サーバとしているラズパイのOSであるRaspbianの最新版Stretchがリリースされてから数ヶ月経つので、ここらへんでJessieからアップグレードしておくことに。
Raspberry Pi 2 Model Bを使っている自身は、サーバのシステムデータは、SDカードではなく、16GBのUSBメモリ、データは2TBのHDDに入れていますが、安全をみてシステムを入れているUSBメモリは、ddしてバックアップイメージを取っておきます。
既に2台のPCではDebian Stretchにアップグレード・クリーンインストール済みですが、一応、Raspbian GNU/Linux upgrade from Jessie to Raspbian Stretch 9を参照させて頂いたところ、おかげでdpkg -Cとapt-mark showhold、apt-get --simulate upgradeなるコマンドオプションを覚えることができました。
ただ、3点追加。
1つは、Jessieで最後のapt-get update、apt-get upgradeを行ったあとのapt-get autoremove。
もう1つは、追加でリポジトリを変更するにあたり、/etc/apt/sources.listだけでなく、/etc/apt/sources.d/raspi.listもjessieからstretchに変更しておいたほうがよさ気なのことに気づき、編集。
更に1つは、興味本位でアップグレード前後の/etc/os-releaseを確認。
あとはリンク先の通り。
サーバだし、全部Yesってわけにもいかないか...と自動にしなかったこともあり、確認がたくさんありました。
正確な時間は計測していませんでしたが、2時間半〜3時間くらいだったかな?アップグレード自体は無事完了。
尚、PCでアップグレードした際、ノートの方は、自身のミスで結果、クリーンインストールすることになったのですが、そのおかげでStretchでは、結構いろんな点が変更になっているようであることに気づきました。
というのもアップグレードなら使い慣れたJessieのパッケージも残っている上で代替パッケージも追加されているので、そのことを知らなくても使用・運用できますが、クリーンインストールだとそうはいかず、戸惑い、驚く羽目になることがあり、自身はまさにそうでした。
例えば、代替パッケージに置き換えられてifconfigがないとか、使いたければnet-tools入れないとダメとか、無線LANが接続できなくなったと思ったら、dhcpクライアントが変更になったのか、dhclientもdhcpcdコマンドもなく、自動で代替してくれるでもなく、パッケージを探してもないなと思ったらdhcpcd5パッケージだったりとか...。
Debianに限らず、変更箇所の詳細を見ることなく、意識せずにアップグレードしていた自身は、このことで少し反省させられました。
ただ、DebianとRaspbian、全て同じとは限りませんが。