね。

Windows 11 Pro 24H2への感想

 当初、Screen Control Software|AOOSTAR FANの.exeをダブルクリックした時、デスクトップ上にも監視モニタらしき画面が開いたのですが、なにかしたら管理者権限じゃないと...と言われて改めて右クリックして管理者権限で...と起動したら何も表示されない...のですが、そういうもの!?

 あ、あった、いや、インストールし直したから?Windows画面下部のアイコンが並んでるあたりにあるバックグラウンドなのか、黒と白の四角が重なったアイコンをクリックした中にあってウィンドウバーをクリックしたらデスクトップ上に表示されました。

 あの白黒の四角、ワークスペース?一定時間使わないアプリの格納場所?仮想デスクトップって言うのか...、でも、仮想デスクトップを切り替えたわけでもないのに起動したはずのアプリが、そこに隠れるのは何?

 一方、ついでに書いとくとWindows 11 Pro、マルチブートしているUbuntuでは全く問題ない有線LANが最初から認識されず、Wi-Fiの設定をする羽目になり、ドライバ?コントローラ?の不足?、未だに解決方法がわからない...。

Screen Conrol Softwareは、AMD Softwareベース?

2025/03/23
AMD Software Adrenalin版とオーバーレイ on AOOSTAR GEM12 Pro MAX

 このScreen Control Software|AOOSTAR FAN、気づけば、AMD Software(旧Radeon Software|AMD Radeon Software)のPRO版に倣った?もので、本体搭載モニタに表示する点はオリジナルなようです。

 尤も後者は、ハードウェア情報やCPU使用率等々もあるものの、GPU中心ではありますが。

 ただ、Ryzen 7 8845HSなGEM12 Pro MAXにおいて、Linux(Ubuntu)では、Adrenalin版については、/opt/rocm/binはあれど、/opt/amdgpu/以下にbinディレクトリがないとか、中途半端にしか?インストールできず、PRO版については、機種で弾かれているのか、どうやってもインストールできない状況。

 他方、Windowsでは、AMD Software Adrenalin版はインストールできる一方、AMD Software PRO版はダウンロードはできてもエラーとなってインストールできず。

 「意味があるか否かはさておき、相互にインストールはできる」旨の情報もあったので、最近そうなったのか?

 となると以前インストールできた、もしくは、インストール可能マシンでダウンロード・インストールするなどしたものを参考にGEM12 Pro MAXに実装したのでしょうかね。

 WindowsにインストールできたAdrenalin版も内蔵ではなく、外付けの、GPUの上位機種になればなるほど、できることは増え、AMD Chatや生成AIによる画像生成などもできるようで対象ボードならPRO版もインストールでき、FAN Controlもできるようです。

指標オーバーレイ/AMD Software Adrenalin版 on AOOSTAR GEM12 Pro MAX

 GEM12 Pro MAXのAdrenalin版も、タブも設定もそこそこあり、[パフォーマンス]の[指標]タブで項目表示、グラフ表示しつつ、[設定]で[指標オーバーレイを有効化]をONにすれば、ConkyのようなGPU込みの重なっても下になったウィンドウやボタンなども操作できる透過なパネルがデスクトップの片隅の最前面に貼り付けられたりもします。

AMD CPU情報を取得できるようになったのは最近?

2025/03/23

 噂によれば、AMDのCPU情報をLinuxで取得できるようになったのは、ここ2〜3年とか、最近の話なのだとか。

 これが真なら、少なくともAMDについては、GPUもファンの回転数などの情報も同様なんでしょうね?

 今はすでにsensorsコマンド(lm-sensorsパッケージ)で少なくともCPUとGPUのステータスも返ってくる、当然、GUIなxsensorsでも表示される、fancontrolコマンドをインストールしても/etc/fancontrolファイルはなく、pwmconfigを併用するようですが、うまく出力できませんでした。

 が、BIOSには、Advanced設定としてPower*にファン情報が表示され値が変化していたりもするのでファンがある模様であること、値を表示することもできるだろうということも確認でき、LinuxカーネルにもAMD CPU/GPU関連も取り込まれるようになって久しい模様、そもそもLinuxには、CPU含め、システム情報表示コマンド(パッケージ)は豊富にあるのでできるのでしょう。

 ただ、fancontrolやpwmconfigのmanファイルを流し読みしている内にファン回転数や消費電力を表示するにしても、設定変更できる必要はなく、自動でお任せすれば良い気がしてきました。

 もちろん、最小値・最大値を設定した上でその範囲内にある場合のみ調整可能となっているので変更したとてほぼ安全ではあるのしょうが、自動以上に適宜、設定変更し、上手いこと使いこなすことができる気がしなくなってきたので。

CoreCtrl/Linux用AMD Software代替アプリの1つ

 他方、Linuxには、Windows用にあるAdrenalinやPROのようなAMD Softwareはないらしく、CoreCtrlやLACTなどがありますが、ちらっと前者を使ってみた限り、この画面や多彩なデバイス情報表示はともかく、カーネルパラメータを設定しても尚、前者ほど豊富な設定項目は得られていない状況。

 もし、CoreCtrlをインストールしたのにGUIパネルが表示されないという場合、waylandではなく、X11なデスクトップに切り替えると表示されるようになるでしょう(未確認もwaylandにも対応はしているのでしょうが)。

 とは言え、そのうち、Linuxでも豊富に情報の取得や設定もできるようになるでしょと楽観的に捉えています。

 ちなみにファン設定については、チップ内蔵の中では優秀らしき780Mながら、AMD Softwareでもグラフ上で柔軟にカーブ設定までできるのは、外付けGPUでも最上位とか限りなく、上位のものだけな様子。

 さておき、割と曖昧だからこそ悩ましくなく、わかりやすいTDPのPERFORMANCE|BALANCE|ENERGY設定はあった方が良いかなとは思います。

 が、これって実は、Ubuntuの[設定]、[電源管理]でも設定自体はできるので。

 それに、そもそも、これら設定は、BIOSでできるわけですし、スペックが凄いおかげでUbuntuの再起動もあっという間、仮にBIOS画面に入るのにDelを押し忘れたとしてもUbuntuのブートメニューにBIOSの選択肢もありますし、造作もなく、手間もありません。

 Linux上でTDPなどの設定変更ができたり、なんならGEM12 Pro MAXの搭載パネルに情報表示できたりする可能性を探るまで、あわよくば、そうできるまでは、Windows 11 Proも温存しておこうかなとか、ふと血迷ってみたりしたものの、こうなると、もはや不要。

 1年落ちながら新品で8年ほど前に買ったノートPCに付属のWindows 10入りHDDもインストールすらせず、使うことなく、Debianを入れたSSDに換装したように、今回、プリインストール済みWindows 11 Proを少しでも使うならと安全をみてクリーンインストールまでしてみたものの、当初の予定通り、Debianを上書きインストールしようかなと。

 GEM12 Pro MAXに搭載のパネルは、AOOSTARロゴを表示するだけのお飾りになってしまいますが、Windowsがあっても使わないなら結果同じですし。

 前述の通り、そもそもGEM12 Pro MAX搭載パネルへの表示と電源を落とすことなく、BIOS設定項目の変更ができること目当てでGEM12 MAXではなく、Pro MAXを選択したものの、変更はパネル上でではなく、OS上で、そのOSはWindows限定、所望の項目はあったとは言え、変更できるのは極一部と、期待したものとは、ちょっと違いましたしね。

備考

 (注*1)Copilot(Microsoft製AIチャット)に聞いてみたら、Screen Control Software|AOOSTAR FANは、Microsoft製というわけじゃなくてMicrosoftの基準をクリアしたAOOSTAR製のソフトという意味な模様」なんだそうな。

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