Webページには静的ページと動的ページがあります。
静的ページというのは情報を表示するページであり、動的ページは、ファイルをダウンロードできるようなページやブラウザで閲覧しているユーザーからフォーム(formタグ)を使用して情報を受信したり与えられた情報を元に結果のグラフやレポートを作成したりする事ができるページの事です。
例えば、Webサーバに接続するには、URL(Uniform Resource Locator)を使用します。URLとは次の2種類の情報を含んでいます。URIと呼ばれる事もあります(URL/IRI/URI/URN)。
◆プロトコル(http) ◆アドレス(IPアドレス)とデータ |
そうです『http://www.***.com/』のようにアドレスの先頭にある『http』の事です。
IPアドレスというのはTCP/IPというプロトコルにおいて実現されているもので、MicrosoftにはNetBEUI/NetBIOS、AppleにはAppleTalkがありますが、近年ではインターネットはほとんどがTCP/IPに置き換わり、NetBEUI/NetBIOS、AppleTalkはローカル環境のLANなどで利用されています。
プロトコルという通信規格にはhttpやTCP/IPだけでなく以下の種類があり、それぞれ役割があります。
ちなみにハードには、これらに対応した通信ポートがあり、ソフトとしては、通信ポートの開放や場合によっては閉鎖を行う事ができます。
・http ・ftp ・file ・mailto ・telnet ・news |
・http(Hyper Text Transfer Protocol)は、ホームページ用ハイパーテキスト転送プロトコル ・ftp(File Transfer Protocol)は、ファイルのアップロード/ダウンロード用の転送プロトコル ・fileは、ローカルファイルにアクセスする為のプロトコル ・mailtoは、メール用の転送プロトコル ・telnetは、Telnetサーバとの間のソケット通信を行う(UNIX/LinuxのCUIなど)テキストベースの転送プロトコル ・newsは、インターネット以前から存在したニュースサーバ用の転送プロトコル |
です。
これらのプロトコルはインターネットが一般に公開される相当以前に作られたもので、現代においてもとても大切な役割を果たしてくれていますが、現代の外部からの盗み見などの脅威を想定して作られたものではなく、新たな対応が求められるようになります。
そこで登場するのがSSLという暗号化技術を使った情報・通信保護技術です。
プロトコルを守るべくこのSSLを利用した下記のプロトコルが定義され利用されています。
・https ・ftps ・ssh |
・https(http over SSL)は、httpにSSL暗号化技術を利用した転送プロトコル ・ftps(ftp over SSL/TLS)は、ftpにSSLまたはTLS暗号化技術を利用した転送プロトコル ・ssh(Secure SHell)は、telnet代替技術として暗号化技術を利用した転送プロトコル |