訳の正確性を保証するものではありませんので必要に応じて原文であるEcma InternationalのECMA-262にある ECMA-262.pdf ( ECMA-262 5.1 Edition )を参照下さい。
訳:2012年04月 webzoit.net
次は、言語の全ての部分を説明しているわけではないのでECMAScriptの略式な概要となります。 (よって)この概要は、必ずしも標準的な正規の部分ではありません。 ECMAScriptは、オブジェクトベースであり、基本言語とホスト要件は、オブジェクト(物体・対象体・対象物)によって提供され、ECMAScriptプログラムは通信オブジェクトの塊まり・集合(クラスタ)です。 ECMAScriptのオブジェクトは、各プロパティ(特性・性質)が、どのように利用可能かを決めるゼロ以上のアトリビュート(属性)をそれぞれに持つプロパティの集合で、例えば、あるプロパティにおけるWritable(書き込み)属性が、falseにセットされている場合、プロパティの値を変更しようとするとそのECMAScriptコードの実行は失敗します。 プロパティは、プリミティブ(原始的)な値や関数といった他のオブジェクトを保持するコンテナ(入れ物・容器)です。 プリミティブな値は、次のビルトイン(組み込み)型である [ Undefined、Null、Boolean、Number、String ] の1つとして構成されるメンバでオブジェクトは、残りの他のビルトイン型であるオブジェクトのメンバ、関数は呼び出し可能なオブジェクトです。 プロパティ経由でオブジェクトと関連付けられた関数はメソッドです。 ECMAScriptは、ECMAScriptの実体(エンティティ)の定義を包括する組み込みオブジェクトの集合を定義します。 これらGlobalオブジェクトを含む組み込みオブジェクトは、Objectオブジェクト、Functionオブジェクト、Arrayオブジェクト、Stringオブジェクト、Booleanオブジェクト、Numberオブジェクト、Mathオブジェクト、Dateオブジェクト、RegExpオブジェクト、JSONオブジェクト、また、ErrorオブジェクトとしてErrorオブジェクト、EvalErrorオブジェクト、RangeErrorオブジェクト、ReferenceErrorオブジェクト、SyntaxErrorオブジェクト、TypeErrorオブジェクトとURIErrorオブジェクトです。 ECMAScriptは、組み込み演算子のセットも定義します。 ECMAScriptの演算子は、単項演算子、多項演算子、加算演算子、ビットシフト演算子、関係演算子、等価演算子、バイナリビット演算子、バイナリ論理演算子、代入演算子、カンマ演算子など様々な演算子を含みます。 ECMAScriptの構文は、意図的にJavaの構文に似せています。 ECMAScriptの構文は、利用が容易なスクリプティング言語として提供する為に柔軟になっています。 例えば、変数は、その型が宣言されたかどうか、型がプロパティと関連付けられたかどうかについて要求されませんし、定義した関数は、それらが呼ばれる前にテキストとして現れる宣言を持つ(ソースコード上、呼び出し位置より前に定義されている)ことを要求されません。