訳の正確性を保証するものではありませんので必要に応じて原文であるEcma InternationalのECMA-262にある ECMA-262.pdf ( ECMA-262 5.1 Edition )を参照下さい。
訳:2012年04月 webzoit.net
このECMA標準規格は、中でも最もよく知られている JavaScript(Netscape)とJScript(マイクロソフト)といったいくつかの元になる技術に基づいています。 その言語は、Netscape社のBrendan Eich氏によって考案され、同社製ブラウザNavigator 2.0の中で最初に登場しました。 その後、Netscape社(のNavigator 2.0)とMicrosoft社のInternet Explorer 3.0から順次発表されるブラウザ全てに搭載されました。
この標準の開発が始まったのは1996年11月です。 このEcma標準規格の最初のエディションは1997年06月のEcmaの総会で採択されました。
そのEcma標準規格は、迅速な手続きの下に採択されるべくISO / IEC JTC 1に提出され、1998年04月に国際標準[ISO/IEC 16262]として承認されました。 1998年06月のEcmaの総会では、ISO / IEC16262に完全に適合したECMA-262の第2版(セカンドエディション)が承認されました。 第1版と第2版の間の変更は、本質的に編集されました。 標準規格の第3版は、強力な正規表現、より良い文字列操作、新たな制御文、try/catch例外操作、エラーの厳密な定義、数値出力における書式化、更には、今後の国際化要件や将来の言語の成長を見越したマイナーチェンジ(細やかな変更)が行われました。 ECMAScript標準規格の第3版は、1999年12月のEcmaの総会で採択され、2002年06月に[ISO/IEC 16262:2002]として発行されました。
第3版の発行以来、ECMAScriptは、基本的にすべてのWebブラウザでサポートされているプログラミング言語であり、ワールド・ワイド・ウェブと共に広く普及し(大規模な採用を実現し)ています。 重要な作業は、ECMAScriptの第4版を開発することでした。 しかしながら、作業は完遂できませんでしたし、ECMAScriptの第4版というものは1つも発行されていませんが、言語の継続的な進化を表明しています。 ([ECMA-262 5 edition]として発行された)ECMAScriptの第5版は、ブラウザ実装間の共通化を図り、言語仕様の事実上の解釈を成文化し、第3版の発行以来浮上している新機能の為のサポートを追加します。 このような機能には、アクセサプロパティ、オブジェクトの生成と検査への反映、プロパティの属性のプログラム操作、付加的な配列操作関数、JSONオブジェクトエンコード方式の書式サポート、強化されたエラーチェックとプログラムセキュリティを提供する厳格モード(strict mode)を含みます。
ECMAScriptの標準規格であるこの現行の5.1版は、国際標準規格[ISO/IEC 16262:2011]の第3版に完全に準拠しています。
ECMAScriptは、活気に満ちた言語であり、その言語の進化は留まるところを知りません。 重要な技術強化については、この仕様の将来の版によって継続されます。
このECMA標準規格は、2011年06月の総会によって採択されています。
ECMAScript Edition 4としてEcma標準規格番号であるECMA-262 Edition 4は予約されていましたが、Ecma発行過程では使われていません。 その為、Ecmaの国際的な刊行物としてのECMA-262 Edition 4は存在しません。