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Androidスマホやっておきたい初期設定

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Androidスマホやっておきたい初期設定

Androidスマホやっておきたい初期設定

2020/11/01

 Androidスマホやタブレットを買って一通り、使い方を覚えたら、まず、やっておきたいのが、マナーモード設定ではないでしょうか。

 一口にマナーモードと言ってもAndroidでは、マナーモードにもいくつかのバリエーションをもたせた設定を行なうことができるのに加え、隠れマナーモードかつ、隠れ節電モードとでも言うべき機内モードもあります。

 シチュエーションとして航空機内が最もイメージしやすいからこそのネーミングでしょうが、機内モードだからって飛行機内限定の機能ではありません。

 あと忘れたくないのが、充電を長持ちさせるためにも、バッテリーを長持ちさせるためにも節電設定。

 また、スマホの画面をロックしておく機能やアプリのインストール他にもAndroid端末を使う上で必要となることが多い、Googleアカウントの作成・設定もしておくと良いでしょう。

 尚、検証は、ピュアAndroidを謳うモトローラmoto g8 Power LiteのAndroid 9で行っています。

 ちなみにサイレントモードも選択できますが、少なくともAndroid 9では、マナーモードと統合されたようでマナーモードに遷移します。

Androidの音

 マナーモードを含め、Androidの音の基本設定は、本体の音量アップ・ダウンボタン、または、そこからも遷移できる[設定] => [音]で行ないます。

 本体の音量アップ・ダウンボタンからは、音量及び音を出す(バイブレーションOFF)、バイブ、消音を設定でき、鐘アイコン、バイブアイコン、見るからにミュートされた鐘アイコンの3つから成り、クリックするごとに切り替わるので音を出すなら鐘アイコン、消音するならミュートされた鐘アイコンに切り替えます。

 着信音と通知音の設定は、

 [詳細設定]をタップすると次の音のON/OFF設定ができます。

Androidのマナーモード

 マナーモードのON/OFFについては、本体の音量アップ・ダウンボタン、または、そこからも遷移できる[設定] => [音] => [マナーモード]の以下から設定できます。

 ちなみに自身は、[自動ルール]として重複していますが、[睡眠中]と[おやすみ時間モード]中は、マナーモードにしています。

 尚、本体の音量アップ・ダウンボタンから行なう場合は、鐘アイコン、バイブアイコン、ミュートされた鐘アイコンの3つから成り、クリックするごとに切り替わるのでバイブアイコンに切り替えます。

 一方、マナーモード時の通知や音の設定は、[音とバイブレーション]、[通知]、[通話]、[メッセージ、予定、リマインダー]から行ないます。

 [音とバイブレーション]では、マナーモード時における以下の音のON/OFFを行なうことができます。

 [通知]では、下記の選択、

 [通話]では、下記の設定が、

 [メッセージ、予定、リマインダー]では、下記の設定ができます。

機内モード

 機内モードは、通知エリア、または、[設定] => [ネットワークとインターネット]の[詳細設定] => [機内モード]でON/OFFできます。

 この機内モードは、通信系を遮断するモードですが、Wi-FiとBluetoothに関しては、機内モード中でも(機内モードにした後に)ONにすることができます。

 機内モードは、モバイルネットワークが使えない設定なので、かけてきた相手には、例の「電波が届かないところにおられるか、電源が入っていない為、かかりません...。」といった旨のアナウンスが流れ、電話呼び出しにおいて着信することはない為、着信音は鳴りません。

 前述の通り、Wi-FiやBluetoothは、機内モード設定後に有効にすることもできますが、機内モード設定時には、自動的に無効設定されるという意味でデフォルトでは、LINEやSkypeなどによる電話機能も利用できないため、着信音は鳴りませんし、モバイルネットワークもWi-FiもOFFなのでSNSに接続することもできないため、これらの通知音も鳴りません。

 更にマナーモードやサイレントモードとの併用や単独でメディア音、アラーム音を鳴らすか鳴らさないかはお好み次第で設定できます。

 これが、冒頭、隠れマナーモードとも言えると紹介した所以です。

 ちなみに、この機内モード、これらが自動でOFFになることにより、次のような、いろんなメリットがあり、一部は、バッテリー消費低減効果もあるため、隠れ節電モードとも言えるかなと。

節約・節電設定

 前述の機内モード以外にもバッテリーをセーブする節電効果やデータ通信量の節約をする方法があります。

 節電としては、[設定] => [電池]の

 また、[設定] => [Digital Wellbeingと保護者による使用制限]の

 併せて、アプリ使用による電池消耗度合いにもよりますが、タイマーでWi-Fiを自動ON/OFFしてくれるアプリや任意の条件でON/OFFできるアプリを併用するのも良いでしょう。

 データ通信量の節約としては、通知領域から設定でき、ONにするとバックグラウンドデータをWiFi接続時のみに制限する

 また、通知エリア、または、[設定] => [ネットワークとインターネット] => [モバイルネットワーク]でOFFにしておくとデータ通信にモバイルネットワークを使わない(Wi-Fi環境があればWi-Fiを使う)

 利用可能なWi-Fiがある環境下にいる、任意のアプリも必要とせず、自発的にネット利用する気がない時、モバイルネットワークを介したデータ通信を一切したくない場合にOFFにすると節電効果に加え、想定外の通信量が増える心配がなくなります。

 手動でのON/OFFは、手間だったり、忘れるという可能性もあるのですが、モバイルネットワークのON/OFFもできる自動化アプリを利用したとしても、そもそもadb/Android Debug Bridgeを使って隠れ機能を開放したり、端末(スマホやタブレット)のroot化をしないと機能せず、adbで済むならまだましも、端末のroot化は、リスクが高く、明らかにデメリットの方が大きいので手動での運用が賢明でしょう。

 Android、セキュリティリスクを回避しつつ、adbやroot化しなくても良いように、うまく考えてくれないかな...。

 あと、もちろん実用との兼ね合いを考慮しつつ、画面の輝度は、できるだけ下げた方が、また、バックグラウンド起動させるアプリは極力絞り込んだ方が、節電・バッテリー消費抑制になるでしょう。

画面ロック設定

 Android端末は、そのままだと誰にでも見ることができます。

 それが困る場合は、最低限、画面ロックをかけておくと良いでしょう。

 画面ロック、[設定] => [セキュリティと位置情報]でできます。

 Android端末の画面ロック方法は、[画面ロック]をタップすることで設定でき、[なし]、[スワイプ]、[パターン]、[PIN]、[パスワード]の何れかを選択できます。

 [なし]だと何もしないのと同じ、[スワイプ]も誰でもスワイプ(画面を指で払う動作)すれば表示されるので意味はなく、[PIN]か、[パスワード]を設定しておくとよいでしょう。

 [PIN](Personal Identification Number/個人識別番号)は、スマホを使えるようになるまでの過程で作成を促されることが多い、主に4桁の大文字・小文字含む英数字で、[パスワード]は、ここで新たに設定する任意の英数字の組み合わせです。

 この2つの何れかを設定してあれば、操作できないように画面がロックされた時、何れか設定した方を入力しないと解除されなくなるので、そのまま何もせず、放置するよりは、遥かに安全です。

 また、[画面ロック]横の[歯車マーク]をタップすることで[自動ロック]で[すぐ]の他時間設定ができ、[電源ボタンですぐにロックする]のON/OFF、[ロック画面メッセージ]で画面がロックされた時に表示したいメッセージを設定できます。

Googleアカウント作成と設定

 Androidは、Google派生のオープンソースですが、Googleアカウントがないとスマホにインストール済みのアプリ以外のアプリのインストールの他にも、できることが、かなり制限されるケースがあります。

 というわけでAndroid端末のアカウントは、複数作成できますが、その1つにGoogleアカウントを作成しておくと良いでしょう。

 Googleアカウントは、既に作成済みで持っているものでも構いません、その場合は、それをスマホに登録・設定します。

 アカウントの作成・設定は、[設定] => [アカウント]でできます。

その他の設定

 これら以外の設定は、まさに[設定]でできるのでいろいろと眺めてみるとよいでしょう。

 開発者向け設定というものもありますが、たいていの人には不要でしょうし、少なくとも最初の段階では要らないでしょう。

 設定時点でアプリが必要になるケースもありますが、改めてインストールするまでもなく、Android端末にも予めインストール済みのアプリが多数あります。

 例えば、時計やアイコン、検索窓などが並んだホーム画面を設定・編集したり、ウィジェットと呼ばれるものを追加したい場合は、ホーム画面の余白を長押しするとメニューが出てくるので、そこから行ないますが、これ自体もアプリであり、他にお気に入りのアプリがあれば、入れ替えることもできます。

 また、音声SIMを使っていたり、それに限らず、LINE電話のような電話を使っているなら、連絡先は登録しておきたいでしょう。

 インストール済みアプリの中には、電話アプリもあるので他に気に入ったアプリがないのであれば、既存のアプリで充分でしょう。

 アプリをインストールし始めるとアプリによっては、既存の設定の変更、そのアプリ用に権限を開放するよう求められたりすることもあるので何かと[設定]を眺める機会も増えるでしょう。

備考

 スマホ・タブレットと言うとアプリに目がいきがちですが、アプリを使う以前に、できることって結構ありますよね。

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