SQLJは、『SQL for Java』の略でJDBCをベースに作られており、JavaとOracleデータベースサーバに接続する為のプログラミングインタフェースです。
SQLJでは、いわゆる「埋め込みSQL」という手法でJava言語のソース中にSQL文を記述してJava言語からSQLを発行し、Oracleを利用する事ができ、そういう意味ではPro*CやESQL/Cに近いインタフェースです。
まず、Javaでは、『CLASSPATH』にSQLJ実行クラスのある場所を予め設定しておく必要があります。
また、Java言語ソースのヘッダに『SQLJ』のクラスライブラリを読み込む必要があります。
まず、Java言語ソースのヘッダに『SQLJ』の『oracle.sqlj.runtime.Oracle』クラスライブラリをインポートして予め読み込む必要があります。
そして、SQLJクラスの『sqlj.runtime.ref.DefaultContext』クラスライブラリをインポートします。
更に、SQL例外処理の為にJavaのクラスである『java.sql.SQLException』クラスライブラリをインポートしておいた方がいいでしょう。
ソース中に記述するOracle.connection内のconnect.propatiesから参照する『connection.propatiesファイル』を予め設定しておきます。
尚、データベースレコード参照に必要な『iterator』は、プリコンパイル時に、Javaクラスとして変換されますので#sql内に記述します。
Java言語ソースに埋め込みSQLである事を指定する為に『#sql』で始まる宣言を行うといったルール通りにSQLを埋め込み、コンパイルする際にプリコンパイルが行われ、Java言語ファイル[.java]が生成される仕組みになっています。
このJavaソース[.java]をコンパイルします。