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スマホ乗り換え/Motorola moto g24

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スマホって?

スマホ乗り換え/Motorola moto g24

スマホ乗り換え/Motorola moto g24

2024/06/22

 2020/09/18から使用のAndroid 9がプリインストールされていたMotorola moto g8 Power Liteから最新Android 14プリインストールのMotorola moto g24へ乗り換えました。

 2020年11月には早々にAndroid 10へ最初で最後のアップグレードが行われ、今日に至るのでセキュリティ的にもさすがに、併せてSnapDragonではなく、MediaTek Helioなだけにあっても限られるカスタムROMを試してみたいなと。

 うまくいけば、g8 Power LiteもAndroidをアップグレード、Wi-Fi専用端末として、もしくは、格安SIMで運用してg24と併用もありかなと。

 仮にも失敗な事態になった場合含め、新たにスマホを調達と言ってみてもハイエンドやミドルレンジ機を持つ動機はなく、電話+アルファ程度でよい一方、Motorolaも今やそうですが、中国産、中国発で幅広い価格帯で展開するOPPOやXiaomi等々を眺めても、やっぱり、Motorola、中でもニーズからして最も安価と思われるg24で十分かなと。

Android 14プリインストールのモトローラ moto g24

 昨日、ヨドバシ.comで発注、今日、アイスグリーンのMotorola moto g24が届きました。

 価格は税込み20800円(10%ポイント還元付き)。

 同梱品は、本体、背面及び側面を覆う恰好の透明カバー(ケース)、SIMカード取り出し用ピン、『moto care』、『使用ガイド』、『法令/安全/規制』といった3つのペラ紙。

 5G非対応、4G/LTE、moto g8 Power Liteと異なり、moto g24には、充電器、USBケーブルは同梱されておらず、なし。

 プリインストールされたAndroidバージョンは14。

 届いた時点で充電56%、ストレージ17%使用済みで106GB。

Motorola moto g24/Color:アイスグリーン

 写りからして色合いがわかりにくいものの、マットチャコールとアイスグリーンから後者アイスグリーンをチョイス。

Motorola moto g24の仕様

 moto g8 Power LiteからするとRAMとストレージが倍増、更にRAMについては、RAM BOOST™機能でストレージを間借りしつつ16GBまで拡張可能、1TBまでとSDカード対応容量も大幅アップ、Wi-Fiが2.4GHzのみならず5GHz含むacにも対応、急速充電が1.5倍の15W TurboPower™チャージ対応、指紋認証のみならず顔認証にも対応、自作・運用中のスマートロックでRFIDカードにも対応させたこともあり、FeliCaは未対応ながらNFCに対応なのも嬉しい限り。

 ステレオサウンドな音や太陽光下でのディスプレイの見やすさ、映像の滑らかさ、カメラ機能向上等々もあるっぽい。

 充電器・USBケーブルなしで4年前のg8 Power Liteと同一価格ながら、こうした都合の良いこと尽くしなスペックアップを考えるとよりコスパが増した感でいっぱいで言うことなし。

 ストレージは、マメにクリーンアップもしてはいましたが、従前の64GBでもせいぜい1/3程度しか使ってなかったので有り余る感じ。

 それもあってmicroSDカードがいるかと言うと微妙な上、64GBはともかく128GB以上のものは、どうも買う気にはなれないので1TBに対応したところで自身には雲の上な話。

 従前、ディスプレイが見づらいとか、映像がなめらかじゃないとか思ったこともないですし、カメラもほとんど使わないので、この辺りの機能向上は、棚からぼたもち。

 また、15W高速充電対応といってもUSBケーブル直で充電する気はなく、無線充電できるQi対応にすべく、安価なQiレシーバを装着したところで5Wからせいぜい10Wなのでmoto g8 Power Liteに付属の10W充電器でも十分過ぎるほど。

 よって今後もこれか、USB充電器Anker +IQ 2ポート24W、もしくはQC 3.0(3.6V-6V 3A/6V-9V 2A/9V-12V 1.5A)対応Cheero 1ポートUSB充電器と無線充電スタンドを使おうかと。

 ちなみに通算3台ワイヤレス充電器があるのですが、

 思いの外場所を取ること、位置合わせが難しいことから買って即使わなくなった平置きタイプの10W無線充電器。

 常用していたもののサイドボード上に粘着ラバーで固定しておいたら底面に熱が籠もって焼けたと思しき亀裂が入った15Wの無線充電スタンド。

 これに替えたものの、折りたたみ式が災いしてやや載せづらく、レシーバー側の仕様に自動調整される結果、最大値に忠実なのか、電流値が他に比べ下回る30W対応の無線充電スタンド。

...といった状況から、改めて15Wスタンドタイプ無線充電器を買ってみました。

 ディスプレイは、g8 Power Liteが6.5インチ、g24は6.6インチ/解像度1612x720。

 インカメラの位置(は同じか?)とベゼルの作りという若干違いはあるものの、結局1枚しか使いませんでしたが、moto g8 Power Lite用にいくつか買ってあった予備の保護フィルムを流用することに。

 g8 Power Liteのインカメラはドロップ型?で当該部分を避ける恰好のデザインがg24のインカメラに干渉するので上下反対で。

 やはり、四方、ほんの僅かに足らない感じですが、許容範囲。

 付属のシリコン製らしき透明カバーと差し替えるべく、手帳タイプのカバーも購入済み。

 仕様書での比較はしていないものの、感覚的には、平面サイズは同等、g8 Power Liteよりg24の方が薄く軽い印象。

moto g8 Power Liteアプリ・データのバックアップとmoto g24への復元/リストア

 moto g8 Power Lite同様、できる限りの脱Google路線は変わらず、インストール済みF-Droid版アプリを中心に替えられるものは替え、必要なら新たにアプリをインストールしていきます。

 というわけで、まずは、moto g8からアプリ・データを移行します。

 Android同士のアプリ・データ移行ということで、いくつか方法はあるでしょうが、今回は、adbコマンドを使うことにしました。

 と言ってもリストアするにあたり、moto g24のプリインストールAndroidバージョンは14、12からadb backup/restoreは非推奨となった模様なので他の方法をとることになるのかもしれませんが、なんとでもなるでしょう。

Androidスマホadb backup確認画面

 バックアップするスマホmoto g8 Power Liteで[システム]から[ビルド番号]を7回タップなどして[開発者オプション]を、そこから[USBデバッグ]を有効にし、「パソコンからのバッグアップを受け入れるか」の旨のポップアップが表示されたら許可しておき、

sudo adb backup -f 任意のパス・ファイル名.ab -apk -obb -all -shared -all -nosystem

 今回は、Androidバージョンが異なり、要らないものもあるかもしれないシステムアプリは含まない設定にしました。

 尚、[-f 任意のパス・ファイル名.ab]を指定しなければ、adb実行パスに確か、backup.abとして保存されます。

今まで使っていたAndroidスマホMotorola moto g8 Power Liteのバックアップデータサイズ

 今回、バックアップファイルサイズは、366.3MBでバックアップはできているようです。

Androidスマホadb restore確認画面

 adb backupできたのでadb restoreということでmoto g24をパソコンにUSB接続、[システム]から[ビルド番号]を7回タップなどして[開発者オプション]を、そこから[USBデバッグ]を有効にしておき、

sudo adb restore バックアップファイルのパス・ファイル名.ab

と実行してみると復元中のファイル名が移り変わりつつ、実行はしており、[復元完了]の旨も表示はされますが、それにしてもあっという間に終了、思ったとおり、アプリもデータも入っていない...再起動してみてもない...。

 Android 12からadb restoreが非推奨になったから?ですかね。

 とあるフラグをtrueにしてなんちゃらといった情報もありましたが、一体どこで?状態なのでadb restoreは、ここで断念。

Androidスマホ初期設定ウィザード中のバックアップとリストア

 仕方ないので、とりあえず、やらなくてよいだろうと思っていたGoogle Play系だけのアプリとファイル類のデバイス間コピーをするかとWi-Fiだけは接続しておいたmoto g24の初期セットアップを再開。

 moto g8がNFC非対応だからでしょう無線では駄目なので先日100均で間違えて買った両端Type Cのケーブルと逆のアダプタは持っていたものの、何かで使うだろうと買っておいたType C-microUSBアダプタを噛ませてmoto g8、Type Cをmoto g24に挿し、有線でコピー。

 両端Type Cは今の所使いみちがなかったのですが、1度限りとはいえ用途がありました。

コピー中のAndroidスマホ初期設定ウィザード中のバックアップとリストア

 コピー中...

コピー完了/Androidスマホ初期設定ウィザード中のバックアップとリストア

 コピー完了...

新スマホにアプリインストール中/Androidスマホ初期設定ウィザード中のバックアップとリストア

 結果、Google Playからインストールしていた数少ないアプリは、コピーしつつ、自動インストールされ、全てなのかは不明もファイル類も0だった各種フォルダサイズ容量が表示されているのでコピー自体はされました。

 とりあえず、電話帳と事前にトーク履歴だけはバックアップしておいたLINEの移行ができるのか確認。

 電話帳はOK(F-Droid版アプリでアドレス帳や連絡先アプリを代替しつつ、Google側のバックアップを削除していたり、アプリを無効にしていたりすると電話帳や通話履歴もないでしょうが)。

 LINEは、作業中も通知が立て続けにきたので[QRコードでかんたんデータ引き継ぎ]をする直前に改めてmoto g8側でトーク履歴をバックアップしておいて...引き継ぎを実行、すぐにコピーも完了、moto g24側に友達やトークルームが引き継がれ、moto g8側は削除(LINE初期化)一択となり無事完了。

 電源落としてSIMカードを入れてみるか...って硬っ!!!SIMピンで穴に相当強く押さないとトレイ出てこないじゃん...。

 いや、挿し込んで軽く押して駄目だから、結構強く押したんですよ?でもダメだから検索したら、「優しく押す」とか書いてあって、えー!?と、ダメ元で、もっと強く押したらいけたという...、ちょっと勇気いるよ?こんなに押して大丈夫かなってくらい。

 が、SIMカードを装填、nanoSIM 1枚というのもあるでしょうが、moto g24を起動してみたらAndroid 14だから?何をするでもなく、設定完了したようで即電話できる状態になりました。

 続いてMacroDroid...、アプリはインストールされましたが、マクロ設定などデータはありませんでした。

 そろそろ充電しておきますかと任意に取り出したType CのUSBケーブルだと1.9A台の後、0.9A程度に、moto24は最大15Wだから、3Aのケーブル挿せば...と挿してみたところ、3A近くまでいき、しばらくすると2A弱に。

 さすが有線、最大10W急速充電のmoto g8でさえ速く感じましたが、最大15W急速充電のmoto g24は更に速く良い感じ、とは言え、前述の通り、USBポートへの頻繁な挿抜による煩わしさや損傷を少しでも回避すべく、基本、無線充電するつもりですが。

 というか、今までESP32くらいしか使わかなかったこともあり、対応電流1A、2A、3A〜などあまり意識せず、買いまくってきたUSBケーブル、袋から出して雑多にぶら下げてあるものに関しては、今となってはどれがどれだか...、今後は、わかるようにちゃんと分類しておく必要がありますね...。

 さて、脱Google路線でGoogle Playアプリは6個ほど、メインがF-Droidで51個ほどあるアプリやデータなど残りの作業は、やはり、他の方法をとるしかなさ気。

 個々のデータなら相互のデバイスにUSB接続、Bluetooth経由のQuick Share|Near by Share、PC経由などでコピーしたりもできますが。

 尤もPCを使うなら、旧デバイスからapkファイル群を取得してfor文で回してadb installとか、install-multipleで複数アプリをインストールすればよいかと(数年前からAndroid Studioはダウンロードしてあるものの、PCへの要件も厳しくインストールはしていないのでGUIは除外)。

 Google Play以外のアプリのデータやGoogle PlayのアプリでもMacrodroidのマクロデータとか移行できなかったデータがあるとしたら、個別に探してコピーかな?

linux_pc $ mkdir ~/tmp/installed_apps
linux_pc $ for apk in `sudo adb shell pm list packages -f \
| grep "/data/app" \
| grep -v google \
| cut -d : -f 2`;
do
mkdir path/to/test/`echo $apk | sed -e 's!/data/app/.*==base.apk=\(.*\)!\1!'` \
&& sudo adb pull `echo $apk | sed -e 's!\(/data/app/.*==base.apk\)=.*!\1!'` \
path/to/test/`echo $apk | sed -e 's!/data/app/.*==base.apk=\(.*\)!\1!'`/ \
;done
linux_pc $

 というわけでLinux erな自身は、パソコン上に任意のディレクトリを作成しておき、閲覧にはスマホのroot化が必要も単なる情報取得には不要なのでコマンドラインからadb shell pm list packages -fで取得した情報をfor文で回しつつ、不要な行を除去、必要な部分だけ抽出、*.*.*のようなアプリ名で先のディレクトリ以下にmkdirしつつ、adb pullで旧Androidスマホmoto g8にインストール済みのアプリを取得、moto g24へのインストール用に/data/appにある.*/base.apkをダウンロード。

 ここで使った[adb shell pm list packages]は古いスマホ用でとっくに非推奨、新しいスマホ用は[adb shell cmd package list packages]だそうです。

 うっかり、先にAndroid初期設定ウィザードでバックアップリストアしてしまったこともあり、grep -vで除外した行はもっとありましたが。

 これでpath/to/test/以下に*.*.*のようなアプリ名のディレクトリができ、その下にそれぞれbase.apkがダウンロードされます。

 /data/appには、ユーザーアプリがあるわけですが、やはり、システム系アプリ(/system/app)については、バックアップ・リストアしませんでした。

 尚、何れもroot化していると/Root/data/appというパスがあるらしく、root化していない場合、コマンドから参照はできても閲覧はできないながら、中身はともかく、[内部共有ストレージ]や場合によっては[SDカード]の[Android]パス以下に/data/appがあったりはします。

linux_pc $ for apk in `find path/to/test/ -name "*.apk"` \
do \
mkdir sudo adb install $apk \
;done
Performing Streamed Install
Success
Performing Streamed Install
Success
...
adb: failed to install /path/to/test/*.*.*/base.apk: \
Failure [ INSTALL_FAILED_VERSION_DOWNGRADE: Downgrade detected: \
Upadate version code ********* is older than current ********]
...
Performing Streamed Install
Success
Performing Streamed Install
Success
...
linux_pc $

 リストアというか、新スマホへのコピー・復元については、パソコンにUSBデバックできる状態にした新スマホをUSB接続するなりして、こんな風にfor文などでPC上の保存先であるpath/to/test/以下の*/base.apkを全てsudo adb installすれば完了です。

 個々のインストールにおいて上手くいった時は、「インストール実行中」の後、「成功したよ」的なメッセージが、エラーがあるとその旨が表示されます。

 今回の場合、どうもAndroid初期設定ウィザードで先にリストアされたものに関しては、バックアップしたそのもののバージョンより新しいバージョンをインストールしてくれているようで改めてadb installしてみると「ダウングレードしようとしちゃってるよ」的なエラーで失敗がいくつかあり、それ以外は、古いmoto g8から取得したインストール済みアプリが、無事、新しいmoto g24にインストールされました。

 adb backup/adb restoreが非推奨となっているのは残念ですが、adbを使うとスマホ同士接続する必要もなくパソコンを介してバックアップ/リストアでき、クラウドを使ったサービスと似たことをローカルでできるのはありがたいですね。

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