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いろいろなOSでBluetoothイヤホン・ヘッドホンを使う

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いろいろなOSでBluetoothイヤホン・ヘッドホンを使う

いろいろなOSでBluetoothイヤホン・ヘッドホンを使う

2023/07/27

 約2年前に買ったBluetoothスピーカーでBluetoothデビュー、その後、程なくしてBluetoothトランスミッター/レシーバーを買って使っており、若干ながらBluetoothへの抵抗も薄れ、今度は、Bluetoothイヤホンを買って使ってみた話。

 動機は、ポータブルAM/FMラジオが壊れたこと。

 2028年を目処にAM全局がFM対応完了予定、以後AM放送がどうなるかは未知な中、携帯ラジオを買うのは違うか...。

 BluetoothスピーカーにUSBポートはあるも入力用で出力用じゃないからUSBサウンドアダプタ介して有線イヤホンというわけにはいかない...。

 Bluetoothレシーバーを使えば普通の有線イヤホンをワイヤレス化できるも何れも送受信機ではあるものの、手持ち2個とも、これらを介してテレビとUSBスピーカーを接続、テレビの聴取範囲変更に使用中...。

 なら、Bluetoothイヤホンでしょ。

 スマホやパソコンがある前提で。

 試しに買うなら100均、キャンドゥにも1機種あるもダイソーには片耳、ステレオ、コード付き、完全ワイヤレスと多様な機種がある、家の中でしか使わない予定も落としにくいコード付き、イヤホン単体で連続再生時間7時間はダイソー製品では最長っぽいということで白のBT005に決定。

Daiso 500円BluetoothイヤホンBT005 White

 というわけで今回は、スマホMotorola moto g8 POWER LITE/Android 10、ノートパソコンdynabook B45/B Debian GNU/Linux bookworm、Raspberry Pi 400/Raspberry Pi OS bullseyeで100均ダイソーの500円BluetoothイヤホンBT005 Whiteを使って音源を聴取してみました。

 Raspberry Pi 3B+/Julius/Open JTalkスマートスピーカーについては、今回の動作確認には使用しませんでした。

 が、dynabookとRaspberry Pi 400パソコンそれぞれにJulius/Open JTalkスマートスピーカー機能を入れ、ラズパイ専用機含め、これら用の操作パネルも自作してあるので音声操作のみならず、パネル操作でradikoのラジオ局も1発選局できるようにしてあります。

 よって電源さえ入れてあれば、スマホと同等以上に携帯ラジオの代替としてパソコン+ワイヤレスイヤホンを使いやすい環境にあったことも後押しした部分はあるかと思います。

もくじ

BT005仕様

 仕様としては、こんな感じ。

[ブルートゥースイヤホン(BT005)]
[DAISO イヤホン 7933]
[ヘッドホン]
[付属品]

 マルチペアリング、マルチポイント対応。

DAISO_BT005をペアリング・再生音源聴取を確認

 Androidスマホ1台、パソコン2台それぞれとDAISO_BT005をペアリング、再生音源を聴取できることを確認済み。

 BT005は、リモコンの音量+|一時停止|音量-の3つのボタンの内、中央の一時停止ボタンを長押しで電源ON/OFF。

 まだペアリングしていないければ、BT005の電源を入れるとペアリング待機中となり、今回の場合、送信側となるBluetooth機器側でペアリング作業を行います。

 スマホやタブレットでは、その後、特に何もする必要なく、パソコンなら、例えばLinuxだとペアリングした機器を[信頼済み]とマーキングすることで機器側のBluetoothがオン、かつ、ペアリングしたイヤホン側の電源がオンであれば、Bluetooth機器と自動的に接続されます。

 その時、接続する機器についてはマルチペアリングマルチポイントとの兼ね合いにもよります。

 尚、BT005のBluetooth対応プロファイルは音源聴取用は、A2DP、リモコン操作用は、AVRCPなのでパソコンなどでこういった選択肢がある場合は、これらを選択します。

 Bluetoothスピーカーのときのラズパイ3B+もそうでしたが、ラズパイ400においても音が途切れたりする位置でもスマホやdynabookではバッチリ聴取できるのでラズパイのBluetoothの電波は他に比べ弱いようです。

 もちろん、送信側はほぼ同じ場所に置くという条件で。

 Bluetoothチップなのか、内蔵アンテナなのか、電圧・電流も影響があるのか、その差がどこにあるのかはわかりませんが。

 概ね良好でコスパも良さ気ですが、2つほど気になる点が...。

 1つは、電波範囲内でも時間経過で?切断されるように思われるケース、もう1つは自動接続・自動再接続できないケースが多く、その状況も複数ある模様であること。

 更にもう1つあるといえばあり、BT005リモコンでの音量調整|調節が、できるケースとできないケースが、できる場合、パソコン上などにスピーカーマークのポップアップがされるケースとされないケースが、ポップアップがある場合でも音量調節ごとの場合もあれば、下限・上限に達した場合のみケースもあること。

 ただ、これについては、取説にも「接続機器、アプリによってできる機能が異なります。上記のボタンを操作しても異なる動作をしたり、動作しなかったりする場合があります。」と書いてあるので、まぁいっかと。

自動接続について

 Bluetooth機器は(Bluetoothイヤホンは?)、対象機器と信頼済みとしてペアリングしてあれば、範囲外で切断されたあと、範囲内に戻ると接続可能であれば当該機器に再接続してくれるのが仕様ですよね?

 それは、音源が途切れ途切れになった時だけの話?

 というのも音が途切れ途切れの時に電波範囲内と思しき場所に移動すれば、自動再接続される一方、範囲外になって自動的にオフになった後すぐに範囲内に戻っても自動(再)接続されない模様なので。

 また、その場合、イヤホン側の電源のOFF/ONで接続できるケースもあれば、スマホは未確認もパソコン側でOFF/ONしないと接続できないケース、更には、これらの後、直前に聴いていた音源に自動的にアクセスできるケースとできないケースがあり、できないケースでは音源を再生し直す必要がありました。

 まず、仕様として、これが、正常なのかどうかがわかりません...。

 ちなみに取説には、次のような記述があります。

 「接続機器との通信が途切れ接続が解除されると、節電モードに自動移行します。」

 「節電モードのまま再接続がされない場合、数分で自動的に電源がオフになります。」

 となると仕様なのか...。

 これが仕様だとするとスマホでなく、パソコンなど基本動かさないものとペアリングしている場合、イヤホンをしたまま、移動した場合に起こる可能性があり、これは不便だなと...。

 もしそうで、不便だというなら、パソコン側で定期的にデバイスをスキャン、当該デバイスがあれば、接続を確認、接続していなければ、接続を試みるという仕組みが必須ということ?

 そういうことでしょうね、きっと。

BT005内蔵マイク

 BT005は、マイク内蔵でスマホでのハンズフリー通話やリモート会議|Web会議|リモートミーティング|リモート診療|オンラインミーティング|オンライン授業...等々の通話でも使用可能です。

 スマホから外線で固定電話、固定電話から内線でスマホ+Linphone共にペアリング・接続中のBT005で他に何をするでもなく、ハンズフリー通話できることを確認。

 スマホからブラウザでオンライン会議できるJitsiを試したところ、やはり、ペアリング・接続中のBT005で通話できました。

 ただ、パソコンではDAISO_BT005も録音機器としては表示されるも、音源入力装置としては表示されないと思ったら、PulseAudioがヘッドセットのマイクに未対応、期待のニューフェイスPipeWireなら対応とのこと。

 というわけでDebian bookwormでPulseAudioからPipeWireへ移行してみた結果、Bluetooth仕様の不統一感が否めないことに起因すると思われるような微妙な点もありつつ、LinuxパソコンでもBT005のマイクが認識され、選択したり、常に強制して良いものか不明もBT005のペアリング・接続時、入出力ともにBT005に自動設定することもできるようにはなりました。

 ちなみにリモート会議等々で使用できるというのは、BT005(会話用コーデックSBCやCVSD)の遅延はわずかなものの、ネットを介すことで発生する遅延を含め、トータルの遅延が、また、パソコン上ではワイヤレスイヤホンへの手動切り替えが、許容範囲であればという前提です。

マルチペアリング

 マルチペアリングについては、BT005の取説の記述としては、次のように書かれています。

 「マルチペアリングは最大5台までです。(端末の種類により台数は異なります)」

 「マルチペアリングとは、1台のBluetoothイヤホンに、複数のBluetooth機器のペアリング設定を登録できる機能です。」

 「5台以上の相手をペアリングした場合は古い情報から消えていきます。」

マルチポイント

 取説によるとBT005では、2台までマルチポイントできるとあります。

 取説の記述としては、次のように書かれています。

 「スマートフォン2台でのみ使える機能です。パソコンやゲーム機との同時待ち受けはできません。また、すべてのBluetooth対応スマートフォン、携帯電話での組み合わせ、動作を保証するものではありません。」

 ネット検索すると「マルチポイント」の説明は逆に混乱するものばかりですが、要するに「同時接続」じゃなく、BT005の取説にあるように複数の親機間で「同時待ち受け」や複数の親機間の「切り替え」ができるということのようですね。

 何れにせよ、スマホが1台しかないので未確認。

LinuxパソコンでBluetoothヘッドセットのバッテリ残量を取得

2023/09/20

 LinuxでBluetoothデバイスの電池残量を取得する方法へ転載。

備考

 ん?スマホとワイヤレスイヤホンつないでラジオ聴いている時に電話の着信があった場合、どうなるんでしょ?

 ラジオと電話が混線?電話に切り替わる?ラジオはワイヤレスイヤホン、電話はスマホのマイクで通話できる?

 というわけでやってみたのですが、一言では説明が難しいのでHSP/HFPとA2DPの設定と切り替え参照。

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