Windows XP Home EditionがプリインストールされていたFUJITSU FMV C6320は、XPのサポート期限切れ後もPCは、まだまだ健在、BSD/PC-UNIX/Linuxっていう選択肢もあるよと伝えたところ、OSを入れ替えてほしいと知人から託された。
そんなFUJITSU FMV C6320の仕様と現況は。。。
今のところ故障もなし、程度もよく、CD/DVDスーパーマルチドライブ、USB 2.0ポート共に利用可能だが、CD/DVDドライブの音が時折あやしいことがある。
過去数台のPCを思い返してみてもCD/DVDドライブは、ノートPCなら雑に持ち歩けば、あっという間、デスクトップライクに使ったり、デスクトップPCでもCD/DVDドライブそれ自体を頻繁に使っていなくてもPCを常用していると、3~4年、せいぜい5~6年で壊れてしまうイメージがある。
BIOSの起動順設定には、CD/DVDはある一方、USBはなく、CD/DVDドライブに何かあった時のことを考慮してもUSBブートできるに越したことはない。
そんな時は、やはり、USBブートできるようにSOTEC e-oneのOS入れ替え時にもお世話になったPLoP Boot Managerを入れておくのが無難だろうが、その前にFMV C6320でもうまくいくのか試してみよう。
それが可能とわかれば、何れにしてもMBRにGRUB Legacyもしくは、GRUB2をインストール、Liveメディアでも良いかもと思いつつ、何か役に立つかもと第1基本パーティションには、FreeDOS、第2基本パーティションには、これから選択するLinuxもしくはBSD、そこにPLoP Boot Managerも置いてこれら3つをGRUBメニューから起動できるようにしておこう。
DVD上のPLoP Boot Managerも無事動作し、USBも認識でき、おかげでBIOSが対応していなかったFMV C6320でもUSBブートできることがわかった。
これでGRUBからFreeDOS、これから決定するLinuxもしくはBSD、更にPLoP Boot ManagerをGRUBメニューから起動できる。
もちろん、再起動にreboot、シャットダウンにhaltも必要だろう。
というわけで最後にOS選びだ。
e-oneに比べれば、FMV C6320は、遥かにハイスペックだが、軽快さやいろんなソフトウェアを入れる上でも日本語環境対応のGUI/Graphical User Interfaceを持つOSという基礎部分は、RAMもディスク容量も軽量に越したことはなく、仮想マシン上ではいろいろなディストロを試したが、それとは別に実機において既にやってみた部分も多い為、その分、他に時間を割くこともできる。。。などなど諸々考えた上でe-one同様、NetBSDを入れてみることにした。
e-oneに入れた時は、追加設定が必要だったConkyの透過設定が今回はデフォルトとなっていた。
当然ながら超軽快。
ただ、自身もこれまであまり関心がなく、知人も使わないと言っている為、当面盛り込む必要はないものの、Windowsでさり気なく利用していたプリンタでの印刷、デジカメ等を想定した時のオートマウント(及び自動認識、ファイルマネージャ上での自動表示)機能、自動再生を含めたオーディオCD/DVDの再生などについては、特にGNOMEやKDEなどの統合デスクトップ環境を使わない場合、BSDやLinuxでやろうと思うと実は、結構ややこしいことが判明し、いろいろ調査中。
ちなみに途中、LANケーブルを直挿しでやっていたが、ある時、何の気なしにFMV C6320のUSB2.0ポートにe-oneで使っているUSB2.0対応USB接続LANアダプタを電源投入前に挿してやってみたらランプはつくのに通信できない(pkg_addでURLが見つからないと怒られ、LANポートにLANケーブルを直挿しし直したらできた)。。。LANアダプタは10BASE T/100BASE-TX対応、FMV C6320は、1000BASE-Tとはいえ、互換性があるはずなのになぜ?相性?それとも、もしかして、法人向けのこのPC、法人には不要だろうということでコストカットなどの理由で互換性省いてる?(かえって手間が増えそうでコストカットになるのかは、わからないが。)