NetBSD標準のブートメニューで1つめのメニュー[1. Boot normally]を選ぶ(数字キー[1]を押すか、デフォルトなので[Enter]を押す、もしくはタイムアウトする時間を設定してあれば、その時間が経過すると)マルチユーザーモードで起動し、ログインプロンプトが表示されます。
rootでログインするとroot用プロンプト(後述)が表示されます。
インストール直後ならNetBSDのインストーラ[sysinst]上で、もしくは、以前までの起動時に予めrootアカウント用パスワードを設定していた場合には、それを入力し、(当然、設定しておくべきですが、仮に)設定していない場合には、未入力のまま、[Enter]キーを押します。
NetBSD/i386 4.0以前は、tcsh/csh、4.0以降は、/bin/shがデフォルトのシェルです。
現在のシェルを確認するには、環境変数SHELLの値を確認すると良いでしょう。
また、ユーザー(アカウント)情報を記録しておく[/etc/passwd]ファイルにも各ユーザーが使用する(か否か、する場合、その)シェルの情報も書き込まれているので、これをもって確認することもできます。
現在のシェルを含め、他に利用可能なシェルは、[/etc/shells]などで確認することができ、標準では、[/bin/sh]、[/bin/csh]、[/bin/ksh]が利用可能、それ以外にbashなどもリポジトリにあるので必要なら追加インストールすることもできます。
追加や削除後は、/etc/shellsにも自動的に反映されます。
もし、現在のシェルを切り替えたいなら、[-s]オプション付きで[chsh](chpass,chfn)コマンドを使用すると良いでしょう。
一般ユーザーでもこの方法で自身の使用するシェルを変更できますが、その場合もユーザー名は必須です。
chsh後でも環境変数SHELLの値については、再ログインするまでは反映されませんが、[/etc/passwd]には即反映されるので、その変更を確認することもできます。
/bin/shやkshの場合、デフォルトの一般ユーザー用プロンプトは、[$](ドル/ダラー)、tcsh/cshの場合、[%](パーセント)、何れの場合もroot用は、[#](ハッシュ/ポンド/シャープ)です。