Windows XP Home EditionがプリインストールされていたノートPC、dynabook Satellite T30 160C/5Wは、6~7年前、HP Pavilion(Windows Vista)を購入した際、当時、仕事上、一時的に出先でDVDを連続再生する必要があり、DVDポータブルプレーヤーでは後の使い道がないとの思いから、その代替として購入したもの。
その後、Vistaマシンを作業用として使っていた為、結局、dynabookをPCとしては、ほとんど使っておらず、仕事上ではMS-DOS、Windows 3.x/3.1、これと併せ自身初めて購入の(ノート)パソコンSHARP MebiusがWindows 95、その後買ったSOTEC e-one 500AはNetBSDに入れ替えたものの、当初Windows 98 SEと脈々と使い続け、XPはさておき、より新しいVistaに移行、すっかりどっぷりWindowsづいていたわけだが、そんな状況からXPには、あまり馴染みがないという自身は珍しい人種かもしれない。
そんなdynabook Satellite T30 160C/5Wに入っているWindows XPのサポート期限切れが間近。。。
そのdynabook Satellite T30 160C/5Wの仕様と現況は。。。
使っていなかっただけあって?程度もよく、CD/DVDスーパーマルチドライブ、USB 2.0ポート共に利用可能だ。
BIOSを見るとCD/DVDブートばかりでなく、USBブートやネットワークブートも可能である為、今回は、FUJITSU FMV C6320やSOTEC e-oneの時のようにPLoP Boot Managerのお世話になる必要もなく、自宅用だし、Liveメディアで事足りるだろうから敢えてFreeDOSを入れる必要もないだろう。
用途を思いつかないものの、ある程度OSの選定だけは行っておこう。
このdynabook Satellite T30 160C/5Wは、一部のLinuxは、Liveメディアで起動できないケースがあった。
それら含め、様々な要素から、そこそこ絞り込めたが、用途が決まらないことには、すっきりしない。
さて、どうするか。。。と思っていたら、HP PavilionのHDDが寿命、SOTEC e-oneが一時的に不調に、こうなるとdynabookのOSを即決し、仕掛かり中の作業を継続する必要が。。。
その後、dynabookは、OSの比較検証などにも使っているが、ほぼBGMマシンと化していた。
そんなある日、敬遠していた無線LANの検証から思いがけない、おもしろい状況を発見、マシン性能に合わせて使用していてスペックアップするつもりは全くなかったdynabookだが、ただただ好奇心にかられてRAMを増強してみたくなった。
そんな折、ちょうど良いのか悪いのか、稀にHDDが起動直後にサラッと再起動したりすることがあり、そろそろ壊れそうなのか?ということでHDDの交換も検討することに。
というわけでdynabook最大許容量である2GB分のRAMをチョイスし、交換したら、先の好奇心の結果が想定とおりであったことはもとより、当然ながら、ソフトも複数起動したり、ブラウザタブを3つも開くと厳しかったマシンが開きたい放題、すごく快調になった。
次にHDD、サブマシンだし、チョイスしたOSがスマートだから必要なものを取り揃えても14GB程度に収まっていることもあり、マルチブート優先なら別だが、500GBでも容量が多すぎる。
ちらっとSSDを見てみると思いのほか、価格もこなれてきていて500GBのHDDと128GB(120GB)のSSDが割と近い価格帯になっていた。
容量いっぱいまで使うと著しい性能低下が伴うといわれるSSD、14GBで充分なこのdynabookなら充分過ぎるので80GBを探してみるも見つからず、64GBはあったが、今より少ないのは心許ないかということで128GB/120GBの製品を3つまで絞って決めたSSDは。。。
一からインストールしてもよいが、クローニングの方が簡単で時短になるのは言うまでもない。
たいていのSSDには、専用サイトからダウンロードというスタイルでクローニングやその後のS.M.A.R.T管理などができるソフトが用意されている模様。
ただ、それもWindows用でMac OS X/OS Xでは、OS X Utilitiesを使うことが多い模様も、Linux/*BSD/PC-UNIX用が用意されることはあっても極めて稀ということで以前から他のあらゆるものとマルチブート構成にしたLive USBに入れていたClonezillaとHDDのSCSI/IDEをUSBに変換してくれるケーブルを使ってクローニングすることにした。
Clonezillaによるクローニングも当然、相応の時間はかかるが、簡単に終わった。
画面を見ていた限り、ちゃんと処理してたくせにクローニング完了後にこのOSってよくわからないなーなんてメッセージが表示されたが、大丈夫なはず。
やはり、大丈夫だったようで、あっさり起動。
さて、Linux/*BSD/PC-UNIXでSSDってどんな感じ?
とは言え、まだ、HDDが使える為、そのままHDDを使用中、近い内にSSDに換装することになるであろうこともあり、ちょっと魔が差してOSを入れ替えようかなという衝動に駆られ。。。
とっかえひっかえ入れ替えはしたけど結局、NetBSDとマルチブートすることにしたMageia 5をレビュー。
HDDもいよいよ不調になってきたから以前NetBSD/Xfce4環境でクローニングしておいたSSDに入れ替え、これに伴い、Mageiaはなくなり、空き容量はあるものの、NetBSD/FreeDOSのデュアルブート。
そうこうしてると今度は、NICが不調?そんな時は、USB接続LANアダプタ・子機。
ようやくNetBSDのリポジトリにMATEとLXDEが登録された。。。SSDに入れ替え直後、Xfce4しか入っていないところにもってきて、すごくタイムリー、どっちも最も好きなデスクトップ環境で、これまで換装前のHDDやPavilionのNetBSDには、wipから入れてたけど、バイナリを簡単インストールできるようになったなら入れておかない手はないでしょ。
新品購入から9年くらい?Windows XPからNetBSDに入れ替え、512MBから2GBへの増強に伴うRAMの入れ替え、HDDからSSDへの入れ替えなんかもしているから当然と言えば当然だけど、Windows 10がリリースされている今でもシングルコアCeleron 32ビットでも全く不足なしで、なかなかの好調ぶり、Windows3.1だか95の頃あたりは癖が強くて使い辛い印象があったけど、今となっては、いいね、dynabook。
購入当時もOS入れ替え時点でも、思いも寄らなかったものの、消費電力も踏まえて今は、このdynabookがメインとして大活躍。
それからしばらくして今度は、内蔵スピーカーに雑音が混じるようになってマイクロフォン端子にスピーカーをつけていたが、内蔵オーディオ(サウンド)カードが不調?なのか、ある日、外付けスピーカーから音が出なくなり、USBサウンドアダプタを買ってみたら、デスクトップのDebian/Fedoraでは良好、今回必要だったdynabookに入れたNetBSDでは使えなかった(と思ったら、NetBSDでも使えることがわかった)ものの、一時的なのか、機嫌がなおって?復活、アダプタを使うまでもなくなった。
いよいよHDDからSSDに換装した今は、クローニング当時のFreeDOSとNetBSDのマルチブート構成、いろいろ考慮して空き容量も残していたこともあり、無線LANと有線LANのとある検証もあってLinux、結果、Pavilion Slimline s3140jpにインストールしたDebian wheezyに続いて、dynabookにもDebian Jessieをインストールすることに。
結果、NetBSD/Debian/FreeDOSのマルチブート構成となった。
SSDは128GBだが、FreeDOSは実際のところ使う機会はなく、NetBSD/Debian何れからでも労せず読み書きできることから普段使わないDebianにサーバにアップすべきデータを置いてあるが、それ以外、そしてインストール含むシステム用以外、まず保存用として領域を使うこともなく、メインとして使っているNetBSDでも基本同様。
一時的に保存することがあっとしてもサーバとしているラズパイに接続してあるストレージは2TBの外付けHDDであり、そこに移動することで負担に感じることもなく十分、用が足りている。
こうして満身創痍だったdynabookもすっかり蘇り、快適に使っているが、よく考えれば十分あり得ることも、ちょっと想定外の付属の純正ACアダプタ(充電器)のPCにつなぐプラグ付近の配線が接触不良を起こしている模様。
うにうに・ねじねじするとなんとか持ち直すが、怪しいので買っておくべく調査・購入。
いざ買って届いてみたら負けず嫌いなんだろうか?既存のアダプタが順調に。。。ということで買ったやつは予備として置いておくことに。
10年め突入も超快適なdynabook、CPUの換装をするつもりもなく、シングルコア1.60GHzのCeleronでも日常作業には十分、パワー不足な作業がある場合もデュアルコアIntel Core 1.80GHzのPavilionで別に不足を感じることもない、古いだけに当時の仕様上、バッテリ保持時間が最大1.5時間も基本、外に持ち出すことはないため困ることもない、PC事業云々とは別に最近、東芝いろいろあるみたいだけど、このdynabookは良い感じ。
ノートPCって中開けて掃除したことないから以前分解してみようと思ったが、ノートの場合、操作部のベゼルやキーボード側も外す必要があり、壊し(割り)そうだったから断念、でも、モノは試しにやってみることに。
結果、ほぼホコリもなく、汚れてはいなかったけど、ノートPCをある程度まで分解できたことは良い経験にはなった。
あれから約半年、BIOS電池か、ACPIに起因するのか、サスペンドやハイバネートで画面乱れが起こったり、画面が表示されなくなったり、起動時、2度に一度しかBIOS画面にたどり着かつかなかったり、ついには、ほぼ毎回画面が真っ黒になったり、分解して組み直したら、BIOSは初期化されたらしいが、起動はできるようになったり...とe-oneは18年経っても元気だったが、その頃のものと違って10年も経つと、寿命なのかな?今の製品はもっと持たないか...。
と思ったら、BIOSアップデートしていなかったことと、Linuxカーネル4.9含む以降のバグらしく、Linux全般に影響があり、自身のケースを考えるとノートPCだと事態はより深刻な模様である一方、FreeDOSやNetBSDにも影響したりしなかったり...。
ほぼ完全に分解し、一部在庫化していたdynabook T30、液晶をラズパイで利用してパソコンとして使ってみることに。