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BIOSのMBRパーティションテーブル

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MBRパーティションとは?

BIOSのMBRパーティションテーブル

BIOSのMBRパーティションテーブルとは

 MBRパーティションテーブルとは、IBM PC/AT互換機が採用したBIOSにおけるパーティションテーブル構成を指す俗称です。

 当初、MBRパーティションテーブルには、基本(primary)パーティションを4つ、後の拡張で基本パーティション3つと拡張(extended)パーティション1つを格納する領域が確保されており、拡張パーティションには、ディスクの空き容量を上限にいくらでも作成できるのかと思いきや、それに関わらず、32ビットによるもの、マシンやOSの対応によってなど上限はあるものの、任意の数の論理パーティションを作成することが可能となっています。

 また、BIOSの仕組みにおいては、ディスク先頭のブートレコードMBR/Master Boot Recordが、アクティブとなっているパーティションのブートレコードを読み込むことで当該パーティション内のOSが起動されるようになっています。

 パーティションが4つまでというのは、BIOSにおいて当時としては、十分だと思われていた数で決め打ちされていたことによる制約ですが、技術の進歩も著しく時と共に基本パーティション4つでは不足するケースが出てきたことで前述の通り、改良され、拡張パーティション及び論理パーティションが登場しました。

 ただ、論理パーティションは、その位置情報が、連鎖的/芋づる式に保持する仕組みとなっている関係で論理パーティションを複数作成したケースにおいて何らかの事情で途中のパーティションを削除すると以降のパーティションも消失してしまうという柔軟性に欠ける部分がありました。

 また、基本パーティションにのみ対応し、論理パーティションに対応しないケースも多く、ニーズを完全に満たすことはできませんでした。

 更にMBR方式では、位置情報は、ディスク上のCHS(Cylinder/Header/Sector)に基き、慣例的に1セクタは512バイト、32ビット演算では、2TB(2TiB)の容量の壁があり、これを越えてアクセスすることができません。

 ハードディスク容量がギガバイト単位だった頃まではよかったのですが、テラバイト単位のハードディスクの市場価格もこなれてきた近年、これが課題となっていました。

 ただ、ハードディスク自体やパーティショニングツールの対応も必要にはなりますが、512バイトを4Kバイトとすることで32ビットマシンでも2TB(2TiB)を超えて理論上16TBまでアクセス可能とするのが、一般的になってきました。

 そんな折、BIOSにとって代わるべく、以前から策定されていたEFI/UEFI仕様の一部であるGPTパーティションテーブルが64ビットマシンにおいては実装が進み、デファクトスタンダードとなってはいますが。。。

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