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Androidアプリストアの選択肢

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Androidアプリストアの選択肢

Androidアプリストアの選択肢

2020/12/20

 Android用のアプリストアと言えば、Google Playですが、例えば、WikipediaによるとGoogle Play Storeを経由しないアプリの配布も認められており、Google Playの類似サービスが複数あると言及しています。

 また、githubなどで公開されているオープンソースアプリに特化したF-Droidも有名ですし、The Guardian ProjectもF−Droidリポジトリを介してアプリを提供しています。

 オープンソースであるAndroid用のアプリは、APKというファイル形式にビルドされたものが、配布されており、「提供元不明のアプリをインストールする」手段が用意されていることから、実現できています。

 また、AndroidをベースとしたFire OSを搭載したAmazon端末においては、Google Playに制限を加えた風のAmazonアプリストアがあり、ここにあるアプリもAPKファイルなのでAmazonアプリストアからAndroidにインストールすることもできます。

 野良アプリのインストールなどもっと知りたい場合は、Googleに魂を売らずにAndroidを使う方法を参照。

備考

 他にもGoogle Play以外を野良と呼ぶなら野良ですが、一定の目的で収録されたアプリを同一の自動化した方法でインストールできるアプリストアにあるアプリという意味では、野良とは言い難いものもあったりします。

 ただ、何を以て安全としているのか、そもそもセキュリティ対策が講じられているのか、個々のアプリのみならず、アプリストアについてもdeGoogle、Google回避できたとして日米欧が安全なんて平和ボケはしていないまでも、例えば、全ての情報の提供を強制的に国民に求めることができる法律を採択した中国共○党に情報が集まることを良しとするのかなど運営元によっては、尚更、気になる点もあります。

 今となっては、F-DroidやThe Guardian Projectだけでも、ほぼ事足りるでしょうが、GAFAMやスマホメーカー発以外で、ある程度の数のアプリを扱っていて、そこそこ信用できるアプリストアってないのかな...。

[2021/02/07] Aptoide/APKPure/APKMirror追記。

Aurora Store/Aurora Droid

 例えば、Googleにちょっとでも抵抗ある人々にとっては特に、その特徴が、とても魅力的に映る、単独やF-DroidのリポジトリにもあるGoogle Playの非公式な代替Aurora StoreやF-Droidの非公式な代替、Google Playにある無料アプリをGoogleに情報を渡すことなく、インストールできると謳うAurora Droidなるアプリがあります。

 が、このAurora Store/Aurora Droid、盲目的に飛びついて良いものなのか、気になる点も。

 些細なことから言うと、例えば、今日時点、公式と思しき、Webサイトauroraoss.comを観ると

 単に忘れているだけ、突貫の作りかけである、ホームページ作成に慣れていない(ページ自体はプロか類する人に作ってもらったが、コンテンツ未作成の内に完成し、後で自分で追加することになってそのまま放置状態)、F-Droidにないアプリもあるようなので、とにかく、アプリ作りに追われてホームページ完成に至らない、特定されないように身を隠している...等々、他の可能性もありますが...。

 また、Auroraプロジェクトが、インド発というのは、宗教的なものは抜きにして理数系に強い国、10億人という人口、アメリカ、ロシア、中国、ブラジルとは一線を画す意味でも必然的なものと捉えて差し支えないのか...。

 ちょっと突っ込んでみるとAurora Storeに関しては、Googleと対峙するとも言われるYalp Store派生でその後、一から作り直されたそうですが、例えば、Aurora Storeダウンロードページには、[Anonymous Mode]として[Allows you to login & download apps without personal Google accounts.](Googleアカウントにログインしても良いし、ログインしなくてもアプリをダウンロードできるよ)とあります。

 ということは、[Google Play Service(GooglePlay開発者サービス)]を使わずにアプリをインストールすることができるということであり、これを実現するために、プライバシー重視で余計なものを排除したという非公式な代替となる脱Google組による[microG]がありますが、噂によれば、これをも使わずにインストールできるという話もあります。

 ちなみに[Google Play Service]とmicroGについては、Google Play開発者サービスから脱却しながらAndroidを使うためのオープンソース互換アプリ「microG」に簡潔に書いてあります。

 microGは、決して少なくない脱Googleを目指す人々の間で支持を集めているAndroid自体の代替カーネル・ディストロをROMに焼き、Android端末のAndroid自体を入れ替える場合にも重宝されているとのことです。

 何れにせよ、Aurora StoreやAurora Droidが、[GooglePlay開発者サービス]やmicroGを使わないということは、これに代わる何かを使っていることになるはずです。

 中でもGoogleが、これを元に得た情報で稼いでいると言われていることを考えると資金源としては、とても旨味のあるものであるはずですが、Auroraは、無欲にこれをあっさり捨て去るのか、プロジェクト継続のための資金源とするのか、後者もアリな気はしますが、それならそれでその使途は気になるところ...。

 あっさり、受け入れられたF-Droidのリポジトリにあるので安心してもよいのか、F−Droidの懐の広さから、来るもの拒まずで収録されているのか、他に何か理由があるのかとまで勘ぐってみたり。

 いや、信じて使いたいのは、山々川々谷々なんですよ?なんですけど...。

Aptoide

 また、日本語での情報は限られるものの、世界的には、人気があるらしきapkファイルを入手してインストールする必要のあるAptoideというストアアプリもあります。

 TVやSTBs/Set Top Box用のAptoide TVアプリストアというものもあって国内でも限定的ながらもFire TVなどGoogle Playストアを利用できない環境においてこれの代替目的としての利用者もいるようですが、Google開発者サービスを利用するアプリが機能しないという話も。

 加えてAptoide by WikipediaにあるようにGoogleにいちゃもんをつけたことがある過去などからするとGoogleには依存していない模様。

 インストールしてみると[信頼済み]/[Trusted]と緑の背景に白抜きのチェックマークアイコンは、Aptoideがお墨付きを与えたアプリのようです。

 が、それ以外の信頼できないアプリも多々あるということであり、Google Playストアに存在するアプリも多々ある(が、GitHubなどで公開されているアプリにおいてGoogle PlayストアやF-Droidのアイコン・リンクはよく見るが、Aptoideのは見た記憶がない)、いわゆる大手製のアプリは、自ら登録したのか、ストア側で勝手に登録しているのかが判然としない点もさることながら、何でもありなのが売りなのか?だとすると少々不安が残ります。

 また、Aptoideの名前の由来の1つになっているというDebian系パッケージ管理システムaptに着想を得て複数のリポジトリから更新できるようにしたいというだけでは主目的が曖昧で定かではない、もう1つの由来とされるAndroid云々のOIDEとは、springhack / Android_OIDEのことなのか?探しても他に見当たりませんが、これは、管理人が中国系っぽい、Aptoideは、他方、晩年、中国資本の割合が高そうに見受けられます。

 米トランプ元大統領の発言によるファーウェイの一件もあり、中国では、Google Playストアを使わないスマホ・タブレットが一般的になってきているようなので世界を視野に入れている模様ながらAptoideも選択肢の一つなのでしょう。

 だとしても日米欧から発信のものが安全とは言い切れないながらも他地域はもっと不安、近年、つとに香港や台湾への圧力著しい中国に至っては、求めた情報は全部よこせ的な法律を作るなど敬遠するに値する行動の数々に辟易としており、試しにインストールはしてみたものの、Aptoideは、アンインストールしました。

APKPure

 APKPureという新旧問わず、自称オリジナルの.apkファイルを配布、ダウンロードできるというアプリストアもあり、Androidだけでなく、iPhoneやデスクトップ版まであるようです。

 About usによれば、設立は2014年、APKPure.com Termsによるものらしいですが、出処不明、APKPure on Facebookを見るとアフリカのザンビア・カッパーベルト州?(というのは隠れ蓑でアフリカと言えば、圧倒的なのは、中国資本...と思ってしまうのは、勘ぐりすぎ?)

 これもGoogle Playストアにあるアプリから、ないアプリまで様々収録されている模様、サイトの造りも、ミッションとして書かれていることも額面通り受け取れば、素晴らしいですが、実際のところ、セキュリティ対策が、どうなされているのかは不明です。

 特にアメリカ(トランプ元大統領)が敵視している国々においてGoogle Playストアの代替アプリストアという位置づけはあるにせよ、今ひとつ売りが判然とせず、何をモチベーションとして運営されているのかがよくわかりません。

 これもまた、今のところ、インストールを見送っています。

APKMirror

 APKMirrorという、APKPureと似て、新旧問わず、各種アプリの.apkファイルを配布、ダウンロードできるというアプリストアというか、サイト、Webサービスもあります。

 これもGoogle Play StoreやGoogle Play servicesまでをも含め、Google Playストアにあるアプリから、ないアプリまで様々収録されているようですが、明確な目的があるようなないような...、セキュリティ対策もなされているようないないような...、判然としないように思いますが、どうなんでしょう?

 また、素性は...と探すと各ページ末尾に[© Illogical Robot LLC, AndroidPolice.com]とあるのですが、何れもリンクはなく、前者を検索するとアクセスできないサイトしかなく、後者はアクセス可能、Android関連情報を発信するブログの模様でスタッフ一覧などもあり、結構な肩書の人もいますが、それが本当なのか、実在する人々だったとして、リンクしていない時点で彼らにAPKMirrorに参画している意識があるのかどうかも定かではない気もしてしまいます。

 もちろん、それを言うと素性をはっきりさせるって何?って話にもなりますが、ただ、情報を発信しているだけの媒体ではないという意味では、他のアプリストア同様に気になるところ。

 そんなこんなで、今のところ、APKMirrorからのインストールも見送っています。

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