XPのサポート期限が切れたノートPC、dynabook Satellite T30 160C/5WにLinux/*BSD/PC-UNIXから選んで入れようと思います。
新品で買ったものの、わずか数回しか使用しないまま、XPのサポート期限切れを迎えてしまったdynabookですが、その中でHP PavilionやFUJITSU FMV C6320では起動したArch Linuxベースの(LiveCD含め、人生初自作の)オリジナルLiveDVDやDamn Small Linux/DSLのLiveUSBが、このdynabook Satellite T30 160C/5Wでは、起動しないということ、一方、Lucid Puppy Linux日本語版のLiveDVDとLiveUSB、NetBSDインストーラのLiveUSBが起動可能であることがわかったことは、Arch Linuxを入れられないショックは別として、ある意味、収穫とも言えます。
しかし、なぜdynabookだけDSLのLiveUSBやArch LinuxのLiveDVDを起動できないのだろう。。。スペック的に、このdynabookこそ、Arch Linuxが最有力候補だったのに。。。
原因は不明ですが、仕方がないので、他のOS選定・・・と言いたいところですが、今のところ、まだ用途が思いつかない為、具体的なOSの選定はできない状況も、ある程度絞り込んでおこうと思います。
ハードディスクが80GBであることを考えるとBSD/PC-UNIX/Linuxを複数入れてマルチブートというのもどうかと思いますし、SOTEC e-one、FUJITSU FMV C6320と続けてNetBSDを入れているという意味では、NetBSDにするのが無難とも言えますが、自分のPCなので時間的な制約もなく、そういう意味では前回と同じものにした方が早いといった考慮は不要なので他のOSを入れてみるのも良い気がします。
ただ、できたてほやほやのディストロは別として果たして次回のバージョンアップがあるのかわからない既存のディストロ、幸いそこまで軽量でなくても大丈夫そうなのでトリッキーな技で軽量化を図った特殊なディストロは除外しようと思います。
このdynabookは、CPUが、M 520 とはいえ、FUJITSU FMV C6320(M 380)同様、Intel Celeron M(Pentium Mの廉価版且つ仕様を絞り込んだシングルコアのラップトップ用モバイルプロセッサ)、やはり、同じくRAMが512MBなので昨今の技術革新にのったハイスペックマシンに照準を合わせてしまっているLinuxディストリビューションやHDD容量上もそれだけで最低50GBも要するHAMMERでDragonFlyBSDというのは選択の余地がありません。
また、Debian系のUbuntuやそこから派生したLinux Mintは、このスペックにはきついですし、フルスペックでないイメージから、これらのロースペックマシンバージョンのような...buntu系ディストロも除外しようと思っています。
サーバにするならCLI/CUIでも良いですが、それにしてもCentOSでは重すぎるでしょうし、仮にデスクトップを使うとしたらFreeBSDベースのデスクトップ環境付きディストリビューションPC-BSDなどのようにハイスペックマシンを要求するようなディストロは無理なので同じベースだとしてもデスクトップ環境、もしくは、ウィンドウマネージャと日本語環境は、別途組み込む必要があります。
ということで以前、ざっと調べてみたところでは、当然256MB未満で起動するディストロも候補と成り得ますが、CPUがCore 2でも実は、RAMが256MB~512MBの場合、選択肢としては、それほど変わりがあるわけではありません。
現段階で思い当たる候補としては、BSD系でFreeBSD/NetBSDあたり、OpenBSDもありますが、BSD系で相互に技術継承もあるようですし、敢えて選ぶ理由は今のところなく、LinuxならDebianあたり、個人的に仮想マシン上でも未だかつてインストール出来たことがなく、まだ再チャレンジしてみようという気力もわいてくるわけでもなく、可能性としては低いですが、Gentooも気になるところです。
こうしてみるとどうしてもDebian!どうしてもLinux!というほど強く惹かれるわけでもなく、Linux資産は、たいていのものはBSDでも利用できるのでFreeBSDかNetBSDでもいいような気がしますが、ただ、これら2つは、コマンドや設定値など似て非なる部分が結構あってボヤっとしてたら混乱しそうな気がしなくもない、それにNetBSDも、まだまだ、奥も深そうなので覚えるべきことも多そうですし、PC初心者の知人のパソコンにNetBSDを入れたこともあり、サポート含め、新たなOSを入れて二兎追う(知識を広げる)前に、やはり、もう少し、NetBSDを探求するのが良いのか。。。似て非なるモノの混乱回避を楽しむ、もしくは、気分転換にFreeBSD、むしろ気分転換ならLinux、ということでDebianか。。。
BIOSの起動順設定メニューには、CD/DVD、USB、ネットワーク(PXE)もあり、各種ブートが可能なのでインストール方法が限定されることはありませんから、あとは用途ですが、何れにしてもこれらの候補なら、どれを選んでも良さそうです。