ホームページ作成「超初心者編」・「初心者編」では、HTMLとCSSの存在を知り、PCとネット環境、ホームページ公開スペースがあれば、HTMLタグやCSSプロパティを使って自分で作ったホームページをFTPソフトなどでインターネット上に公開できるところまでいったと思いますし、また、Windows OSの場合、ちょっとしたショートカットキーを覚えておくと編集に便利であることがご理解いただけたかと思います。
中級者では、まず、少しだけ新たなHTMLタグとCSSプロパティを見ていきましょう。
ところでHTMLやCSSの約束事は、一体誰がどこで作っているのでしょう?
W3Cとは?あ、あれってURLっていうのか。。。ふむふむ。。。
IRI/URI/URL/URN えっ!?URLって呼ぶんじゃないの!?さて、この辺りまで来たら、中級者としてはHTMLとCSSの全体像を眺め、文法や他にどんな要素や属性があり、どんなレイアウトが可能かなどを体系的に捉え、また一方でW3C仕様だからとはいえ、OSやブラウザ、解像度によっては対応できない事、ブラウザによっては独自拡張があり、他ブラウザでは利用できない事もある為、配慮する必要がある(クロスブラウザ対策)という点も知っておきましょう。
実は、HTMLやCSSは、今なお進化を続けていて一定の進化ごとにバージョンが存在し、HTMLでは、その過程で場合によってタグの取捨選択があり、CSSは基本的に従来のプロパティに新たなプロパティが追加されていく仕様となっていてHTMLのバージョン4(HTML4)は、91要素、継承、再利用される要素78要素を含め、HTML5では、108要素、CSS3ではプロパティ数95+拡張モジュール(理論的には無限大)です。
この数字だけ見ると人によっては、ギョッ!?とするかもしれませんが、実は、「超初心者編」、「初心者編」と「中級者編」のサンプルや例だけでも結構な数のタグやプロパティを使えるようになっているはずです。
そもそも全て使わないといけないわけではありませんし、全てまたは、大部分を使っているサイトは、それほど一般的ではないと言えますから、あとは必要都度、調べて、試してみて、使ってみるとよいでしょう。
HTMLはネット上に公開、利用する為の文書構造の統一、CSSはデザイン、CSSに関しては、プロパティを覚える記憶力も必要と言えば必要ですが、それよりも何よりも、また、設計書があるならともかく、その結果は、個々のセンスに大きく左右されますから、自由に作るとなるとそれはもうまさにフリーのデザイナーの域であり、画一的に説明するというような話ではなくなってきますから感性を思う存分発揮してみてください。
さて、ところでHTMLやCSSでそれなりにページを作成・公開できるようになると試してみたくなるのが、動きのある動的なページ作りではないでしょうか?
そんな場合に外せないのは、やはり、JavaScriptでしょう。
JavaScriptは、HTMLやCSSのようにタグやプロパティから成るコードを羅列するのとは少し趣きが異なりますから取り組むのに少し抵抗を覚えることもあるかもしれませんが、実際にやってみるかどうかは別としても、せめてJavaScriptが、どういうものであるか程度は知っておかないとホームページ作成の中級者とは言えないでしょう。
文書構造をHTML、デザインをCSS、動的な仕組みにはJavaScriptといった組み合わせをある程度使えるようになるにつれ、以下のようなことも気になってくるでしょう。
外観を彩るアプリをRIA/Rich Internet Applicationsと呼び、Java AppletやJavaFXもその1つですが、Java Appletは、Javaというプログラミング言語で作ったアプリケーションをHTML上で表示させる仕組みなのでJavaのプログラミング経験がないホームページ作成の中級者であれば、出来上がったJavaアプリケーションをページ上に掲載する方法を知っていれば十分です。
また、HTML5とCSS3はまさにRIAを目的とした仕様であり、PCだけでなく、スマホやタブレット端末も対象となっていますが、スマホアプリ開発もプログラミング言語の範囲なのでホームページ作成の中級者や上級者も範囲外であり、プログラミング言語含め、その先でご紹介するシステム開発の範囲となります。
ここまで出来たら次は、