『Doorbell using 433MHz RF radio』を自作してみるページ。
回路とスケッチについては後述しますが、より具体的に言うとArduino Nano互換機 5V 16MHz、Arduino Pro Mini互換機 5V 16MHz、433MHz RFトランシーバ送信機FS1000A、受信機RF-5V、タクトスイッチ、パッシブブザー他を使いました。
が...、日本では、この機器に対して技適...というか、周波数433MHzは、アマチュア無線免許がないと...いや、待てよ?あったとしても呼び出し周波数とされている433MHzにおいて呼出符号のない交信は、通報の対象らしいので要注意...というか、つまるところ、このモジュールは、使っちゃいけない模様。
安かったから良いものの、よくわからないまま、3組も買っちゃったけど...使える国に移住するか、造りを眺めて勉強するか、飾るか、ゴミか...何れにしても、ここまで知る前に、うっかり、やってみちゃったことだけは書いておきます。
結果から言うと、というか、途中経過と言うべきなのか、433MHz RFトランシーバだけの動作確認では、一部、死角はあったものの、至近距離はもちろん、壁など障害物があっても余裕で数mは送受信可能だったのですが、送受信する値は全く一緒なのにブザーを実装すると、なぜか、700mm(70cm)〜800mm(80cm)が限界(それ以上は、機能することは稀で不安定)となる状況に遭遇。
一体、なぜ!?
タクトスイッチを押すと送信機FS1000Aから[1]を送信、受信機RF-5V側の回路上のパッシブブザーがドレミの音階を再生する動画がこれです。
送信機側電源は、モバイルバッテリー、送信機側Arduinoボードは、Pro Mini互換機、受信機側電源は、ACコンセント接続USB充電器、受信機側Arduinoボードは、Nano互換機としました。
ちなみに、この時の距離は、120mm(12cm)程度。
送信、受信の回路概略とスケッチは、以下の通り。
送信機側は、Pro Mini互換機の5Vをタクトスイッチの端子、FS1000AのVCCを同じ側のタクトスイッチのもう一方の端子に、Pro Mini互換機のGNDを抵抗1MΩを介し、タクトスイッチの5Vの対角の端子とFS1000AのGNDに、D12をFS1000AのDATAに接続。
尚、送信機側は、そのままだと期待する動作と逆となるため、自身初なので自信はない(し、抵抗値も適当に選んだ)が、プルダウン抵抗を使うことで負電圧の動作(タクトスイッチONでLOW)を正電圧の動作(タクトスイッチONでHIGH)になるようにしました。
動作確認でも使わせて頂いたRF 315/433 MHz Transmitter-receiver Module and Arduinoのスケッチを拝借、若干修正した送信機側のラフスケッチは、これです。
受信機側は、Nano互換機の5V/GNDを受信機RF-5VのVCC/GND、D12を受信機RF-5VのDATAの何れか一方に、D8をパッシブブザーのプラス(+)、GNDをパッシブブザーの他端(マイナス)に接続。
送信機側でも、また、動作確認でも使わせて頂いた先のリンク先(instructables.com)とパッシブブザー登場の度に使わせて頂いている圧電スピーカをつないで音を鳴らすのスケッチを拝借し、組み合わせた受信機側のラフスケッチは、これです。
尚、ここでは、VirtualWireライブラリを使っていますが、開発者曰く、VirtualWireライブラリは、より多くの機能を持つRadioHeadライブラリに全機能を吸収、移行の過渡期にあるとアナウンスされています。
そもそもArduinoなしでESP8266を2つ使ったWiFi玄関チャイム・呼び出しベルができました。