Perlでプログラムを組んでみる為には、どちらが先かは別として
・Perl文法をある程度理解する
・perlの実行環境を用意する
必要があります。
プログラムは基本的にOSに依存しますが、UNIX/Linuxではオープンソースの考え方が根付いていて何らかの手法により様々なOSに対応するその他多くの言語同様、Perlもその有用性から有志によってあらゆるOSに移植されてきた歴史があるので普通UNIX/LinuxにはPerlがインストールされていますし、MacもMac OS Xならプリインストールされていると思いますが、仮にそうでなくとも、またWindowsでもPerl実行環境を構築することができます。
C/C++やJavaなどのいわゆるプログラミング言語はcc/gcc/g++/gcj/javacなどのコンパイラでコンパイルという作業を明示的に行うという前提にあり、プログラミング言語を利用できるようにするということはコンパイラを含むコンパイル環境を組み込む(インストールする)ということを意味します。
一方、PerlはPython、Ruby、シェル含めスクリプトとしてばかりでなく、その歴史から当然コマンドラインからも実行やデバッグもできますが、いずれにしてもインタプリタ(明示的にコンパイルする必要がなく、プログラムのソースコードを読みながらその都度解析して実行する仕組み)なのでコンパイル環境自体は不要(というかPerlをインストールするイコールPerlインタプリタをインストールするイコールPerlを実行可能な環境が整うということ)です。
他方、Perlスクリプトの場合にはCのヘッダファイルにも似た、C++/Javaのクラスファイルのように汎用的に利用できる各種モジュールやファイルをuse/requireで読み込むことができ、あると便利なモジュールは多数あり、それらのライブラリ、モジュール、Perlで書かれた各種ソフトウェアがCPAN(http://www.cpan.org/)で配布されています。
まずはOSがWindowsや(Mac OS Xでない)Macintoshの場合にはPerlを別途入手することになりますが、UNIX生まれのPerlはUNIX/Linuxのオープンソースの考え方に基づいてPerlインタプリタ自体は、やはり無償で配布されています。
というわけで自分(ローカル環境)のWindows/Mac/UNIX/Linuxマシンにperlの実行環境だけが必要なら他にもいくつかありますがActivePerlなどをインストールするとよいでしょう。
・ActivePerl 開発・配布元(英語):http://www.activestate.com/
また、perlだけでなく各種言語のコンパイル環境を含めWindows上でUNIX風の実行環境構築を望むならCygwinやMinGWなどをインストールするとよいと思います。
・Cygwin 開発・配布元(英語):http://www.cygwin.com/
・MinGW 開発・配布元(英語):http://www.mingw.org/
日本語環境含め、いずれのソフトウェアもsourceforge.net/sourceforge.jp、窓の杜、vectorなどでも配布されている可能性もあります。
CGIとしてPerlスクリプトを使う場合、CUIならコマンドラインやスクリプトからsshでも良いですし、GUIなら別途FTPソフトが必要です。
そのほか、ローカル接続を利用してブラウザからCGIを実行する方法(Perl CGI/httpd/RDBローカル実行環境)もありますし、VM/Virtual Machine/仮想マシンを使ってVirtual Machine上でOSを実行させることでWindows環境でもLinux OSを利用できるのでLinuxにあるPerlを利用するという手もあります。
また、サーバ上で作業をするなら次のようなセキュアなターミナルエミュレータが必要です。
TTSSH(TeraTerm pro SSH)
PuTTY
ちなみにサーバ上で作業するか否かに関わらず、Cygwinをインストールする、もしくは、したなら、ましてTeraTermを使い慣れているなら尚のことTTSSHをインストールすれば、Cygwin用にcygtermも用意されています。
Perlの実行環境が準備ができたら