以前、作って運用しつつもブラッシュアップ中のRaspberry Pi 3 Model B+とJulius、Open JTalkベースの自作スマートスピーカーがあります。
主な機能は、
尚、ラズパイ用ACアダプタを挿したスイッチ付きコンセントでのON/OFFとは別にラズパイ用boot/reboot/shutdown物理ボタン付き。
音声認識にJuliusを使った自作スマートスピーカーに伝言とメモの機能を実装するにあたり、マイクとスピーカーを専有してしまうOSSやALSAからPulseAudioに移行しました。
ちなみに便利なのでラズパイだけでなく、PC/Debianにも自作スマートスピーカー機能を搭載しています。
自ずとモニタ付きとなるPC版スマートスピーカーには、PC及びラズパイ双方のスマートスピーカー機能のデスクトップアプリとしてPyQt5/Qt Designerによる操作パネルも作成しました。
ラズパイスマートスピーカーのパネル操作含め、Debian GNU/Linuxパソコンにも入れたJuliusとOpen JTalkによるスマートスピーカー機能をRaspberry Pi 400パソコンにも入れてみることにしました。
というのもRaspberry Pi 400 PCは、DebianノートPCよりCPU周波数及びコア数で上回り、スペック的にメインとも言うべき存在でもあり、ラズパイ400のみ起動したときのことを考慮し、基本、Debian PCでできることは、ラズパイ400でもできるようにしておこうかと。
また、Raspberry Pi 3B+スマートスピーカーやノートパソコンに入れた当時、Juliusは4.4でしたが、その後、4.5、4.6とバージョンアップするにあたり、インストール時の作業にも変遷があり、4.6をインストールした今回、改めて整理しておいた方がよいかと。
執筆時は、Juliusバージョン4.4とは言え、基本は、関連パッケージ含め、Juliusの通りですが、4.6では、configure時に注意しつつ、このようにします。
特に--buildオプションは、少なくとも試した自身のRaspberry Pi 3B+では、aarch64-unknown-linux-gnuになるなど一様ではなく、リンク先に求め方がありますが、これが異なるとmakeに失敗したりするので要注意。
尚、ここでは、pulseaudioを前提としています。
ちなみに4.4の時、ラズパイにインストールする場合、事前インストールする必要のあるパッケージがありましたが、インストール済みだったのか、400では、その必要はありませんでした。
また、これまでUSBメモリやSSDなど何度か、このスマートスピーカー機能を入れてきましたが、バージョン4.5だったか、途中で変更になったのか、一貫してだったのか定かではありませんが、PulseAudio前提で--with-mictypeオプションがなくなったことがありました。
Open JTalkはこのリンク先で書いた通りです。