XPからNetBSD/i386に載せ替えたノートPC、dynabook Satellite T30 160C/5Wは、Pavilion slimline s3140jp(Vistaマシン)のHDD破損に伴い一時的にメインマシンとして、PavilionのHDD換装、RAM増強後は、サブマシンとしてネット検索、Icecastやradiko、らじる☆らじるといったラジオ聴取、Youtubeなどの動画視聴などに使っていました。
その際は有線LANでしたが、その後、敬遠していた無線LANも検証方々、ノートくらいは良いかということでELECOM WRC-300FEBK(WRC-F300NF)とBUFFALO WLI-UC-GNM2を購入、折しもNetBSDの7.0が正式リリースされた直後で、これが先の無線子機をサポートしていてくれたことから、すんなり、無線化でき、Pavilion(NetBSDとFedora)やe-one(NetBSD)でも試したところ、何れも良好でした。
その無線LANで動画を視聴しようとしたところ有線なら特に問題なく視聴できたdynabookも、無線だと再生が始まらず、画像(静止画)が表示され、試しにスライダーで送ってみると再生されたものの、カクカクした状態で実用に耐えず、dynabookよりはスペックの高いPavilionで試すと無線でも良好に動画視聴できました。(有線で比較してもPavilionの方がより良好な気がしました。)
バックボーンはADSLで極細回線ですが、それはどのマシンにも同じ環境ですし、無線より有線の方が安定しているということはあるにせよ、それとはまた別に、回線が貧弱だからこそ、マシンスペックによって無線の伝送量の低下を補うことができているようだということがわかりました。
さて、そのマシンスペック、CPUとRAMのどちらの影響が大きいのか?dynabookはシングルコアCPU Celeron 1.6GHz RAM512MB、PavilionはデュアルコアCPU Core 2 1.8GHz RAM2GB、散見されるのは「古いPCほどCPUよりもRAMの増強の方が体感でき効果的」というものですが、何れも古いものの、今回はシングルコアとデュアルコアという違いもあり、CPUの影響もあるにはあるでしょうが、それでも、やはり、ストリーミング配信という性質上、RAMの違いが、無線+動画視聴に大きく影響しそうな気がします。
が、そうしたレアな情報がネットにはなさ気、というわけで好奇心がふつふつとわいてきてスペックアップするつもりのなかったシングルコアCeleronのDyanbookにおいてメモリ512MBでは実用に耐えなかったADSL極細回線+無線LAN+ストリーミング動画(Yotube)再生が、想定通り、RAMを増強、マシンスペック上、最大の2GBにするだけで快適になるのかを試してみようと思うに至りました。
想定通りなら、更に現状、ちょっとしたことでもスワップを使う、ソフトウェアやブラウザタブを3つ以上開いて作業するのは難しい状態が劇的に改善されるというオマケも付いてくるでしょうし、仮に想定が外れたとしてもサブマシンが超快適になるというオマケにハズレはないでしょうから申し分ありません。
そんな矢先、起動直後に稀に再起動することがあるなど80GBのHDDも調子が怪しげになったことから、ついでに換装しようと物色することにしましたが、まずはRAMから。