『n進数』と『n進法』の『n進法』は、n(数)進んだら繰り上げるという数え方、桁の繰り上げの分類法・区分・類型(classification)方式(system)で、2進法、8進法、10進法、12進法、16進法などが利用されます。
『n進数』は、『n進法』の考え方によるカウント、繰り上げ方式で、2進数、8進数、10進数、12進数、16進数などが利用されます。
◆数値進数変換サンプル/JavaScriptが有効なら動作します。 |
進法 | 進数 | 範囲 | 備考 |
---|---|---|---|
2進法 | 2進数 | [0,1] | コンピュータの解釈の最小単位 |
8進法 | 8進数 | [0,1,2,3,4,5,6,7] | |
10進法 | 10進数 | [0,1,2,3,4,5,6,7,8,9] | 人が理解しやすい |
12進法 | 12進数 | [0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,a,b] | |
16進法 | 16進数 | [0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,a,b,c,d,e,f] | IPアドレス 色指定※など(#RRGGBB) |
※正確には、色については、「表現方法」としての16進数であって桁の繰り上げなどの概念はありません。 ※RはRed[赤]、GはGreen[緑]、BはBlue[青]、[R]1つの範囲が[0~f]まで以下同様に、これらそれぞれを2桁([RR][GG][BB])ずつ表現する「組み合わせ」です。 ※グラデーション作成などをscriptなどで実装する場合等には、繰り上げを利用する場合もありますが。 ※このように数値としてではなく表現として進法、進数表現を利用するケースにビットパターンがあります。 |
人は10進法の10進数[1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11・・・]を基本に覚えていますし、馴染み深いものです。
コンピュータの世界では、文字情報も画像情報も元は[0]と[1]で[0,1]という1桁の2つの数値から成っていてグレーゾーンのない明確な表現と解釈になっています。
この為、便宜上、10進数では[0]から始まり[9]までの10個[0,1,2,3,4,5,6,7,8,9]の数値を利用しています。
同様に2進数では[0,1]、8進数[0,1,2,3,4,5,6,7]となりますが、12進数や16進数は、1桁の数値で表すことができない(表現方法がない)ので[a,b,c・・・]といったアルファベットを利用しています。
つまり、12進数では[0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,a,b]の[0~b]までの12個で12を、16進数では[0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,a,b,c,d,e,f]の[0~f]までの16個で16を表現しています。
進数 | English |
---|---|
2進数 | binary number |
8進数 | octal number |
10進数 | decimal number |
12進数 | duodecimal number |
16進数 | hexadecimal number |