DOCTYPE宣言と<html>、<head></head>の後かつ</html>の前に<body></body>を記述します。
DOCTYPE宣言 <html> <head> </head> <body> </body> </html> |
bodyタグに定義されている属性の内、下記の「固有の」属性を含むいくつかの属性はW3C非推奨となっており、これらが必要な場合にはCSSで設定しましょう。
bodyタグに定義されている「固有の」属性は全てW3C非推奨となっています。
非推奨 | ||
---|---|---|
属性 | 意味 | 用途 |
background | background | body全体の背景画像 |
text | text | body全体の文字色 |
link | link | 訪問前のアンカーリンクの色・カラー |
vlink | vlink | 訪問後のアンカーリンクの色・カラー |
alink | alink | アンカーリンク選択時の色・カラー |
また、bodyタグ(table、tr、th、td)で定義されている下記の属性もW3C非推奨となっています。
非推奨 | ||
---|---|---|
属性 | 意味 | 用途 |
bgcolor | background color | body全体の背景色 |
body開始タグに設定できるその他の属性は下記の通りです。
bodyタグだけでなく他のタグ・要素にも設定できる属性です。
属性 | 意味 | 用途 |
---|---|---|
id | identify | タグ識別子・参照設定(セレクタ) |
class | class | 参照設定(セレクタ) |
lang | language | リンク参照先の国・地域言語を設定 |
dir | direction | 右書き・左書きの方向指定 |
title | title | ブラウザ上でタグをポイントすると表示されるテキストを設定 |
style | style | CSSインライン設定用 |
※イベント | イベントハンドル | (マウス)ポインタの動作や状態に応じて処理を記述するための設定 |
idはファイル内での一意の識別子(唯一特定できる値で区別できるもの)としての役割を持ちます。
idの用途としては
等々です。
classは、idと異なり、同じファイル内で(aタグを含む)複数のタグに同じ名称を設定することが可能です。
また、idの値が一意という条件が満たされれば、同じタグ内に別途classを設定することも可能です。
主な用途は
です。
id と class
id と class は、両方設定することも可能ですし、異なる属性値を設定することもできます(idはそのページで一意でなければならないので複数設定する場合はそれぞれの属性値が他にないものにする必要あり)。
id と class をCSSのセレクタとして見た場合、id は class の設定より優先されます。
langは、[ lang="en" ]、[ lang="ja" ]のように国や地域の言語を設定することができます。
dirは、direction(方向)の略で右から左に向かって書く右書き(right to left)か左から右に向かって書く左書き(left to right)の記述書式の方向指定で国際化における指定可能属性です。
dirの属性値は、right to leftの略語、[ rtl ]か、left to rightの略語[ ltr ]です。
titleは、ほぼ全てのタグで設定可能で、ブラウザ上でポイントされた場合に、titleに設定された属性値が表示されます。
styleは、CSSのインライン設定を行うことができる属性です。
HTMLではユーザーの操作によって何らかの処理を行いたい場合にそのタイミングにあたる属性がいくつか用意されています。
こうしたタイミングにあたる属性はイベントハンドル、イベントハンドラなどと呼ばれ、JavaScriptやvbscriptの関数等を設定することができます。
詳細は、イベントハンドル・イベントハンドラ参照。