手のひらに収まるくらいのハンディ掃除機(ハンディクリーナー)をDCモータと小型ペットボトルとボトルキャップを使って自作してみました。
目的は、電子工作中などに出るデスク上のゴミ・チリを吸い取るため。
が、吸煙機と同じく、ファン・ブレードの羽の問題か、ティッシュを一重にして細かくしたものは吸い取れるが、グルー(糊)のカスは吸い取れない程度に吸引力が超弱なので改良の余地あり...。
と思ったら...、あける穴位置を間違えた...ファンより前にあけしてしまった穴をビニールテープを貼って穴埋め、ファンより後ろに複数穴を空けたら、グルーのカスは無理にしても、明らかに吸引力が上がりました。
参考にしたのは、各種YouTube動画。
詳細については、いろいろなタイプの自作電動クリーナーがYouTubeに複数投稿されているので、それを参照すると良いですが、一応書いておくことにします。
材料は、ミニペットボトル1本、そのキャップ、ストロー、スライドスイッチ、140型モータ(操作電圧3-5V以外詳細不明)、9V/006P電池スナップ、9V/006P電池、プラスアルファ。
今回は、プラスアルファとして現状合わせでボトルお尻側の両端に合う程度のキャップ2個、ファンブレード用に入浴剤(バスク○ン)のフタを使いました。
また、ストローの代わりにボディソープ(シャンプーなど)用ポンプボトルのパイプ部分を使用。
ペットボトルについては、小型ペットボトルのキャップ部含め、40mm(4cm)くらいの部分、お尻側から50mm(5cm)くらいの部分を切断して使いました。
置き場に困らず、手軽に使えるよう、できるだけ小型にしたかったことから120〜150mlくらい?のミニペットボトルがあったのはラッキーで350mlや500ml以上では、手のひらに収まらないどころか持ちづらい上、モータを格納するのにも悩むところでした。
ペットボトル先端のキャップには、吸引部となるストローなどが挿さる穴を開け、後方には、フィルターとなる布・ガーゼを貼る(この間にゴミが溜まり、キャップを外すと捨てることができる構造)。
ペットボトルお尻側は、現物合わせで向きはどちらでも可、フィルター側に来る方には、通気口として中央、空気穴として周囲に複数個をあけ、後方からシャフトにファンブレードを付けたモータを(ファンを前にして)入れ固定。
これにスイッチと電池を付けるわけですが、必要なら最後部にキャップを付ける。
以上。
尚、後部と、そこにはめたキャップは、全く別のものだったものの、ほぼ同じくらいのサイズで後部の周囲をライターで軽くあぶって縮めてからキャップをはめたらピッタリでした。
尚、今回、各部の固定には、グルーガン、穴あけには、千枚通しや加工用にしている30Wのハンダゴテを使いました(ハンダゴテを使う場合、とてつもなく不健康そうな、その気体を吸い込まないよう換気には十分配慮のこと)。
今回使用したDCモータに対して9V電池は、明らかに過剰でモータ破損や寿命が短くなることを覚悟した上で注意が必要ですが、YouTubeで複数の動画をみても、また、掃除機でなくても電池といえば、何かと9Vなので踏襲しました。
尤も掃除機に5V以下だと吸引力を考えると実用的ではないのでしょうし、タクトスイッチにしているものが多い気がするので短時間なら...という思いもあるのだろう...と思ったら、一見すると、そうとは思えないモータでも操作電圧9Vや12Vといったものもある模様。
一方、今回、吸い込みが弱いのは、ファンがボトルに対して小さすぎたからな気がしますが、吸引部を太くしたことも影響しているのかも?
また、モータ・操作電圧が同じであれば、掃除機の胴体がより短い(吸い込みノズル先端からファンまでの距離が近い)方が良いのかも?
更に椅子から立つのも横着してフィルタとして手近にあった滑り止めマットを使いましたが、比較的目の荒いタイプとは言え、繊維ではないため、通気性の面で劣るのかも?
これらを改善しただけでも、だいぶ吸引力のアップにつながりそうな気がしてきました。
ちなみに後部キャップのセンターに配線用の穴をあけた結果、スナップが端に寄ってしまいましたが、穴とスナップの位置が逆であれば、電池装着状態で立てることもできたのですが...。