焦った!すごーーく焦った、Raspbianが突然しゃべりだした、キー入力を読み上げるわ、GUIメニューをいじるとメニュー名を読み上げるわで...キーロガー系かつ音声読み上げという、なんにしても自身初(なはずの)マルウェアかと思ってヒヤヒヤしたけど原因はOrcaだったっぽく杞憂に終わって良かった(と思いたい)という話。
カタコトっぽさが、また、ウィルスなのか!?という思いを増幅して超焦りました...長年パソコンいじっててこんなに焦ったことは一度もないってくらい。
結果からすると(ユーザーごとに)端末で[orca --replace]、[orca --disable=speech]としたら勝手なおしゃべりが止まりました。
どっちもエラーっぽい挙動でプロンプトは返ってこないのでCtrl+cしましたが、大丈夫みたいです。
後者だけ実行すると前者をやれと言われます。
端末で、これらを実行後、遷移はデスクトップによって違うでしょうが、[設定]、[デスクトップセッション]、[自動スタートするアプリケーション]でOrca screen readerをオフにしてOK。
chkrootkitやrkhunterでも検出されないし、いろいろ試した挙げ句、イメージから焼き直したのに直らない...、CLIでは読み上げない、MATE入れてたけど任意にLXDEに入れ直してみたけど直らない...、何度かゼロ埋めしないとダメか、それでもダメなのか...。
そもそも、めったに起動すらしなかったのに、起動したとしても基本、ネット検索なんてしないし、すぐにシャットダウンするし、他では起きないのに、これだけマルウェアにやられるか?
それに待てよ、音だからな...と音量調節(PulseAudio)を確認数してみると再生タブに以下のプロセスがありました。
ps aux | grep speechしてみると、speech-dispatcher-espeak-ng含め、これらのプロセスもいました。
が、これが、killしてもゾンビみたいに蘇ってくる...、allkill speech-dispatcherしてもダメ...、systemctl status speech-dispatcherしてもno Activeになっている...。
読み上げるってことは、espeakとかfestivalとかか?と思ってなぜか入っていたespeakをpurgeしてもダメ、そもそもこれらは日本語未対応なはずなのに日本語も読みあげる...他は、スクリーンリーダー、ってことはLinuxでは、orcaか?
自動起動になっていたので外して再起動してみるも変わらず、systemctl status orcaしても、そんなのないって言われる。
ならば、man orca...お、あるある[-d, --disable=speech|braille|braille-monitor]。
点字じゃなくて音声だからとなぜか[orca --replace]してからじゃないとダメですが、[orca --disable=speech]したら音声読み上げが止まり、自動起動セッションからOrcaを外したら、再起動後も喋りだすことはなくなりましたとさ。
なぜ、デフォルトでOrcaが自動起動しつつ、有効になっていたのか...、視覚障害のある方々を優先したからかも?それならそれで大々的にアナウンスしてもらわないと...とは言え、一安心。
あー、良かった(んだよね?)。
他方、メインPC(Debian)の方で空き容量充分だったはずのディクス容量が、突然、いっぱいになって、たいていの作業がエラーに...。
df -hしてみるとあと一歩で100%くらい容量食ってることになっている...再起動してLive USB(Debian)のGpartedで眺めると妥当な使用量に減っており、改めて起動しても妥当...何事もありませんでした。
また、割とよくある事象も2台のラズパイ3B+で内蔵無線LANにIPが振られなくなったり...。
なんてことも重なったのでLAN内のマシン、全部やられたかとも思ったのですが、何事もなくて良かった(んですよね?)。