XHTMLのバージョンには、XTML 1.0とXHTML 1.1があり、XHTML 2.0は策定が中止となりました。
その後、XHTML 1.0/XHTML 1.1との互換性を持たないXHTML 2.0の策定は2009年に中止となり、W3Cのメインプロジェクトとは違う流れを予測しW3Cに提案するも却下されW3CからスピンアウトしたWHATWG(Mozilla/Opera+Apple)というチームが併行して策定していたHTML5にW3Cも合流移行することになりました。
よってXHTMLのバージョンは、現在W3Cで勧告されている最終版はモジュール拡張方式のXHTML 1.1です。
XHTML 1.1は、Module-based XHTMLとも呼ばれ、HTMLバージョン4をXML化したXHTML 1.0で非推奨であったモジュールを除外した推奨モジュールによる(いわゆる従来のstrict)構成であり、ルビ(ふりがな等)モジュールなどをサポートしたものです。
XHTMLには、XML文法規則上、大前提としていくつか記述上のポイントがあり、HTMLに慣れた方には比較的わかりやすい一方、留意すべき事項が多少あります。