CSS / Cascading Style Sheetでは、ページ全体の設定も行うことができます。
HTML/XHTMLにおいてページ設定といえば、bodyタグ・要素です。
CSSやHTML/XHTMLなどの仕様策定・標準化を行うW3Cでは、構造はHTML/XHTML、装飾はCSSを基本とすることを推奨しており、その一環としてHTML4タグ・要素の装飾系属性は、軒並み非推奨、bodyタグ・要素(HTMLタグ・要素 / XHTMLタグ・要素)においても、ほぼ全てのタグに利用可能なCSSプロパティ設定用のstyle属性とscriptタグ・要素用のイベントハンドラ(HTML4イベントハンドラ / HTML5イベントハンドラ)用属性を残し、同じく非推奨となっていますが、CSSでは同等またはそれ以上の効果を持たせることができる既存または新たに定義されているCSSプロパティや設定値があります。
CSS2(CSS 2.0 / CSS 2.1)ではAural Style Sheet(音声・聴覚スタイルシート)用プロパティとして定義され、CSS3では拡張モジュールであるSpeechモジュールの一部として定義されるCSS Aural/Speech関連プロパティもあります。
ページとして表示部となるbodyタグ・要素に設定可能な内容は、多岐に渡り、CSS2までのプロパティについては、ほとんどのCSS設定が可能ですが、中でもbody自体に焦点を当てると上下左右、マージン、パディング等による位置や表示サイズ、背景色や背景画像など背景装飾設定などがあり、装飾に関するHTML属性もありますが、HTML4/XHTML1では既に非推奨となっていますのでCSSを使って設定しましょう。
例えば、CSSによる背景設定は、backgroundプロパティで単一、または、背景色や背景画像以外にも複数まとめて設定することも可能ですが、別途、色(CSSカラー)や画像(CSS URL設定)などについて個々に設定可能なプロパティもあります。
同様にbodyタグの内側で利用されるHTML/XHTML要素・タグには大別するとブロックレベル要素とインライン要素がありますが、何れもこれらのプロパティ設定が可能で、例えばtable要素・タグなど個々のHTML/XHTML要素・タグにも設定できます。