仮想化ソフトウェアの1つVirtualBoxで作成した仮想マシンのゲストOSには、様々なOSをインストールできますが、このページでは、Linuxディストリビューション(ディストロ)の中から任意に抽出し、当サイトにおいてVirtualBox上で検証したLinuxの内、CentOSのインストール及び起動について記します。
今回は、CentOS 6.4(CentOS-6.4-i386-minimal.iso)を使用させて頂きました。
CentOSは、RHEL/Red Hat Enterprise Linuxとの互換を目指すディストリビューション(ディストロ)です。
当初、Red Hatとは独立したオープンソースプロジェクトがサーバ用LinuxとしてCentOSをリリースしていましたが、近年、Red HatがCentOSのサポートを表明しました。
他方、当初、Red Hat社から無償、または、有償サポート付きでリリースされていたRed Hat Linux/RHLをエンタープライズ版RHELに一本化するにあたり、RHLの後継として無償版Fedora Core 1をリリース、後にFedoraオープンソースプロジェクトを創設、Fedoraプロジェクトから初となるFedora Core 2がリリースされ、その後、更にFedoraに移行しました。
CentOSは、VirtualBoxでは、512MB以上でスムースに起動しました。
尚、各種アプリケーションが必要とするメモリ量は考慮していません。
また、特に指定がない限り、ここで示すRAM値は、各仮想化ソフトウェアでの仮想マシン作成時に指定した値であり、少なくとも一定以上のRAM値を指定した場合においては、そこから仮想化ソフトウェアが消費するメモリを差し引いた値が、ゲストOSで利用可能なRAM総容量として割り当てられているようです。
CentOSのパッケージマネージャは、rpm/Red Hat Package Manager及びデーモンとして起動、rpmをも自動アップデートすることができるyum/Yellowdog Updater,Modifiedです。
CentOSのデフォルトのログインシェルは、bashです。