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サーバOS

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サーバ向きのOS

サーバOS

サーバOSとは

 サーバOSとは、IT/ICTシステム稼働時の各種環境やサービスプログラムを提供するサーバとそのサービスを利用するクライアントで構成されるクライアント・サーバ(C/S)システムにおいてサーバ側のコンピュータに搭載されるOSを指します。

 サービスには、サーバ起動時に予めバックグラウンドプロセスとして実行し、常時待機するデーモンと呼ばれるプログラムを要するものとそうでないものがあります。

 サーバOSは、複数のユーザーがログインして利用できるマルチユーザー対応、プログラムの実行など一定の処理・作業であるタスクを並行して実行可能なマルチタスク対応が求められ、その場合、それ相応のCPU性能やメモリ容量が要求されます。

 ただ、サービス内容によってサーバ及びサーバOSに求められるスペック(仕様)もまちまちで、全てにおいて必ずしも高スペックである必要のないものもありますし、CPUのマルチコア対応含むCPU性能、レジスタ処理速度、メモリ容量、ハードディスク容量、グラフィックアクセラレータ性能などが求められるケースもあります。

 また、システムの利用目的によってサーバが提供すべきサービスは異なりますが、選択可能なサービスは多岐に渡り、目的に応じて物理的、または仮想的に複数のマシンに分割される場合があり、更にセキュリティ面から同じ場所や遠隔地などにバックアップ用サーバを複数台用意するケースもあり、有事の際の迅速な切り替えを行う工夫も実施され、更に日々研究されています。

 尚、C/S(やWeb系)システムといった異なるベンダ(メーカー)のハードウェアやソフトウェアで構成されるオープン系システムでは、PC-UNIXLinux、Mac OS/OS X、Windowsなど様々なOSがサーバとなり得、従前から存在したメインフレームやミッドレンジコンピュータ(ミニコンピュータ)などとは若干異なります。

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