今月、
そんなついでにDebian bullseye amd64上のKVM仮想マシンにWindows 10 x86_64をインストールしてみた話。
実は、Kindle本やBox86/Box64ばかりでなく、KVMについてはarm64/aarch64なラズパイ400での使用が初めて。
arm64なDebian、i386やx86_64のNetBSDやFreeBSDなどはインストールしたり、公式で配布されている仮想マシンを試したりしたものの、現時点でラズパイではまだARM版Windows 11仮想マシンやi386/x86_64 Windowsのインストールはできていません(と思ったらx86_64なWindows 10については2022/09/19本日中にできちゃいましたが)。
そんな中、なぜ、ついでかと言うと、MS-DOSやWindowsのためにできたPC上にインストールできるLinuxにおいて仮想マシンにWindowsをインストールできるのは、すごいことではありますが、今となっては珍しいことではなく、VirutalBoxやVMware Workstaion Player、QEMU、今はなきVirtual PCなどで経験してきて既視感たっぷりだから。
ただ、情報はたくさんあるもKVMの場合、ストレージやネットワークにVirtIOドライバが必須でインストール前の仮想マシンマネージャ上などだけでなく、Windowsインストール中に、もしくは、インストール後、起動中のWindowsのデバイスマネージャにおいてビックリマーク+黄色三角の付いたデバイスのドライバを更新すべく、事前に仮想マシンマネージャで追加し、virtio-win-*.isoをセットしたCDROMデバイスからそのVirtIOのドライバを選択する手順が必要になるという点では、新鮮ですけどね。
ちなみにホストと同数の2つ割り当てたCPUにしろ、ホストの半分程度の2GBを割り当てたRAMにしろ、結構消費してるのかな?
仮想マシンマネージャで確認すると、何もしていない状態でCPUは、30%前後、他方、ホストに表示のConkyによれば、RAMは、73%でほぼ一定(Windows仮想マシン・仮想マシンマネージャを閉じてホストのデスクトップ上に何も表示していない状態だとConkyによるRAM使用率は20〜25%)。
というわけで前掲のWindows 10インストール中とデスクトップ起動後の記念撮影のみ。
ゴミ箱とEdge、アイコン入らないのでちょっとだけ下げました。
あと参照先を。
仮想マシン Microsoft Edge Developerで任意にHyper-V用のMSEdge on Win10(x64) Stable 1809をダウンロード。
これを
qemu-img convert -O qcow2 MSEdge - Win10.vhdx msedge_win10_x86_64.qcow2
のようにしてできたmsedge_win10_x86_64.qcow2を仮想マシンマネージャで仮想マシンを作成、アーキテクチャーを[x86_64]、[既存のディスクイメージをインポート(E)]してCPU 2/RAM 2048MBで実行してみたところ、そこそこ違和感なく、起動できました。
ログインしてみると、少しもっさりしていますが、まずまず。
とは言え、冒頭でインストールしたものの方が、ログイン画面まで、ログインにかかる時間がわずかながらも速いような、また操作性もより良いようなという印象。
他方、ラズパイ400では、インストール版は言語選択画面まで5分ほどかかり、仮想マシンの方は、ディスクをVirtIOにしてみても起動できず。
ということでインストールしたものとダウンロードした仮想マシンで、何がその差を生むのか、気のせいという可能性が高いか。