VB.NETとは、後述のVBをベースにウェブシステムなどの3層クライアントサーバシステム用に策定されたプログラミング環境。
時代の変遷、ICT/ITの進化とインターネットの急速な利用拡大とメンテナンス性、コストパフォーマンス、クライアントとサーバ間の通信トラフィック軽減目的などから、2層C/Sの時代に主流だったVBなどのクライアントアプリケーションではなく、シンプルなWebクライアント(ブラウザ)を利用するウェブシステムを含む3層C/Sシステムの需要が増し開発されたものです。
VB.NETでは、C#で書かれた .NET Frameworkと呼ばれる共通言語ランタイムと階層的な統一されたクラスライブラリのセット(MFC)及びASP.NET(従来のASP/Active Server Pagesのコンポーネント化されたバージョン)の3つの部分から構成されたフレームワークを利用する仕組みになっています。
VB:ビジュアルベーシック Microsoft社製のプログラミング言語。
2層クライアントサーバシステムが主流だった時代にリッチなユーザーインタフェースと(3層C/Sではサーバで実装する)データ処理プログラム機能部分も併せ持つクライアントプログラムとして代表的だったプログラミング言語。
VBA:VB For Applicationの略。
Microsoft社製Officeアプリケーションソフトウェア用に特化して作られたアプリケーション開発用プログラミング言語。
アプリケーションに特化依存している点からもマクロとプログラム言語の間に位置するイメージ。
VBのアプリケーションソフト用でMS社製品のRDB/リレーショナルデータベースAccessや表計算ソフトExcel、ワープロソフトWordから容易に利用でき、既存のソフトにより高度な複雑な処理を記述できるもの。
VBScriptは、Microsoft社製のウェブクライアント(ブラウザ)用でかつIE(Internet Explorer)用のスクリプト言語。