仮想化ソフトウェアの1つVirtualBoxで作成した仮想マシンのゲストOSには、様々なOSをインストールできますが、このページでは、Linuxディストリビューション(ディストロ)の中から任意に抽出し、当サイトにおいてVirtualBox上で検証したLinuxの内、SliTaz GNU/Linuxのインストール及び起動について記します。
今回は、SliTaz GNU/Linux 4.0(slitaz-4.0.iso)を使用させて頂きました。
SliTazは、スイスのChristophe Lincoln氏が、軽量なLinuxを目指して開発したLinuxディストリビューション(ディストロ)です。
SliTazのLiveCDでは、以下のようなブートメニューが表示されます。
これらは、メモリ192MB~256MBあれば、GUIとしてウィンドウマネージャOpenboxを介して相当数のアプリケーションも利用可能な[SliTaz Live]、[SliTaz Core Live]含め、全て起動可能です。
メモリ128MB程度でも一応GUIとしてX Window Systemのターミナルベースの[SliTaz justx Live]、または、最小限のアプリケーションに限定されるものの、Openboxを利用可能な[SliTaz gtkonly Live]を選択できます。
メモリ64MBでもCUIベースの[SliTaz base Live]は選択できますが、メモリ32MBでは、[SliTaz base Live]の起動も無理でした。
尚、各種アプリケーションが必要とするメモリ量は考慮していません。
また、特に指定がない限り、ここで示すRAM値は、各仮想化ソフトウェアでの仮想マシン作成時に指定した値であり、少なくとも一定以上のRAM値を指定した場合においては、そこから仮想化ソフトウェアが消費するメモリを差し引いた値が、ゲストOSで利用可能なRAM総容量として割り当てられているようです。
尚、LiveCDで[SliTaz base Live]を選択した場合、一般ユーザーアカウントは[tux]と入力し、[Enter](rootは未確認ですがアカウント及びパスワード共にrootの模様)でログインできるようになっています。
SliTazのデフォルトのログインシェルは、/bin/sh(busybox sh)です。
SliTaz 4.0 LiveCDのオリジナル版でもキーボードにjp106を選択することもできますが、実際には、jp106にするとキーボード入力ができず(usは可)、日本語環境が必要な場合は、有志による日本語版を入手するか、別途、日本語キーボード対応含め、日本語環境を組み込む必要があります。