パソコンを使う上でソフトウェアのダウンロードし、解凍・伸張してインストールすること、また、アンインストールすることは一般的なことなので慣れておく必要があります。
ちなみにダウンロードとは、インターネット(ネットワーク)を介して自分のパソコンにソフトウェアを持ってくること、インストールとは、持ってきたソフトウェアを自分のパソコンで使えるようにすること、アンインストールは、自分のパソコンからソフトウェアを削除することです。
文章にすると難しそうに見えますが、近頃は、どれもほぼ全て自動で行われますし、手動で設定する場合も比較的詳細に表示されている案内に沿って入力、または選択したり、ボタンをクリックしたりして進めるだけなので簡単です。
ここでは、Windows XP上でFirefoxというオープンソースかつフリーソフトウェアのブラウザをダウンロード及びインストール、また、それを敢えてアンインストールしてみましょう。
ちなみに、これは、Windows XP上での話であって他のWindowsでもほぼ同様ですが、メニューの名称や手順において、多少異なる部分がある可能性もありますし、*BSD/PC-UNIX/Linux/Mac OS/Mac OS X等に至っては、基本的にここで示した方法とは異なる手順となります。
ブラウザは、基本的にインターネット上で無償で公開されているので好みのものをダウンロードしてくることもでき、インストール後は、各ブラウザがインターネットを通じて最新版が出るたびに通知してくれ、ボタンをクリックするだけで自動的に更新が完了、更新を反映させる為、ブラウザの再起動(一度閉じてから再度開く)を促されるのが一般的です。
WindowsにもれなくついてくるブラウザIE/Internet Explorerは、残念なことに、いくつものバージョンを経た今も尚、操作や表示に時間がかかる(処理が重い)傾向にあり、これまでウイルスや攻撃の恰好の標的にされてきたこともあり、Windowsユーザーでも違うブラウザをダウンロードして使う人々が日増しに増え、当サイト訪問者だけをとっても確実にIE利用者のシェアは減っています。
また、IEはWindows専用ですが、XPなどのWindowsにおけるセキュリティアップデートのサポート切れなどでOSをLinuxなどに乗り換える場合、利用するブラウザは、100%IEではありませんが、Firefoxは、広く使われており、派生品もあるのでOSを乗り換えた時にも使える可能性がありますし、これを使わないまでも違うブラウザにも慣れておくことは良い経験になるでしょう。
尚、インストールしたソフトウェアをパソコンの中から削除(アンインストール)するのも簡単で一般に[スタート]メニューから[コントロールパネル]をクリックし、[プログラムの追加と削除]や[プログラムと機能]というアイコンをクリックするとインストールされているソフトウェアの一覧が表示されますから、その中から削除したいソフトウェアプログラムを選んで[削除]や[アンインストール]ボタンをクリックするだけです。
よって他のソフトウェアをいろいろインストールして慣れるということももちろんできますが、練習なら同じソフトウェアをインストール後にアンインストールして再度やってみるということも容易にできるわけです。
一覧の中から既にインストール済みのFirefoxを一度削除してみると下記のように画面上4ステップ、実際には、[次へ][削除][完了]とボタンを3回クリックするだけです。
ブラウザである Mozilla Firefox、通称Firefoxは、Mozillaプロジェクトによるオープンソースかつ、無償で利用可能なブラウザです。
利用中のインターネット接続回線速度やダウンロードするファイルのサイズによってダウンロードにかかる時間は、数秒から長ければ、数時間など異なりますが、Firefoxの場合は、1分前後でダウンロードできるでしょう。
ダウンロードが始まるとブラウザのどこか一部に時間や目盛で経過を示す何らかの表示がなされ、もし、仮に自動的にダウンロードが始まらない場合には、その旨やリンクをクリックするといった代替策が、ページに表示されているはずなので、それに沿って進めますが、そういった記述が特にない場合は、しばらく待っていれば、インストールが完了した旨のメッセージが画面として、または、ブラウザのどこかに表示されるはずです。
それでは、Firefoxをインストールしてみましょう。
http://www.mozilla.jp/firefox/をクリックして表示されたページに利用中のOSがWindowsなら[Firefox無料ダウンロードWindows版]、または、これに類する文字が書かれたボタンが表示されているはずなのでこれをクリックします。
操作を進めると下記のような一連の画面イメージが表示されます。
セキュリティ警告として「このファイルを実行または保存しますか?」と書かれた画面が表示されたら、ブラウザ上に表示されているサイトURLやサイトが、Mozilla Firefoxのものであるかを確認の上、そうであれば問題ないので[保存]ボタンをクリックします。
保存場所を聞かれるのでデスクトップや既存のフォルダ内、または、新しいフォルダを作成して保存場所として指定し、[保存]ボタンをクリックすれば、自動的にダウンロードが始まります。
ダウンロードが終わったらパソコンの中に保存場所として指定したところに[ firefox....exe ]といったようなファイルがあるはずなので、それをダブルクリック(マウスの左ボタンを素早く2回クリック)すると「このファイルを実行しますか?」と書かれた[セキュリティの警告]というちょっとビックリするようなタイトルの画面が表示されますが、異存がなければ[実行(R)]ボタンをクリック、圧縮ファイルが展開される際に自動的に経過を示すプログレスバー付きの画面が表示され、展開が終わると[Mozilla Firefox のセットアップ]画面が表示されます。
[Mozilla Firefox のセットアップ]画面が表示されたら[次へ]ボタンをクリックしてセットアップを始めます。
[標準インストール]と[カスタムインストール]何れかを選んで[次へ]ボタンをクリック、前者を選ぶと即、後者を選んでも最終的には[インストール]ボタン付きの同じ画面が表示されるので[インストール]ボタンをクリック、自動的にプログレスバー付き画面が表示され、終わると完了画面が表示されますから確認の上、[完了]ボタンをクリックします。
その際、[今すぐFirefoxを起動]にチェックを入れておけば、その後、自動的にFirefoxが起動します。
また、「インターネット利用時の既定のブラウザに設定されていないが、既定として設定するか否か」といった旨のメッセージが表示される場合もありますが、後で設定できるのでどちらでも構いません。
これでインストール完了です。
標準インストールの場合やその後、特に設定を変更していなければ、デスクトップ上にFirefoxのアイコン(ショートカットアイコン)が表示されているはずなので利用する際は、これをダブルクリックするとFirefoxが起動します。
(ショートカットアイコンとは、実際のプログラム実行用アイコンのコピーで丸々コピーしてしまうとファイルサイズ分の保存領域が2倍、3倍とコピーする度に増えてしまいますが、ショートカットアイコンの場合は、その心配がなく、1つのプログラムを必要なら複数の任意の場所で実行できるように容量を気にすることなく複数コピーすることもできる利点があり、その場合、アイコンに矢印マークが付きます。)
尚、インストールする為にダウンロードしたファイルは、ソフトウェアにもよりますが、Firefoxを含む多くの場合、一度アンインストールして再度インストールする予定やバージョンごとに残しておきたいという意図がなければ、削除しても以降の利用上には全く問題ありません。
中には、インストール用にダウンロードしたファイルでもその時だけでなく、後で何らかの機能を追加インストールする際にも必要となるものもあり、この場合は、ダウンロードしたファイルは保存したままにしておく方が良いですし、他方、ダウンロード後、ファイルをダブルクリックして展開さえすれば、インストールせずに即利用できるソフトウェアもあり、その場合、展開すると一連のフォルダやファイルがパソコン内の任意の場所に作成され、その中から所定の実行可能ファイルをダブルクリックするなどして利用できるのが普通です。
実行可能ファイルとは、Windowsの場合、一般に末尾に.exeが付くファイルを指しますが、今回のFirefoxのように圧縮ファイルの末尾にも .exe が付く場合もあり、展開後、そのままセットアップの実行プログラムが始まるのでこれも実行可能ファイルと言えます。