また、いずれにしても状況に応じてデータの掃除もしておくとよいでしょう。
メーカーやパソコン3R推進センターに引き取りを依頼する場合には、特に気にする必要はないでしょうが、単体、仮に単体使用不可品の場合でも部品としてオークションに出品するとか、良く知らない人に譲るとかいう場合には、より慎重に、家族、親族、知人、友人などにあげる場合でも残ってて見られたらちょっと恥ずかしいというようなデータ含め、消去しておいた方がよいでしょう(が、少なくともOSを入れ替える段階まではシステム関連のファイルは消さないように)。
さてデータの消去といってもいくつか方法があります。
Windowsなら
同居家族が使う分には、これでも十分でしょう、最終的に処分する際には、メーカーやパソコン3R推進センターに引き取りを依頼すればいいわけですし。
すぐには行けない距離に住む家族など最終処分までは面倒見られないとか、他人に売るとか、あげるとかいう場合は、更に
は、しておいた方が良いでしょう。
とはいえ、レジストリとか、デフラグとか何かよくわからないとか、レジストリをいじるのは抵抗があるという場合、
をすることにより、レジストリだけでなく、ファイルやブラウザの設定も含め、ほぼ全ての作業を漏れなく行ったのと同じ状態になります。
尚、ハードディスクをフォーマットする場合、CD/DVD/USBメモリなどに入れたそれ用のソフトウェアから行う必要がありますし、リカバリもCD/DVDなどがあれば、それを、なければPC起動中にリカバリCD/DVDを作成するメニューを選択して作成後、そのリカバリCD/DVDを起動する必要があり、再インストールについては、Windowsなら基本的にインストールCD/DVDが必要となります。
尤も仕事上含め、自身や自身のデータが狙われている自覚があるとか、狙われるに値する何かがあるなど、余程、思い当たる節のある人でない限り、あまり、深く考える必要はないでしょうし、『フォーマット・OSのリカバリ・再インストール』までやるのは、十分過ぎるくらいでしょう。
ただ、実は、それだけでは、データを完全に消去できたことにはならないということもあり、
それでも完全とは言い切れず、不安が残るという場合は、
という方法もあり、専門業者とはいえ、任せるのも不安と言う場合には、処理過程の見学ができるケースも。
これは、甘く見過ぎるのも問題ですが、逆に必要以上に深刻に考え過ぎるのもどうかと思います。
リアルな社会でもインターネット上でも政府でも犯罪目的でも情報搾取がとかく問題となり、個人情報保護法の制定などもあっておちおちしていられないという状況にあるのは事実と言えるでしょう。
ただ、インターネットにおける情報搾取は、政府、産業、企業、銀行などの金融機関をターゲットとして、または、不特定多数の情報を収集して悪用されるものと見られ、結果的に個人情報が・・・ということにはなりますが、インターネットを介して直接特定の個人を狙ってデータを取得すると云うケースは、(無線LANなどは、特定個人が狙われた場合、その危険性は高まりますが、有線なら尚更)あっても稀と言えるでしょう。
よってインターネットを介したサービス利用に当たっては、細心の注意が必要ですが、こと個人のパソコンの廃棄に当たっては、余程思い当たる節がない限りは、そこまで神経を尖らせることもないでしょう。