W3Cという標準化団体がホームページ作成時の『つくる為のお約束事』を整備してくれていますが、この一つがHTMLであり、そこに定義されているのは、HTML要素(element / エレメント)、要素の属性(attribute / アトリビュート)と属性値から成るHTMLタグであり、HTML要素は、HTML4/XHTML1には、全部で91要素(、HTML5では、この内78要素が継承、定義され、新規定義を併せて定義予定の要素は、108種類)あります。
もし、XHTMLで記述する場合には、XHTMLタグには、このページの内容に加えてもう少し細かい決まりごとがあります。
<a href="https://www.webzoit.net/">要素とかタグとは?</a>
この例では
1.[a]が【要素名】
2.[href]が【属性】
3.[https://www.webzoit.net/]が【属性値】
4.<a>は開始タグ、</a>は終了タグという【タグ】
5.開始タグと終了タグの間の文字列は【要素内容】
6.1または、開始タグから要素内容、そして終了タグまでの全体を【要素】
・要素/エレメント/Element
・タグ/Tag
・属性/アトリビュート/Attribute
・属性値/値/アトリビュート値/Attribute Value
ちなみにCSSでは属性をプロパティ/property/propertiesと呼びます。
DOCTYPE宣言
<html>
<head>
</head>
<body>
</body>
</html>
|
特に <head></head> と <body></body> の中には更に記述できるタグがあります。
これらはそれぞれのページでご紹介していますのでご参照下さい。
現在HTML4.01が安定した正式版(W3Cで勧告となっている仕様)でW3Cでは、2010年 => 2012年 => 2014年の勧告を目指してHTML5というバージョンを策定中ですし、世の中ではXHTML1.0も利用が増えてきました。
ちなみにスピンアウトしていたHTML5は最終的にW3Cで仕様化することが決まりましたが、何れにしてもHTML4の後継は、HTML5であり、XHTMLは、HTMLファイル内容をデータとして効率よく扱う為にHTML4とXML1.0をミックスした派生であり、HTML4とは併存する仕様、HTML5との関係は不透明ですが、自然な流れとしては、やはり共存でしょう。
バージョンアップと共にこれまでに勧告仕様に含まれていたタグの中で構造を示すHTML仕様と装飾を担うCSSで重複するような曖昧なタグや属性を以後利用しないよう呼びかけています。
このため特にHTMLタグによるレイアウトや装飾に関するタグや属性は、軒並み非推奨となっており、レイアウトや装飾にはCSSを使いましょうというより明確な方向性をW3Cが打ち出しています。
HTML5と共にCSSもCSS1、CSS2、CSS 2.1とバージョンアップし、CSS3の策定が進んでいます。
W3C仕様を読んでみるとHTML5では、HTML4.01から引き継がれる推奨されるタグや属性が使える上にその延長線上に動画やアプレット用のタグが設けられ、これまでの感覚でタグさえ知っていれば簡単にYoutubeやニコニコ動画などをアップできたりするなど時代の流れを汲んだ優れもののようですし、CSS3では、本格的にテレビやPDAやプリンタなど様々なシーンで利用する為にこれまで以上の高度なデザインがとても簡単にできるようになる機能が盛り込まれるようです。
この為、下記【HTML4タグ要素全一覧】や【HTML4要素属性全一覧】の「Deprecated/非推奨」となっているものはウェブ標準化団体W3Cで策定中または勧告後、仕様から除外したものですので利用しないのが無難です。
また、要素は有効でもその要素の属性が「Deprecated/非推奨」となっている場合もありますのでご注意下さい。
更にブラウザのバージョンやメーカーによっても対応が異なる場合がありますが、CSS3は主要ブラウザメーカーが仕様策定委員として集結していますのでかなりの部分でクロスブラウザ仕様(ブラウザの違いが影響しない仕様)になる事が期待されます。