先日来、FreeBSD、OpenBSD、Mageiaとインストール、結局、NetBSDとMageiaをマルチブートしていたHDD、結構前に不調を感じてSSD 128GBに換装すべくクローニングしていたのはFreeDOS/NetBSDのデュアルブート環境。
ただ、NetBSDだとシステムがコンパクトな為、あれこれ入れたところで128GBも要らないこと、容量いっぱいまで使うと不具合が出るらしきSSDでマルチブートしたらどうなるのかという点が気になったこと、*BSDとLinuxがあると何かと補完できてよいかなと思うことなどから、このSSDには、相応の空き領域を残しておきました。
今回追加でインストールしたのは、ラズパイ用USBメモリ差し替えに伴い、改めて32GBのインストーラ・レスキュー用USBメモリを仕立てた際、ISOブートさせていたインストーラDebianの最新版8.4.0 Jessie、インストール中、選択可能なデスクトップにはLXDEをチョイス、sshもチェック、後述のspeedtest-cli、firmware-ralinkを入れてdf -hの結果、使用済容量3.2GB。
そんなに容量は要らないし、必要になれば拡張すればよいのでDebianのパーティションは20GB+末尾に確保したスワップ2GBでSSDには、まだ、多少の空き領域がある状態。
ここ数年、各種仮想化ソフトウェアでMS-DOS/FreeDOS/各種Windowsの他、結構多くの*BSD/UNIX/Linuxディストロをインストールしてみたこと、結果、Linux以上にオリジナルかつコンパクトで軽快な*BSDに惹かれ、運用上、*BSDは手持ちのPC全てに入れたい、その中で最も貧弱なスペックのPCを考慮した結果、最小RAM容量で動いたNetBSDかOpenBSD、若干迷った末、NetBSDに、数年経って先日、このdynabookにもFreeBSD/OpenBSDを入れてみたものの、NetBSDで正解だったと思うに至っていますが、NetBSDの他にも標準的でストレスなく使える保守的なLinuxも入っていると補完になったり、比較できたりして何かと重宝します。
Linuxはカーネルが共通でその特徴は基本、他にあること、そうした中、先進的なFedoraと保守的なDebianがあれば、十分と常々思うに至っており、これらは別途NetBSDと共にデスクトップマシンにマルチブートしているし、Raspberry Pi 2モデルBでもRaspbianを使っていたりします。
今回は、他も探してみるか?とdistrowatchを眺めてみたものの、先日入れたMageiaへの熱はもう冷めた。。。最近、ADSLから光にしたのでそれほど重要ではないとは言え、インストーラが激重でないものという視点も含めるとMintやUbuntuも対象外だし、これらを入れるなら、むしろ、そのルーツであるDebianが良い。。。使ったことがないSlackware系を試してみる気分ではなく、使い慣れたものがいいかとなると既にデスクトップにも入っているDebianやFedora、実際のところ先進的であるがゆえにFedoraは、ちょっと疲れることもあり、複数のマシンに入れるには抵抗がある、となると。。。Debianが妥当でしょという結論に。
そんなこんなで実際、空き領域にインストールしてみる気になったのは、dynabook、Debian 8 Jessie/Fedora 22・23/Mageia 5でも正常動作確認済みですが、基本NetBSD用に使うことにしたUSB無線LANアダプタBUFFALO WLI-UC-GNM2は、動画や音楽視聴含め、日常利用に不都合はないものの、NetBSD側の事情で思っていた以上に低速になっていることに気づいたこと(しかも、先日、壊れたと思って結果同じものを購入したら壊れておらず、結果2個になった)。
speedtest-cliを使ってデスクトップであるPavilionのNetBSD/Debian、ノートであるdynabookのNetBSDで有線、無線それぞれ速度を計測したのでPCではなくOSに起因すると考えて良さそうだということで検証としては十分ではあったものの、dynabookにもLinux(その結果、今回は、Debian)を入れて確認してみるか。。。と思うに至った次第。
SSDの空き領域の先頭にDebian、中間に空き領域、末尾にスワップ領域なんてパーティションを切ったからか?気まぐれか?インストールの終盤(ブートローダのインストールの手前)でインストールエラーになり、再度やってみるか、スキップするかで再度やってもダメという事態に。。。結果、再度インストーラを起動してデータを残したまま、再インストールすると、今度は正常に終了。
以前、行なったDebianで無線LANの要領でやってみたら、同じJessieなのに、なぜかうまくいかない。。。と思ったら、wpa_supplicantの-Dオプション設定値に変更があった模様、原因は、"-D wext"としていたことで、代わりに最新の設定値"-D nl80211"を使うことで無事接続できました。
WPA supplicantによれば、wextは非推奨、nl80211が最新の設定値であるものの、各ディストロの対応状況はマチマチで途上であるとのこと。
というわけでDebianもここ数ヶ月で変更があったようです。
無線LANがつながったところで目的のspeedtest-cliをインストールして試してみるとdynabookに挿したWLI-UC-GNM2でもPavilionと同様、そこそこ高速なので、やっぱり、NetBSD側でごにょごにょする必要がある模様だとわかりました。
というか、Debian Jessieにspeedtest-cliをインストール直後、起動してみたら、speedtest.netにアクセスできないらしきエラーでなぜか機能しない。。。以前、Pavilion上でインストール直後のWheezyをアップグレードしたJessieも確か機能したし、Raspberry Pi上のRasbian Jessieも即機能したはずなのになんで?
[SOLVED] speedtest-cli not workingによるとspeedtest.netのURLのサブドメインが異なるための模様。
そこにある通り、Pythonスクリプトファイル[/usr/lib/python2.7/dist-packages/speedtest_cli.py]の345行めにあるspeedtest.netのURLの[www]部をサブドメイン[c]に変更することでspeedtest-cliが機能するようになりました。
インストールすると各種デスクトップを複数(基本すべて)インストールすることが常態化していてGUI依存していたようでConkyの自動設定につまづきました。
といっても、これまでもXfce4をはじめ、[デスクトップセッションの設定]などGUIツールで設定してもタイミングが合わないのか、起動はしているが、表示されないということもあって状況に応じて~/.xprofileとか、~/.xinitrcなどに[conky -d &]を追記することもありました。
今回、~/.xprofileを作成して追記してみたもののダメ、~/.bashrcに追記してしまうとデスクトップ起動後、ターミナルを起動しないとconkyが起動しないのでこれもダメ。
このページによれば、全体と個々では異なるが、例えば、~/.config/autostartにconky用の.desktopファイルを追加すればよいとあり、例えば、このようにすることで確かに機能しました。
うーん、autostartディレクトリに.desktopファイルを置く方法は、当該ディレクトリがいろんなところにあってあれこれと前にもやっているはずですが、覚えていないものですね。。。
似たようなケースでGUIに依存していた為、CLIでの方法がわからなかったのが、ノートPCのタッチパッド設定。
デフォルトでは、マウスは動くが、パッド上のクリックが効かない。
xorg.confか?なんて思うが、実際どうやるんだ?
How to enable touchpad clickのLXDEの項によれば、/etc/X11/xorg.conf.d/99-synaptics-overrides.confなるファイルを作成、InputClassを書けばよいらしい。
タッチパッドの左クリック機能は、Option "TapButton1" "1"でONになるようでログインしなおしてみると確かにタッチパッドでクリックできるようになりました。
ちなみに/etc/X11/にxorg.confはなくても良い模様。
先日、Debian 9.0 Stretchにアップグレード、自身の凡ミスで2台中1台は失敗し、クリーンインストールしたマシンがノートでタッチパッドの設定を行うことになりました。
Jessieの際は追加インストールした記憶はありませんが、今回は、この設定を行うにあたり、xserver-xorg-input-synaptics(xserver-xorg-input-libinputは代替になり得る?)をインストールしました。
synaptics.confについては、/usr/share/X11/xorg.conf.d以下にデフォルトが置かれることになったようで/etc/X11/xorg.conf.d以下では、70-synaptics.confというファイル名で作成することも可という違いはあれど、これを作成すれば、LXDEでは正常に機能しましたが、MATEでは、この内、一部設定が上書きされる可能性があるとのことで追加設定が必要となりました。
Debianインストール後、Debianを起動するとスワップパーティションの緊急チェックのような挙動を示した為、経験上、UUIDが間違っていることを示すのだろう。。。ということでチェック終了後、/etc/fstabやblkid値、/dev/disk/by-uuidなどを確認すると何やら変な状態。。。
一方、NetBSD側の/etc/fstabで末尾を[2](ルートパーティション以外のfsckを有効)にしてDebianのパーティションをオートマウントしようとすると(exitで抜けて起動継続はできるものの)途中シェルに落ち、[0](fsckを無効)にしたら正常起動し、オートマウントできる状態に。
また、NetBSD起動後、fdiskの結果は正常に表示されるものの、disklabelが更新されていない模様だったのでmbrlabelコマンドを実行してみると、DebianやLinux swap用のパーティションは存在、fdisk結果と比べてもoffsetやsizeは、それぞれ正常な模様も総量にこれらが含まれていないようで、やはり、表示結果が変。。。一方で変な状態でDebianに相当するラベルを付けたデバイスをマウントしてみるとできる。。。
ただ、そのままでは気持ち悪いので、それで良いのか自信はないものの、NetBSDのdisklabelにおいて重複し、size値が1異なる模様のwd0eを削除、これに伴い、重複していたf、後のgやhのラベルを1つずつズラし、算数ばりに末尾に作ったスワップ領域の[offset]+[size]の合計値をwd0dの[size]値、[total sectors]値として[sectors/cylinder]値で割った商を切り上げた値を[cylinders]値としたところ、エラーなく、disklabelを書き込んで終了させることができ、disklabel wd0とした時もエラーなくこれが表示されるようになりました。
何れにしろ、Debianの/etc/fstabに書かれているLinux swapパーティションのUUIDは間違っているのだろうし、修復が必要なのか?と思いつつ、各種インストーラ・レスキューUSBメモリに入れてあるGParted Liveで必要なら修復を含む[チェック]をしてみるかと確認したところ、Debianインストーラ上でDebian用と共に追加したLinux用のswapパーティションのファイルシステムが、なぜか[ext3]になっており、これを当該パーティションを選択、右クリックしたメニューから[linux-swap]に変更、続いて[スワップの有効化]をし、Debianパーティションをマウント、新たに割り振られたUUIDを/etc/fstabに反映させることでDebianの起動は正常になりました。
が、blkidの結果、/dev/sda5にDebian、/dev/sda6にswap、PARTUUIDのみない/dev/sda7という/dev/sda2(NetBSD)と重複するパーティションがある。。。他方、Debianのパーティションをオートマウントする際のNetBSDの起動時の挙動も相変わらず。
SSDだからなのか?前述の通り、インストール失敗でデータを残したまま、再インストールしたからなのか?はたまた、これも前述の通り、Debianのパーティションとスワップ領域の間に空き領域を作ってしまったからなのか?全容量を使うと不都合・不具合が出るとも言われるSSDだけに空き領域の末尾にスワップ領域を置いてしまったことが原因なのか?そうだとするとアクセスできる位置にあるのかどうか不明も当該SSDのSSDならではの『予備領域』が末尾に作ったLinuxスワップ領域と被ってしまったのか?
ならば、折を見てスワップ領域を詰めて末尾に空き領域を持ってきて試してみるか。。。と思ってやってみたものの、相変わらず。
と思ったら、試してみたところHDDでもNetBSD側でLinuxパーティションをオートマウントする際、fsckについては同じ挙動だったので、これでいいみたい。。。というわけで残る疑問はDebian側のblkid結果でダブリがあるのはなんで?というのとNetBSD側でdisklabelがうまく作られないのは何で?という点かな。
つい先日、Adobe Flash非推奨の流れの中でGoogle Chrome 32bit版のサポート終了、これに伴い、32bit版のppapiもサポート終了のアナウンスがありました。
Chromiumは32bit版/64bit版ともに、また、64bit版Chromeは 継続サポートされるとのこと。
1ヶ月も経過していないインストール当時は、dynabook(32ビットマシン)のDebianには、Chrome/Chromium、PPAPIは要らないかなと思っていたのですが、デスクトップPavilionに入れたDebianには入っているし、PepperFlashPlayer Installingを見るとAdobe社がまだ32bit版Flashを配布しており、pepperflashplugin-nonfreeをインストールしていない場合、libpepflashplayer.soを置くパスは。。。云々とある、そもそもChromiumは、同じ32bit版なら他から持ってきたlibpepflashplayer.soでFlash動画を視聴できたはず。。。ということもあって、あればあったでいいかと思い、やってみることに。
/etc/apt/sources.listにnon-freeやcontribを追記、apt-get update後、apt-get cache search pepperflashplugin-nonfreeとしてもない、よってapt-get install pepperflashplugin-nonfreeしてみても当然ない。
そこで既にChromium+PPAPIを入れてあったPavilionのDebianからdynabookに必要なファイルをコピーすることに。
結果、単に32bit版のlibpepflashplayer.soをディレクトリに置くだけではダメでしたが、libpepflashplayer.soと同じディレクトリ(例えば/usr/lib/pepperflashplugin-nonfree/、なければ作成)に必要かどうかは不明もpubkey-google.txtとmanifest.jsonもコピー、/etc/chromium.d/以下にlibpepflashplayer.soのパスを含め書いてあるpepperflashplugin-nonfreeファイルも併せて置き、パスを合わせておくことで(chrome://pluginsにFlash Playerが追加され、)Chromeストアから無料のuser agentを切り替える拡張機能を入れ、少なくともMac用Firefoxにすれば、Yahoo!ニュース映像、Gyao!動画も視聴することができるようになりました。(radiko、らじるらじる、NNN/ANN/JNN/FNN...etc.のニュース映像等も視聴可。)
今回入れてみた拡張機能は、useragentswithcer.org提供のUser-Agent Switcher for Google Chrome。
ちなみに現時点、NetBSDのFirefox(NPAPI)でも妥当なユーザーエージェントに切り替えれば、Yahoo!映像ニュース、Gyao!以外なら、NNN/ANN/JNN/FNNニュース、民放TVer、radiko、らじるらじる等々、たいていのFlashサービスは視聴可能です(が、特にニュース系動画などは映像遅延が発生するケースもあります)。
というわけでGoogleがサポートを打ち切った32ビット版PPAPIも少なくともDebian Jessieでは、必要なファイルが別マシンにあったり、Adobeサイトで配布されている間は、32ビット版Chromiumで利用することができることを確認できました。
なお、Adobeからダウンロードするとlibpepflashplayer.soとmanifest.jsonは同梱されていますし、必要ならpubkey-google.txtも/usr/bin/gpgコマンドを使えば、作成できる模様、/etc/chromium.d/pepperflashplugin-nonfreeファイルは、先の例のcatしたのをコピーするなりして作成すればOK。
何れにしても32bit版PPAPIは、非推奨かつ、既にサポート期限が切れている(以後サポートされない)点はお忘れなく。
AdobeからはPPAPIだけでなくNPAPIもダウンロードでき、Debianで試したら、[訂正:2016/12/28]最新版では、逆転FirefoxでGyao!含め視聴が可能になった一方、Cromiumでは視聴できなくなりました。Flashプラグインを[常に有効にする]としていればFirefoxでも、明示的にchrome://plugins画面でflashを[常に有効にする]にチェックすればChromiumでもGyao!含め視聴可能になりました。(詳細はFlash Player動向(*BSD/Linux用Firefox/Chrome/Chromium) 2016/12/21付追記参照。)
今日も何度かDebianを起動したが、あるタイミングで無線ネットワークインタフェースがwlan0からwlan1に変わった。
その「あるタイミング」とは、apt-get update、apt-get upgradeでDebianバージョンが、8.4から8.5にアップグレードされた後。
紛らわしいことにちょっと前にUSB無線LAN子機を同じ製品のものに交換(元のは他のマシンに装着)、NetBSDでは交換前後で変化はないし、Debianでも何ら問題なく使えていたような気がしたので、これが原因ではないと思うが、これの可能性もある?
気づいたのは、Debian起動後、無線接続できず、/sbin/ifconfigの結果に無線ネットワークインタフェースがなかったり、/sbin/iwconfigには、それまでのwlan0がなく、wlan1があったりしたから。
dmesgを確認してみると、なぜか、wlan0からwlan1に名称変更したとある。。。なんだっけな。。。なんか遭遇したことあったような。。。あ、このマシンのDebianで有線もeth0からeth1に変わったんだった。。。これってなんでだっけ?
そこでkillall wpa_supplicant、ネットワークを再起動、wpa_supplicantコマンドを-i wlan1で実行したところ、無線ネットワークがつながった。
これにより、/etc/network/interfacesもwlan0をwlan1に、conkyにもwlan0のUP/DOWNを入れていたのでwlan1に変更。
実用上問題はないが、どうしてこうなったんだろう?
有線は内蔵NICが壊れたから手持ちのUSB有線LANアダプタを付けた。。。Debianインストール前の話だが、これは、内蔵NICをeth0、USB有線LANアダプタをeth1と認識したということか。。。USB無線LANアダプタも全く同一の製品かつ、当然、同時に装着しているわけではないが、元のをwlan0、交換したやつをwlan1と認識しているってことか。。。なるほど?