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ECMAScriptベースのJavaScriptとは?

JavaScript / Dateオブジェクト

ECMA-262 Edition 5.1 / ECMAScriptベースのJavaScript文法

ECMAScript / ECMA-262 Edition 5.1ベースのJavaScript文法

プロトタイプベースのオブジェクト指向

オブジェクト指向 / オブジェクトと種類

Dateオブジェクト

 Dateは、日付時刻関連のオブジェクトです。

 d = Date ( ) ;

 Dateオブジェクトは、new 演算子を伴うコンストラクタとしての呼び出しの場合、インスタンスであるオブジェクトの生成・初期化(インスタンス化)を、new 演算子を伴わない関数としての呼び出しの場合、引数は取らず、UTCにおける日付と実行した時間を生成します。

 d1 = new Date ( ) ;

  new 演算子を伴うDateオブジェクト(コンストラクタ)の呼び出し方法には、いくつかあり、何れもUTCにおける現在日付時刻を返すインスタンスであるオブジェクトを生成します。

  何れの場合も引数なしの場合でもコンストラクタ(オブジェクト)の後の丸カッコは(、省略しても同じ結果を得ることができる場合もありますが、)省略せずに記述します。

 d2 = new Date ( ms ) ;

 d3 = new Date ( "xxxx/x/xx/" ) ;

 引数がある場合、数値を渡すとミリ秒として1970年01月01日00:00:00(真夜中)を基準とした実装依存の日付を返すインスタンスであるオブジェクト、日付として正しい文字列("2012/04/16 12:05:32"等)を渡すとその日付、または、日付時刻を返すインスタンスであるオブジェクトが生成されます。

Dateオブジェクトのおおまかな前提

Date参考情報
月 / Month0~11までの数字(0が1月・Month-1)
曜日 / Week Day0~6までの数字(0が日曜日)
日 / Day1~31までの数字
ミリ秒 / Milliseconds1/1000(1000分の1)秒
日付時刻 / Date15.9.1.15 日付時刻文字列の書式
夏時間 / DSTDaylight saving time (米・加・豪ほか圏内)
但し、特殊な事情を除き設定は不要
ちなみに用語 Summer Time は欧州圏

Dateオブジェクトのプロパティ

 Dateオブジェクトの組み込みプロパティは、下記の通りです。

Dateオブジェクトのプロパティ
Date.parse ( ) まず、日時を表す文字列を ISO 書式として解析(5.1版の訂正を反映)後、Dateコンストラクタによる規則で解析し、その日付と時刻と一致する UTC / Universal Time, Coordinated (協定世界時)時間の数値を返す。
 文字列の内容によっては、ローカル時間や他のタイムゾーンの時間として解釈される場合もある。
 準拠しない書式が指定された場合、実装仕様の日付書式となる場合もある。
 その他、不正な値や認識不能な値が渡される場合、NaNを返す。
Date.UTC ( ) year、month、(オプションとして) day、hours、minutes、seconds、ms からローカル時間としてではなくUTC内で引数を解釈、Numberとして時間の値を返す。
 引数が2つ未満の場合の挙動は実装定義。
Date.now ( )指定した UTC 日付の値と now 関数呼び出しの発生時刻であるNumber値を返す
Date.prototype初期値は、組み込みDateプロトタイプオブジェクト

 尚、Date.prototypeの初期値となるDateプロトタイプオブジェクトは、Dateオブジェクトそのものですが、内部的には、標準組み込みObjectプロトタイプオブジェクトとして設定されることになっています。

Date.prototypeオブジェクトのプロパティ

 Date.prototypeオブジェクトの組み込みプロパティは、下記の通りです。

Date.prototypeオブジェクトの標準組み込みプロパティ
Date.prototype.constructorインスタンスを生成する関数を返す
初期値は、標準組み込みDateコンストラクタ
Date.prototype.getDate ( )日付の日を取得
Date.prototype.getDay ( )曜日を取得
Date.prototype.getFullYear ( )4ケタの西暦を取得
Date.prototype.getHours ( )時間を取得
Date.prototype.getMilliseconds ( )ミリ秒を取得
Date.prototype.getMinutes ( )分を取得
Date.prototype.getMonth ( )月を取得
Date.prototype.getSeconds ( )秒を取得
Date.prototype.getTime ( )時刻を取得
Date.prototype.getTimezoneOffset ( )タイムゾーン(時間帯)のオフセット値である分を取得
Date.prototype.getUTCDate ( ) UTC の日付を取得
Date.prototype.getUTCDay ( ) UTC の曜日を取得
Date.prototype.getUTCFullYear ( ) UTC の4ケタの西暦を取得
Date.prototype.getUTCHours ( ) UTC の時間を取得
Date.prototype.getUTCMilliseconds ( ) UTC のミリ秒を取得
Date.prototype.getUTCMinutes ( ) UTC の分を取得
Date.prototype.getUTCMonth ( ) UTC の月を取得
Date.prototype.getUTCSeconds ( ) UTC の秒を取得
Date.prototype.getYear ( )年を取得[非推奨]→getFullYearを推奨
Date.prototype.setDate ( )日付の日を設定
Date.prototype.setFullYear ( )4ケタの西暦を設定
Date.prototype.setHours ( )時間を設定
Date.prototype.setMilliseconds ( )ミリ秒を設定
Date.prototype.setMinutes ( )分を設定
Date.prototype.setMonth ( )月を設定
Date.prototype.setSeconds ( )秒を設定
Date.prototype.setTime ( )時刻を設定
Date.prototype.setUTCDate ( )UTC の日付を設定
Date.prototype.setUTCFullYear ( ) UTC の4ケタの西暦を設定
Date.prototype.setUTCHours ( )UTC の時間を設定
Date.prototype.setUTCMilliseconds ( ) UTC のミリ秒を設定
Date.prototype.setUTCMinutes ( ) UTC の分を設定
Date.prototype.setUTCMonth ( ) UTC の月を設定
Date.prototype.setUTCSeconds ( ) UTC の秒を設定
Date.prototype.setYear ( )年を設定
[非推奨]
setFullYear を推奨
Date.prototype.toDateString ( )引数の書式から成る日付文字列に変換
Date.prototype.toGMTString ( )引数の書式から成る GMT / Greenwich Mean Time (グリニッジ標準時)日付文字列に変換
[非推奨]
toUTCString を推奨
Date.prototype.toISOString ( )引数の書式から成る ISO / International Organization for Standardization (国際標準化機構) が定める文字列に変換
Date.prototype.toJSON ( )Date オブジェクトを示すJSONの書式文字列に変換
Date.prototype.toLocaleDateString ( )引数の書式から成る当該地域で可読性の高い日付文字列に変換
Date.prototype.toLocaleString ( )引数の書式から成る当該地域で可読性の高い文字列に変換
Date.prototype.toLocaleTimeString ( )引数の書式から成る当該地域で可読性の高い時刻文字列に変換
Date.prototype.toString ( )引数で指定したオブジェクトを示す文字列に変換
Date.prototype.toTimeString ( )引数の書式から成る時刻文字列に変換
Date.prototype.toUTCString ( )引数の書式から成る UTC 文字列に変換
Date.prototype.valueOf ( )引数で指定したオブジェクトのプリミティブ(原始的な)値を返す

ECMA-262 Edition 5.1 訳 / 当該仕様ページ例

ECMAScriptベースのJavaScriptリファレンス

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