古いパソコン...としていますが、dynabook B45 PB45BNAD4RDAD81は、2016/11発表・発売開始で数ヶ月前のモデルではあるものの、新品なのですが、一度購入すれば、中古ということで。
仕様も満足、コスパもよいdynabook B45、下記の通り、使えるOSが豊富で悩ましいので、動作確認という意味でも、とりあえず、TOSHIBA dynabook Satellite T30で使っていたFreeDOS/NetBSD/Debianによるマルチブート構成となっている7mm 2.5インチのSSD 128GBに換装、起動してみることにします。
その上で、そのまま使うという選択肢も含め、今後、OSをどうするか考えてみたいと思います。
dynabook B45は、Windows 10 Proダウンクレード行使権付きで初期は、Windows 7 Professionalのインストーラが起動し、32bitか64bitを選択でき、その後、Windows 10 Pro 64bitにアップグレード可能。
一方、Windowsだけを使うという以外に自身には、違う選択肢もあります。
前述の通り、先代dynabook Satellite T30でHDDから換装したNetBSD/Debian/FreeDOS入りSSDに換装し、dynabook B45のHDD500GB及びWindowsは使わないか、もしくは、たぶんできると思うのですが、T30の128GBのSSDかB45の500GBのHDDを再構成しつつ、Windowsについては、HDDのイメージを抽出した上でマルチブートさせるか、Windowsについては、物理マシンではなく、仮想化マシンにインストールするという選択肢。
ただ、128GBのSSD、その上、容量いっぱいまで使うと著しい性能低下があって、抑制が必要といわれており、それでもちょっと有り余るも、これまで100GB程度で使っていましたが、NetBSDとDebianは外せない、その上、それなりに使い始めると容量食いになるWindowsのマルチブートとなると容量不足感は否めません。
と言っても従前からデータはSamba、メーラーは共有するなどラズパイをサーバとしており、今尚余りあるストレージは2TBあってNetBSD/Debian(パーティション)においてはシステムやパッケージソフトウェア以外のデータはほぼゼロ、何れも各種デスクトップ環境をほぼ全て入れていますが、ここを絞るなどし、Windowsにもラズパイを利用させて、あとはWindows上のバックアップ機能や仮想メモリなど急増しそうなデータをどうにかできれば、SSD 128GBでもいけるかもしれません。
SSDとHDDでは、起動速度の違いはありますが、ACPIのおかげで起動不能となったdynabook T30はSSD、現在は、同じくACPIの影響でサスペンドやハイバネートが使えず、デスクトップだけに元々消費電力が高い上、省エネじゃない状態のサブマシンとしていたHDD 2TBのHP Pavilion Slimline s3140jpで作業していますが、起動時間分のロスは時間や電力の無駄にはなるものの、だからと言ってSSDの速度じゃないと絶対耐えられないとか、この時間が無駄だとホトホト痛感するほどでもないため、十分、候補になり得ます。
ただ、換装やマルチブート再構成と言えば、このB45に限らず、最近の薄型ノートPCは、HDD、RAM共に裏面にビス2本程度で留まっている専用の蓋をパカッと開けて...というわけにはいかなくなっていて、ほぼ分解という方法を取る必要があるのが面倒、しかも、事前に調べてみたところ、ビス10本ちょっとのDell Inspiron 15に比べて(B45/A含む解説ページですが、たぶん)dynabook B45/Bも21本と外すべきネジが多い上、HDDについては、いかにも繊細そうなフレキケーブルが装着されているらしく、脱着に気を遣う必要がありそうな点が更に面倒...。
ですが、マルチブートするにしろ、Windowsを仮想化ソフトウェアにインストールするにしろ、そうするなら、Windows 7のインストール以前にやっておいた方が、何かと良い気がします。
64ビットは、RAM 4GBやHDD 2TBの壁を超えて使えたり、比較的大きなファイルを扱う場合に高速に作成・編集・削除できたり、仮想化ソフトウェアにVMwareの無償版を使うなら以前配布終了しており、古いバージョンしか使えない32ビットと違い、最新版が使えたりします。
一方、64ビットは、小さなファイルについては無駄が多くなり、ポインタサイズからして大きくなるため、往々にしてディスク使用量が増える、32ビットで使えたソフトウェアの中には使えなくなるものが出てくる可能性があったりします。
そうした理由もあってCPUも2コア/2スレッドでもいけるでしょうが、欲を言えば2コア/4スレッド、4コア/4スレッド、4コア/8スレッド、8コア...、RAMもちょっと作業負荷が増えるだけでも往々にして4GBでは不足気味になり、最低8GB、いや12GBや16GBは欲しくなったりするのではないかと以前から考えており、そう認識しています。
自身は、これまで意識して64ビット版を使ったことはないですが、積極的に使いたい理由は皆無だし、B45のデフォルトのRAMが32ビットでMaxの4GBであり、現在、RAM価格も高止まりしていると仮定するとWindows 10 Pro 64bitへアップグレードするなら、その時にRAM増強を考えることにして、当面は、32ビット版を使うのが賢明に思えます。
というわけでWindowsを使うなら、とりあえず、RAM4GBのまま、Windows 7 Professional 32ビットをインストール、Win 10 Pro 64ビットにアップグレードするなら、その段階でRAM 8GBを1枚足して12GBか、差し替え2枚入れて16GBにすることにしようと思います。
まだ、稼働していたSSDと換装し、Windowsを使わないという選択肢もありますが、せっかくあるのに使わないのもなんなのでWindowsを使うことにし、仮想化ソフトウェアにインストールしてB45では、NetBSDやDebianを使う、もしくは、NetBSD、Debianと共にSSDか、HDDにマルチブート構成にするの3択に絞ろうと思います。
2通りの手順概要はこんな感じでしょう。
ここで当然、B45は、64bitマシン(CPUが64bitでBIOSも対応)であり、パーティションを分けるため、32bit OSのインストールも64bit OSと32bit OSの混在マルチブートも問題はないはずなので先立ってインストールするなら当面32bitを使うことにしたWindows 7はよいとして、NetBSD、Debianは、それぞれ32ビットと64ビット、どっちにすべきだろうかという点も考慮する必要がありますが、やはり、RAM4GBのままなら、どちらも32bitとするのが賢明でしょう。
よって当面はRAMは現行の4GBのまま、Windows 7を入れる場合も含め、OSは全て32ビットとしようと思います。
というわけで先の2択でWindows 7を仮想化するか、マルチブートさせるか...。
*BSD/Linuxに完全移行してから約3年半、Windowsがなくて困ったということは、1度あったかないか程度でそれが何でだったかも覚えていないほど、ほとんどありません。
一方、*BSD/Linuxは、Windowsじゃこうはいかないよねというほど、自由が効き、フリーソフトウェアが豊富な上、Linux対応も一般的になりつつあり尚更、おかげで勉強になったこと、便利になったこと、助かったことは多々あります。
その上、Windowsはプロプライエタリなだけにベールに包まれている部分の制約が多いことから致し方ないものの、不明瞭なレジストリ、機能の少ないコマンドプロンプトを使わなくて済む、というか使ってもあまりメリットがない、必要なソフトウェアを探して彷徨い、どこからともなくダウンロードする必要もなく、やたらとフリーズすることもなく、dllのバージョンが云々で悩む必要もなく、ソフトウェアのインストールやWindows含むアップデートの度にソフトウェア間の干渉で動作が不安定になることもなく、今尚、マルウェアなどのウイルス汚染の影響について、それほど神経を尖らせる必要もないのは精神衛生上もよい、当該OSバージョンのセキュリティサポート期限切れによるPCの買い替え、OSの入れ替えを気にする必要もない...。
Windows 10 1本になってセキュリティサポート期限切れを気にする必要がなくなったのかと思いきや、余計、わかりにくく、面倒なことになっていてセキュリティポリシーもコロコロ変わり、下手をするとセキュリティサポート期限も更に短くなる可能性すらあり、より神経をすり減らされる状況であることを知り、尚の事、Windowsにはホトホトげんなりさせられるばかり...どうしてそんなことになっちゃうんだろう...。
他方、Windows 10では、Ubuntuを内包してbashを使えるようになったとはいえ、*BSD/PC-UNIX/Linuxもシェルも1つ使えればよいというものでもなく、ディストロ自体の選択の自由があり、そのディストロも複数使うことができる、シェルも切り替えて使うこともできるという点も魅力ですが、その点をカバーできない、その仕組みはよく知らないですが、ディストロを使い分けるならマルチブートしたい、往々にしてハイパーバイザ型なら仮想化しても同様にできますが、デスクトップ型の仮想マシンのようにWindowsを起動してからUbuntu...では便利なようでWinがダウンしたらどちらも使えないので、そういうことだとしたら痛い...そもそもマルウェア、ウイルスの影響が大きいWindows上でLinuxを使えても嬉しくない...、安定稼働させたいためにLinuxを選定する場合には、Windows上で動かすのは論外...。
Windows 10上でのLinux環境についても調べてみれば、今後、Ubuntu以外の選択肢を増やす予定もある模様も、その方法は複雑怪奇で安定性やパフォーマンスへの影響への懸念も拭いきれない...、また、このbash on Ubuntu on Windowsの仕組みにおいてLinuxはともかく、*BSDやPC-UNIXの選択肢を用意できる可能性は低いでしょう...。
それならAzureでクラウド...という選択肢もありますが、情報漏洩、個人情報云々ということがとかく話題に上る中、どんなに安全を謳われても、どこにあるのか特定できない任意の領域の集合体だとしても、たいした情報なんて何もなくても、クラウド上でデータ管理することには今尚、抵抗がある...。
ついでに書いとくとスマホで全て管理すること、仮想通貨・暗号通貨、体内へのチップの埋め込みなんかは尚更、GPSで位置わかるたって落としたり、盗まれたりして情報抜かれて捨てられたらどうすんの?まとめて情報置いといてまとめて情報漏えいしたらどうすんの?チップなんか埋め込んで脅されたり、気絶させられたり、拉致されり...したらどうすんの?知らぬ存ぜぬ通用しないよね?既に強引に実施されちゃってオイオイって話だけど、そもそも、そんなに厳重に管理されているわけでもないのに住民基本台帳とか、マイナンバー制度なんてとんでもない話...。
そうか、ウイルスか...マルチブートも怪しい...ということは、Windows 7は仮想化しよう(急ぐ必要もないのでやるにしても後で...)。
あ、10にすることがあった場合、Hyper-Vが使えないか...、まぁ、いっか、このdynabook B45を選択するにあたって、VT-x/VT-d含め、仮想化機能については全く考えていなかったわけだし。
いや、待てよ、常用しない仮想マシン、Windows 7でも10でもWindowsアップデートが溜まりに溜まって、*BSD/Linuxと違って選択の余地がないだけに、いざ使おうと思っても数時間待ちなんてことも起こり得るか...あ、マルチブートしても同じか...となると仮想マシンにすらインストールしない方がよいような気がしてきた...。
そう言えば、検証後、相当期間、全く使っていない評価版のWindows 7、Windows 8.1やWindows 10正式リリース前のInsider Preview版を入れた仮想マシンがあったはずなので確認してみることもできるかも...?
とりあえず、Windowsの入ったHDDは、しばし放置しておいて追々考えることにしよう。
ふぅ...ようやく決まった...。
というわけで動作確認状態のまま追加作業なく、B45は、64bitマシンですが、当面、RAMは4GBで32bit NetBSDとDebian、それとFreeDOSのマルチブート構成128GB SSDを使うことに。
というわけでdynabook B45/B PB45BNAD4RDAD81がメインマシンになりましたとさ、めでたし、めでたし。
って、注文したばっかりだから、まだ届いてませんけどね。
実物が届いたところで前のページでスペック関連レビューを、次のページでHDDからSSDへの換装、及び感想を追記。