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IP TABLE IPテーブル ルータ

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IP TABLEとは?

IP TABLE IPテーブル

IPテーブルとは

 ルータの動的または静的なルートマップです。

 ルータは、広義のC/Sシステム・クライアントサーバシステム上において各種サーバクライアント、周辺機器間のデータ送受信を行う際にそれぞれの端末のIPアドレスを覚えておき、パケットの流れを制御するものですが、このパケットの流れのルートを書き留めておく静的な仕様書がIPテーブルです。

 静的なルーティングマップと動的なルーティングマップがあります。前者は、サーバやシステムへのクライアント接続を限定したい場合などに、後者は、リスク回避のために複数台ルータを設置するケースなどに有効です。詳細はルータをご参照ください。

 もっともルータが増えれば増えるほど、静的IPテーブルの設定が増えれば増えるほど、こうしたIPテーブルに関連するトラブルが発生した場合には、問題個所の特定や原因を探るにも時間を要し、システム規模が大きければ大きいほど、1秒でも早くという早期復旧を求められるケースが多い事が予想され管理者には相当の重圧がかかります。

 そうならない為にもシステム運用前の設計時点でシステム構成の綿密な設計が必要であり、静的IPテーブルを多用しない設計が求められます。

 システム構築となると運用側がシステムのプロでないという以前に運用側もサーバの機能やクライアントの機能を重視しがちで、ウェブサーバやWANならともかく、ついついLANを軽視しがちというケースも多いと思いますが、軽視しない方が身の為、管理者の為、そして運用者にとって大切なお客様、顧客の為、株式公開していれば、ひいては株主の為であり、自社の為でもあるのです。

 逆にいえば、実運用に支障をきたさぬ様、運用側と設計者間で一致協力してシステム設計を綿密に行う事ができれば、システムに支障をきたすことが限りなく回避でき、万一発生した場合でも復旧が著しく迅速になる事から、顧客への配慮としても大切ですし、それは自社にとっても大切で(株式公開していれば株主の為)ひいては人としての管理者の福利厚生、健康管理、精神衛生面にも、経営者を含めた社内全員の余計なストレスも極力軽減されますし、なくなります。

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