前ページのNICの不調と合わせて、ここにきて、いよいよdynabookのHDDが厳しくなってきたので、これを換装するつもりで買って以前クローニングしておいたSSDに交換。
SSDに入れていたNetBSDのデスクトップはXfce4、余力はあるが、軽快に越したことはないし、より好ましいので以前、Pavilion上でwipから入れてpkg_tarupしたLXDEのバイナリを。。。と思ったら、NetBSDのリポジトリにバイナリがあることに気づいた。
一応確認してみるとタイムリーにも2016/07/12付けでpkgsrcにLXDE 1.0のみならずMATE 1.14.0他も正式に追加されたとある。
ちなみにFirefoxは、45.1.0とあるもリポジトリには既に47.0がある。
なるほど、それで既に誰かがバイナリも生成してくれていたわけだ、ありがたい。
両方入れておこう(MATEはあっさり起動したが、LXDEは自身の手違いもあって手間取ったが、何れにしてもインストール後、いくつかの構成ファイルを~/.config以下にコピーしつつ、ファイルによっては追記、PCManFMの日本語化は必要となると思われる)。
まず、LXDE 1.0を入れてみるべく、lxde 1.0をインストールしてみた。。。
バイナリリポジトリにあった内、lxmenu-data以外は、これでインストールされた。
ということで何をするものだかよく覚えていないがlxmenu-dataも追加。
が、他で併行してやっていた作業が邪魔をしたらしく、起動してみた時には、アイコンが割り当てられていないわ、パネルはないわ、キーボードやマウスが効かないわ。。。
ただ、後述の話も含めて全て解消・解決、正常に利用できることは確認済み。
キーボード・マウスが効かないのは、famd or gaminが起動していなかったからだった。
wipからインストールした際の自身のサイトを読み返して発覚。
ちなみにdbusも起動しておく必要がある。(gaminを除く、dbusとfamdについては設定時、共に/etc/rc.confで=yesを設定)
キーボード・マウスが効くようにはなったが、今度は、ウィンドウ操作ができない。。。各種アプリは起動するが、どれもこれもウィンドウバーがない。。。
つまり、これってOpenboxというかウィンドウマネージャが何も起動していないってことだよね。。。
あ、[~/.config/lxsession/LXDE/desktop.conf]にLXDEで使うウィンドウマネージャを指定する行[window_manager=openbox-lxde]がない。。。入れ忘れた模様。
というのも、これ、起動確認すらする前にArchの記事を先に見てそこだけ対処しちゃったからだった模様。
lxsession 1:0.5.1-1 での desktop.conf の変更でそのバージョンから以下のようにしないと「 lxpanel や pcmanfm などが lxsession で正しく起動しません」とあった。
というわけで、これを追記したが、当初、.config以下にパスは存在するものの、desktop.confファイル自体なく、それだけ書いておいたら、何かの拍子に自動でたくさん追記されていた。
が、そこに先の[window_manager=openbox-lxde]が自動追加されるわけでもなく、そもそも書き忘れていたというか、設定すべきだった。。。というか、新規作成ではなく、[/usr/pkg/share/examples/lxde/lxsession/LXDE/desktop.conf]や[/usr/pkg/etc/xdg/lxsession/LXDE/desktop.conf]といったファイルをコピーしてから追記すればよかったわけだ。
というわけで追記したのでウィンドウ操作ができるようになった。
さて、次にパネルがない件。。。これは、lxpanelのことだよな。。。
~/.config/lxpanel/LXDE/panelsを見るとカラ。
/usr/pkg/etc/xdg/lxpanel/LXDE/panlesには、panelファイルがあるので、これを~/.config/lxpanel/LXDE/panelsにコピー。
LXDEのパネルを再起動するとパネルが出た。。。
ただ、メニューには、コマンド起動とログアウト以外ない。。
メニュー内容が、反映されていない or 書かれていないってこと?
なんでだ?menu.xmlみたいなのがあった気がするが、どこだ?
2つめを~/.config/openbox以下にコピーすればよさげ。
再起動。
あれ、と思ったら、これは、デスクトップ上で右クリックした時のメニューだった。。。
そうだよねopenboxのmenuだもんね。。。。
となるとパネルのメニューは。。。過去にそんなことしたことないと思うが、一から作らないといけないのか?
お、LXDEのWikiによれば、メニューは、GNOMEのAlacarteでも作れるらしい。。。
さらにそこからAlacarteのリンクを辿ってスクリーンショットを見ると、あ、あれか。
LXMDEっていうのもあるらしいけどNetBSDの少なくともバイナリのリポジトリにはなさそう。
ということでAlacarteをインストール。
既に各種チェックされてはいるが、パネルを再起動しても反映されない。
メニューファイルが有効なパス上にないってことか?
アラカルトのメニューファイルって?と調べると公式サイトかと思ったらweb.archive.org上のGNOME解説ページに$XDG_CONFIG_DIRS/menus/applications.menuとあり、XDG_CONFIG_DIRSが未定義なら、~/.config、つまり、~/.config/menus/applications.menuが参照されるという。
そのファイルは、ここにあることがわかった。
そこで~/.config/menus/にコピー。
LXDEパネルを再起動。。。してみるが、変わらない。。。
applications.menu settings.menu lxde-applications.menu xfce-applications.menu lxlauncher-applications.menu xfce-settings-manager.menu
xdg構成ファイル用パスを眺めてみると既にapplications.menuもあった。
それは、さておき、LXDE用は、lxde-applications.menuっぽい。
一応調べると(LXDEの)「パネルのメニューは /etc/xdg/menus/lxde-applications.menu で設定できます。」とある。
NetBSDだと/usr/pkg/etc。。。
ということは、applications.menuをlxde-applications.menuとしてコピーすれば反映されるはず。
ということでやってみると、うまく、反映された。
が、GNOME用をコピーしたところで果たしてLXDE上で追加したアプリなんかも自動で入るのか?
待てよ?先のxdgパスには、そもそもlxde-applications.menuもあったんだから、それをコピーすればよいじゃないか。。。
念のため、一度削除。
コピーしてパネルを再起動。
やはり、うまく、反映された。
改めてLXDEを設定してみたところ、現時点では、LXDE追加設定が必要であることがわかりました。
ただ、リンク先にもあるように、これは、一時的なものかと。。。と言っても結果はsend-prに対する反応次第であり、対応時期も未定ですが。。。
ただし、~/.xinitrcでLXDEの起動設定をし、startx/xinitする場合には、/etc/rc.d/dbusも起動している前提でstartlxdeではなく、ck-launch-session dbus-launch startlxdeとする必要があるのは以前も今も変わりません。
この記事を書いた際、自身は、ディスプレイ・ログインマネージャgdmを使っていたのですが、gdmでは、自動登録される時点で、よきに計らわれるようで特に追加設定する必要はありません。
これだけでもよいが、PCManFMの日本語化もしておくのがよいだろう。
これには、PCManFMのソースが要るのでsourceforge.netなどからダウンロードしておく。
なぜなら、その中にja.poという国際化(日本語)対応ファイルがあるから。
ソースはアーカイバを使って当該ファイルだけ展開すればよい。
これをmsgfmtコマンドを使ってpcmanfm.moに変換し、しかるべきディレクトリに置いておけばOK。
以前やったとき、NetBSDの/usr/bin/msgfmtは古いかった為にエラーになったので/usr/pkg/bin/msgfmtをパス付きで実行するとよいだろう。
コマンドラインから実行してもよかったが、なんとなく、ja.poの展開にXarchiverを使ったら失敗。
リポジトリを探すとMATEも正式登録されたこともあってMATE標準Engrampaがあった。
インストールしようとしたらmate-desktopも依存上インストールされるようだったので、ついでということで自身が最もお気に入りのデスクトップであるMATE自体入れることにしたら、Engrampaもインストールされた。
ソースからか、アプリからどちらでもOKなので開いてja.poを探し、ファイルのみ適当な場所に展開。
/usr/pkg/bin/msgfmtを使ってja.poを/usr/pkg/share/locale/ja/LC_MESSAGESにpcmanfm.moとして変換・生成すればよい。
これでPCManFMを開けば日本語化されているはず。
というわけでNetBSDを再起動。
SSDでなおかつ軽量なLXDE。。。どのくらいで起動するかな。。。と見ているとConkyによれば、なんと!
16秒
で操作可能に!速っ!!
Xfce4を改めて測ってみたら20数秒。
MATEも24秒。
尤もgdmで手動ログインしての話だから、もうちょっと速いってことでやっぱりSSDって速っ。。。(この時間はclamdとかセキュリティソフトは止めての話だけど。)
ついでにインストールしたMATEは、あっさり起動した一方、唯一気になった点は、MATEデスクトップ上でのみ、MATE端末からEngrampaやMATEシステムモニターに至るまでMATE関連全て、さらにFirefoxなど一部を除き、BlueFishやGIMPなどもメニューバー自体の文字が見えない(表示されていない)が、メニューバーの各メニューにあたる部分をクリックするとそれぞれプルダウンメニューは、表示され、選択できる状態になっていること。(LXDEやXfce4上では同じパッケージでもメニューバーの文字も普通に表示されている。ちなみに従前wipから入れたMATE関連パッケージでは普通に表示されていた。)