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ComfyUIやLocalAIでローカル生成AI on Linux Ryzen 7 8845HS

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ミニパソコンって?

ComfyUIやLocalAIでローカル生成AI on Linux Ryzen 7 8845HS

ComfyUIやLocalAIでローカル生成AI on Linux Ryzen 7 8845HS

2025/04/30

 先月買った自身初購入のミニPCでAMD Ryzen AIを積んだRyzen 7 8845HS搭載AOOSTAR GEM12 Pro MAXにプリインストール・クリーンインストール済みWindows 11 Proとは別にマルチブート、AMDXDNA(Ryzen AI NPU)が実装されたLinuxカーネル6.14な25.04ベータを入れ、USB SSDブートしていたUbuntuでComfyUIやLocalAIを使ってみた話。

ComfyUIで生成AIにチャレンジ...

ComfyUI

 ComfyUIとは、https://www.comfy.org/やgithub上のcomfyanonymous / ComfyUIからダウンロードしたり、git cloneしたりできるグラフ、ノード、フローチャートから高度なStable Diffusionパイプラインを実行できる生成AIソフトウェアとのこと。

ComfyUIの実行とCoreCtrlによるGPUモニタリング on Linux AMD Ryzen 7 8845HS PC

 実行は簡単で、起動時点でGPUが使われてますね。

ComfyUIマネージャ

 ComfyUIマネージャっていうのがあるのか...ふむふむ...。

 と眺めつつ、なんとなく開いたComfyUI サーバー構成の説明を見るとINT8しか対応していないRyzen 7 8845HSには、厳しそうな雰囲気。

 というわけで撤退...。

LocalAIで生成AIにチャレンジ...

 LocalAIは、githubのmudler/LocalAIから利用でき、インストールするか、Dockerイメージを起動、GPUがなくCPUだけしかないという場合でもローカルでLLM/Large Language Model/大規模言語モデルを使ったAIアシスタント、画像生成、音楽生成、テキスト to スピーチなどができるというAIツール的なソフトウェア。

CoreCtrlでiGPU使用状況確認中のtext2image画像生成中なSD1.5ベースのLocalAI Docker版 on Linux AMD Ryzen 7 8845HS PC

 LocalAIでテキスト(プロンプト)から画像生成中...っていうか、CPUオンリーといいつつ、GPUも使ってますね。

なぜかぼんやりになってしまったLocalAI Docker版/sd1.5生成画像例3 on Linux AMD Ryzen 7 8845HS PC

 そしてLocalAIでテキストからの画像生成も、あっさり、できました...が、CPUオンリーイメージだからか、ギャラリーから選択できるもので言うと、sd1.5モデル以外のStable Diffusionやdreamなんちゃらとかだとエラーになる。

 かと言ってCPUに限定しない方のDockerイメージを使うと原因究明はできていないのですが、なぜか起動させることができない...。

なぜかぼんやりになってしまったLocalAI Docker版/sd1.5生成画像例1 on Linux AMD Ryzen 7 8845HS PC

 sd1.5モデルだと、何も指定しないとフォーカスが全くあっていない、物体が一体何かわからないというほど、薄らぼんやりした画像しか生成できず、この画像は、クリア品質でと追加指定、これでも遥かにマシにはなり、それが何かがわかる画像が生成されるようにはなるものの、ぼんやり品質は相変わらずだったり。

なぜかぼんやりになってしまったLocalAI Docker版/sd1.5生成画像例2 on Linux AMD Ryzen 7 8845HS PC
これは前掲スクショを切り抜いただけで同一

 これは、Docker版だからでインストールすれば違うのか?同じSD1.5系でもモデルに違いがあるからなのか?、なんらかの設定でどうにかなるものなのか?、単にプロンプトの入力が下手だからなのか?、iGPUやNPUを使えていないからなのか?、もし、Alpaca/OllamaやLM Studioに画像生成AIモデルがあれば、Windows版オンリーなAmuseばりに期待するようなものができるものなのか?、何らかの理由でそうしたモデルを使うことはできないものなのか?

 SD 3.5が出てさえ人気があるというSD1.5だし、そんなはずはないよねと確認の意味も込めて、他の方法でもStable Diffusion、中でもv1.5は試してみないとねということでAUROMTIC1111なStable Diffusion Web UI、その後、lshqqytigerなamdgpu対応版を使ってみることにし、Linuxでの生成AIについては、Stable Diffusion Web UI amdgpuに落ち着きました。

 他にPinokioなども試しつつ、記事のアップ日は前後しましたが。

LocalAI Docker/モデルはSD 1.5 GGML on Linux AMD Ryzen 7 8845HS PC

 今回、LocalAI Dockerで使ったモデルはsd-1.5-ggml。

LocalAI Docker/モデルはSD 1.5 GGML on Linux AMD Ryzen 7 8845HS PC

 このモデルはrunwayとあり、Stable Diffusionを公開した3つのグループの内の1つですよね(ん?あれはRunway?同じ?)。

LocalAI Docker使用モデルsd-1.5-ggmlのパネルにあったLinksを辿って表示されたHugging Faceのページ on Linux AMD Ryzen 7 8845HS PC

 先のLinksを辿ってみるとHugging FaceのページでOriginal Modelとしてrunwaml/stable-diffusion-v1-5。

 その下を見ていくとstable-diffusion-v1-5-pruned-emaonly-Q8の文字が。

 よって実際は、量子化済みのstable-diffusion-v1-5-pruned-emaonly-Q8_0.ggufのような気が。

 これってQ8_0はともかく、Stable Diffusion Web UIのデフォルトと同じ...でも、Web UIでは、ぼやけることなく、バッチリ、画像生成できているんですが...。

 LocalAIには、ネガティブプロンプトがないからですかね...?でも、SD Web UIだとポジティブプロンプトだけでも、そこそこ生成されるんですよね...。

LocalAI DockerでLLM gemma_3_4b_itを使ってAIアシスタント on Linux AMD Ryzen 7 8845HS PC

 LocalAIのAIアシスタントは、まずまずの精度...尤も精度という面ではモデルに依存するわけで、Gemini系なのかgemmaもGo○gle製っぽいですけどね。

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