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古いパソコンの再利用/SOTEC e-oneにNetBSDをインストール

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古いパソコンの活用方法は?

古いパソコンの再利用/SOTEC e-oneにNetBSDをインストール

e-oneへのNetBSDインストールと起動

NetBSD 6.1.3
SOTEC e-one

 how to install netbsd from an usb memory stickを参考にUSBメモリにNetBSDのインストール・セットアップ用起動IMGをセットし、e-oneでPLop boot Manager経由でUSBブートさせ、FTPインストールを選び、インストール。

 一般ユーザーアカウントのまま、rootアカウントとして実行可能とするsudoをインストール(# pkg_add -v sudo )、ユーザーアカウントを作り(useradd)、visudoで作ったアカウントでsudoを利用できるように設定、以後、基本的に、そのユーザーアカウントからjwmをインストール($ sudo pkg_add -v jwm)、...etc.

 このNetBSDマシンは、電源を入れれば、自動的にWindowsとも遜色ないと言えるデスクトップ(となるJWM)が起動、日本語表示、日本語入力・変換(scim+anthy)も使えるようにしてありますし、3分何もしないで放置すれば、スクリーンセーバーが起動、アンチウイルスソフト(ClamAVやF-Prot)なども常駐、もしくは利用可能(*後述:利用できる状態にはなっていますが、実際に利用できるかは微妙というか無理そう)な状態です。

 デスクトップの背景が真っ黒ではさみしいのでGIMPの[画像の生成]から[ロゴ(L)]、[星のきらめき(R)]を選んでポップアップが出たら『NetBSD』と入れて[OK]ボタンを押しただけ、という作業としては手抜きですが、GIMPのすごさのおかげで結構かっこいい壁紙ができたので~/.jwmrcに設定することで背景画像としてみました。

 画面左側の薄いグレー部分は、各種ソフトウェア用のデスクトップアイコン、また、画面上部をマウスでポイントするとxterm端末、電卓、画面キャプチャ、再起動、電源OFFといったアイコンが出てくるようにもなってますし、画面左下のボタンから、または、画面上で左クリックすることでメニューが表示されます。

 前述の通り、このRAM128MBのe-oneでは、ブラウザが悩ましいわけですが、256MBならギリギリ、512MBなら別途保有のe-oneに次いで古いdynabookノートPCでもIEのほか、FirefoxやChromeも実際動いていたことから、OSを何にするにせよ、dynabookはブラウザで悩む必要はなさそうですし、先のPC初心者に近い知人のノートPCのRAMも512MBなら尚よしです。

 とはいえ、その知人は、PC自体が初心者でサポートなしで使いこなせそうにもないし、自力でインターネットで情報を探して自己解決というのも厳しく、かと言って、しょっちゅう電話したり、行き来できる状況でもないので先のArch Linuxに続き、NetBSDもちょっと厳しい為、更に他を当たりつつ、場合によっては、そのノートPCはさておき、どうしても必要ならWindowsマシン購入を勧めるつもりですが。

 後日、知人のPC(実機)を確認、メモリが512MBと判明、インターネットとメールが主体、他は未知というわけでRAMが512MBあれば、Firefox他ブラウザも、メーラーとしてSylpheedやClaws Mailを入れれば、Clam AntiVirus(ClamAV)を使ってマシンのウイルスチェックだけでなく、メールのウイルススキャンも自動実行できそうだし、このまま、NetBSD、または、それだけRAMがあるなら他のOSを比較検討するのもありかもしれません。

 が。。。CPUはシングルコアでRAM128MBのe-one 500A及びVMware Playerで作成した仮想マシンにおいてCPU1つ(シングルコア)、256MB~任意の316MB程度まで試してみたところ、ホームディレクトリや更に絞り込んだスキャンですらclamdscan/clamscan共にswap outなどで完了しないという厳しい結果となりました。

 このことからブラウザ以上にアンチウイルスソフトがネックとなり、インターネットに接続できない、場合によっては、インターネットにつながったPCと同一LAN上にもおけないという状況となりそうです。

 とするとe-oneは無理、手持ちのdynabookや知人のPCは、シングルコア(、しかもCeleron M)、RAM512MB、Microsoft Security Essensialsが動作しているようなのでClam Anti Virus(ClamAV)も動作はするでしょうが、動作していると言っても実際、どのくらい負荷がかかっているのかわからないので並行作業可能なのか、終わるまで待つ必要があるのか、それとも、やはり、厳しいのかなど試してみないとなんとも言えない状況です。

 ==>CPU Celeron M、RAM512MBマシンでは、比較的軽快にClamAVを利用することができました。

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