仮想化ソフトウェアの1つVirtualBoxで作成した仮想マシンのゲストOSには、様々なOSをインストールできますが、このページでは、Linuxディストリビューション(ディストロ)の中から任意に抽出し、当サイトにおいてVirtualBox上で検証したLinuxの内、lupu-528JP / Lucid Puppy Linuxのインストール及び起動について記します。
今回は、lupu-528JP(lupu-528JP.iso)を使用させて頂きました。
lupu-528JPは、Lucid Puppy Linuxをベースに日本語化されたものです。
lupu-528JPのベースであるPuppy Linuxは、オーストラリアのBarry Kauler氏によって軽量さを追求し、開発されたLinuxディストリビューション(ディストロ)です。
同じくPuppy系でメニューからロケール設定するだけで簡単に日本語環境に設定できるTOP Linux/Tacky Optimizing Puppy Linuxなどもあります。
VirtualBoxで作成した仮想マシン上では、lupu-528JPは、メモリ128MBでも心なしか、もっさり感はあるにしても実用的に作動はしますが、起動時間においても違和感なく利用するには、192MB~256MBはあった方がよいでしょう。
尚、各種アプリケーションが必要とするメモリ量は考慮していません。
また、特に指定がない限り、ここで示すRAM値は、各仮想化ソフトウェアでの仮想マシン作成時に指定した値であり、少なくとも一定以上のRAM値を指定した場合においては、そこから仮想化ソフトウェアが消費するメモリを差し引いた値が、ゲストOSで利用可能なRAM総容量として割り当てられているようです。
lupu-528JP含め、Puppy Linuxのパッケージマネージャは、PET/Puppy's Extra Treatsです。
依存関係に注意する必要はあるようですが、PETからDebianインストールパッケージをインストールすることも出来る模様。
lupu-528JP含め、Puppy Linuxのデフォルトのログインシェルは、bashです。
lupu-528JP含め、Puppy Linuxでは、グラフィカル環境上の[メニュー]から簡単にハードディスクやUSBメモリなどにインストールすることもカスタマイズしたリマスタISOディスクイメージを作成することもできるようになっており、CD/DVDに焼く為のアプリケーションも別途インストール済みです。
VirtualBox含め、仮想化ソフトウェアは、ホストOSが動作する物理PCに接続された周辺機器を扱うことができるので仮想マシン上からこれらを行うことも可能です。
lupu-528JPには、LiveCD版の他、Windows上から実行できるインストーラー付き .exe ファイルも用意されています。