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ラズパイ起動時デスクトップアイコン実行・フリーズ問題解決

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Raspberry Piって?

ラズパイ起動時デスクトップアイコン実行・フリーズ問題解決

ラズパイ起動時デスクトップアイコン実行・フリーズ問題解決

2023/06/11

 無意識に気をつけるようになって気にならなくなっていたこの問題。

 違う視点で解決に至りました。

 それは1ヶ月ほど前から実施しているアプリの自動起動。

 これまでずっとパソコンを起動すると毎回行なっていた作業、別に全然苦ではなかったのですが、ふと、そうは言っても時間の無駄だよね...やっぱり、自動化するか...と。

 ~/.config/autostart/以下に.desktopファイルを作成して以下の作業を自動化。

 Tweaksの[スタートアップアプリケーション]などGUIから追加もできますが、オリジナルの場合は、他をベースにするなりして作るしかないので。

 ローカルディレクトリは外付けHDDにあることもあり、ブラウザとConkyは、端末やファイルマネージャとタイミングが干渉するようで、それぞれ適宜時間をずらして設定したsleepを噛ませる必要はありましたが。

 というわけで、このページの問題を解消するためではなかったのですが、結果的に「最初にデスクトップアイコンを実行」することがなくなったので期せずして幸い解決しました。

2022/10/10

 お恥ずかしいことに未解決、振り出しに戻ってしまいました...。

と思いきや、「先に[ファイルマネージャ]で設定したから」フリーズしなかったようです。

 再起動して確認したはずだったんですが...。

 当ページアップ後、改めて起動直後にデスクトップアイコンをダブルクリック...とやってみたら、やはり、フリーズしてしまいました...。

 後で確認すると[ファイルマネージャ]のとある設定は、された状態です...。

 同じデスクトップアイコンの中でも、この事象が起こるのは、どうもホームディレクトリ内の自作スクリプトとか、WineのWindowsアプリとか、実際に起動するアプリの実行ファイル名自体のPATHが通っていないものだけのようです。

 試しにfirefox-esrをEXECに書いてみたところ、普通にFirefoxが起動し、その後の操作にも問題はなかったので。

 ラズパイ2Bサーバで試してみると当該事象は起きないので、この環境固有の模様。

 確かに過去ラズパイ3B+などでもパソコン化して使っていた頃、MATE/LXDEなども使っていたはず、400ではPIXEL以外にCinnamonも使っていましたが、何れのケースでも、こうした事態に遭遇したことはないことからして原因は、先日、PIXELとWine環境が壊れて復旧したことの影響かもしれません。

 何も操作できないにしてもマウスだけは動きますし、[Ctrl]+[Alt]+[F2]などでコンソールを切り替えて、かつ、操作することはできるのでマシンがフリーズしているわけではなく、デスクトップだけがフリーズしている様子。

 ということは、ファイルマネージャ...Nemoしかないみたいだけど、って、あれ?Nemo?これ、Cinnamonのか、MATEならCaja、LXDEはPCManFMなはず、LXDEベースのPIXELはNemo!?ん!?!?!?先日環境壊した時、その辺、おかしくなった!?

 あ、違いました、端末から起動確認してみたところ、[ファイル]はNemoで、[ファイルマネージャ]はPCManFMでした。

 Rasperry Pi 400/Raspberry Pi OS/デスクトップPIXEL(LXDEプラスα)を起動した時、最初に、しかも、実体がスクリプトであるデスクトップアイコンを実行してしまうとデスクトップが必ずフリーズしてしまう問題を解決というか、これに対処してみた話。

結論
  1. メニュー上、[ファイル](ファイルマネージャNema)の?[ファイルマネージャ]を起動
  2. [編集(E)] => [設定(N)]の[一般(G)]を開く
  3. そこにある[実行可能ファイルを立ち上げる時は選択肢を出さない(L)]のボックスをチェック
  4. [閉じる(C)]
  5. (ラズパイ再起動...起動直後だけの話なので)

 これでラズパイ起動時にどのデスクトップアイコンをダブルクリックしてもフリーズすることはなくなりました。

 検索してみてもあってWindowsの話が数件...、んー、デスクトップってことは、ファイラーだよね、そういえば、メニューに「ファイル」と「ファイルマネージャ」ってあったけど、あれは一体なんだっけ?と眺めてみて、これ!?とあたりをつけたら正解でした。

 フリーズと言ってもマウスは自由に動きましたし、同じくフリーズしているものの、直前のConky上のCPU、RAMの消費量も極めて低く、デスクトップのみフリーズしている感じだったんですよね。

ダブルクリックしたデスクトップアイコンの実行方法を尋ねるポップアップランチャー

 さておき、この対処をする前は、このようなデスクトップアイコンをダブルクリックして起動しようとすると[ファイルを実行する]というタイトルで「このテキストファイル 'FILE NAME'は実行可能スクリプトのようです。これをどうしますか?」というポップアップが表示されていました。

 更に[実行(E)]、[端末で実行する(T)]、[開く(O)]、[キャンセル(C)]といった選択肢がボタンになったランチャーです。

 この時、2つしか試していませんが、少なとも[実行(E)]か、[端末で実行する(T)]を選ぶと必ず、フリーズしていました。

 なぜ、これらを選択させないことでフリーズしなくなったのかについては謎ですが、これについては別に選択できても嬉しくないですし、結果オーライということで。

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