新品購入から約10年、と言っても最初の7年はほとんど眠っていたマシンなので実質使用は約3年ほどですが、XPから最終的にNetBSD/Debianデュアルブート、RAM512MBから2GB、HDD80GBからSSD128GBへ換装するなど今となってはメインで使っているノートパソコンdynabook Satellite T30 160C/5W。
これまでも分解は試みたことがありますが、裏面ビスを全て外した後、ベゼルやキーボードなどが外れる気がしなかった(外すと壊しそうだった)ので断念していましたが、熱がこもりがちに思えたので重い腰を上げて初めての分解掃除をしてみることに。
結果からするとホコリもほとんどなく、熱は改善されずというか、熱をもちやすく感じたのは気のせいで、これくらいだったかもしれません。
分解する気になっただけでもプラスということで。。。
(この過程を詳細に記録しておかなかったのですが、大丈夫だろうか。。。特にビス。。。)
ドライバーをドライバーとして使うという意味では、精密ドライバではなく、ミニドライバーの内、小さめのプラスドライバー1本でOKですが、こじったりするのに精密ドライバーのマイナスやミニドライバーのマイナスがあると作業しやすいでしょう。
ちょっと縦横比がおかしな写真で特にディスプレイが違和感ありありですが、分解してバラしてみたところが、こちら。
まず、バッテリを外しますが、外した下にビスが1本、dynabook裏面にビスが17本、キーボード上の電源ボタンのあるカバーを精密ドライバのマイナスでこじりながら取り、上部でキーボードを固定しているビスを2本外せばキーボードのシートも剥がれ、ディスプレイ下の両サイドにあるビスを各2本ずつ外せば、ディスプレイも外れますが、キーボードもディスプレイも帯状のケーブルがあるので考慮して外します。
その後、ディスプレイとキーボードのケーブルを外し、続いてマウスパッドのケーブルを外すと残りのフレームを外すことができます。
バッテリを外すとその下に1本ビスがあるので外します。
続いてdynabook裏面のビスを外しますが、外周とやや内側、バッテリの縁沿いなど計17本外す必要がありました。
明らかに蓋になっているRAMやあれば無線LANカードなどが入っている部分のビスは外す必要はありません。
次にキーボード上部の電源ボタンのある部分のベゼルを外します。
この時、精密ドライバ程度の小型マイナスドライバの先で割らないように気をつけつつ、所々こじっていくと取れます。(少々根気がいるかも。)
周囲のベゼルはともかく、次に黒い部分のキーボードというかキーボードシートというかプレートというかを外しますが、よく見ると上部に2本ビスがあるので外してからキーボードを取ります。
ビスを外したら、キーボードの周囲を精密ドライバのマイナスなどでこじりつつ、下側にいくつかツメが付いているので、やや上側を手前に持ち上げ斜めにしつつ、上方向に引き気味で取るのが良さそうです。(そんなに力を入れなくても取れる。)
キーボードを外すと、こんな感じになります。
写真下部の中央にある黒い帯状のケーブルを介して銀色のプレート(キーボードプレートの裏面)と基板側のソケットがつながっており、ソケット左右両端の黒いフックを押し下げる(上げる)ことでロックしたり、解除したりできるので外すとキーボードも外れます。
同様に写真右下のマウスパッド用のやや細めの白いケーブルもつながっていてキーボードと同じ要領でロック・アンロックできるので外しておきます。
また、ここでディスプレイ用の帯状のケーブルも外す必要があるでしょう。
1つ前の写真の中央左側に外したディスプレイ用コネクタが写っていますが、こちらは、精密ドライバのマイナスで角あたりを少しこじりつつ、プラグとソケットを外します。
外したコネクタ及びケーブルをガイドの溝から外すとフレーム・ベゼルを外すことができます。
もし、この時、簡単に外れない場合は、dynabook裏側のビスを外し忘れている可能性大です。
これで最初の写真のように分解でき、基板もむき出しの状態になります。
ファンのケーブルも外してみたものの、ファンを取るにはまだ工程を要しそうだったため、断念し、その状態で掃除することに。
ただ、予想に反して、ほとんどホコリもなく、綺麗でした。
それでもせっかく開けたのでファンはエアブロー、その他もまずエアブローで飛ばして、消毒液を湿らせた柔らかい布や綿棒、乾拭きなどで清掃。
掃除を終え、dynabookを組み直してみると、どこのだったか案の定、ビスが2本余ってしまいました。。。
起動してみるとマウスパッドもキーボードもディスプレイも元の通り、使え、この記事も執筆できているので余ったビス2本は密かにしまっておこう。。。
最終的に使用不能となり、次ページ後段で部品取りすべく、さらなる分解・解体を実行(写真付き)。